飽き反芻

飽き反芻_痛みと愛と呪縛 | ナノ
痛みと愛と呪縛


「次は絶の練習ね」

そうフェイタンが言ったがまたもや説明がない。どうしたらいいのかっと聞けば、気配を絶つと良いねと言われた。いや、その気配立つってどうやってやんのよっと思いながらも練を始めて行った時の様に文句を言わずやってみる。
だけど練の時と違って何も本当に何も起きない。

「オーラがダダ漏れね」

「あっ、そうゆう事か!」

私はそう言われて自分が纏っているオーラを全て残らず身体の中に押し込むイメージをした。特に自分自身は何も変わった感じはしないが心ばかりさっきまでしていた練で疲れた体が回復している様な気がする。

「ま、良いね、次は凝ね、練を此処だけに集中させるね」

とフェイタンは私の手を指差した。どうやら凝と言う技は一点にオーラを集める事を指しているのかっと今までで一番わかりやすい説明で、すぐできるだろうと思っていた。
だけどそれはとんだ勘違いで、今まで出したり引っ込めたりは簡単だったのに中々オーラの移動というのはしにくいものみたいだ。

「発は出来てるね、ただ所詮戦えない能力ね応用技くらい使えないとただのサンドバクよ」

おっしゃる通りです。ってゆうかこの世界ってそんな物騒なのか。フェイタンみたいな人がゴロゴロいると考えると恐ろしい弱かったらすぐに死んでしまうではないか。ただ、そう考えると私はある意味最強なのかな。
でも、好きでもないおっさんに襲われるなんて事になったらそれこそ死ねない事の方が最悪かも。っと思い私は念の修行に精を出した。

「今度の仕事ついてくるか?」

「えっ?いいの?」

フェイタンはメインの仕事には連れて行けないが、ついでにする仕事には付いてきて良いといった。今まで、仕事の時は基本お留守番で、家で暇を持て余していたのですごく楽しみな反面、盗賊だとフェイタンが言っていたので自分が足手まといにならないか心配になる。

「前に言たがワタシは盗賊ね、足手まといなら置いてくよ」

そらそうだよね。でも、足手まといなら置いてくって事は心配はしてくれてるのかな。死んでも知らないとかならっと思ってそうだった死なないんだったと思い出した。

「ただ、その前に応用技は最低でも出来ないとダメね、後、基礎体力と発の誓約が何か知る必要があるか」

そうだ、フェイタンの言う様に今の私は応用技が出来なければただのサンドバッグだから、フェイタンについていくこともできないだろう。やる事が多い、それでも置いてけぼりになるより頑張ってついて行きたい気持ちの方が強い。

「応用技は何とかなりそうね、筋はいいね。基礎体力も鍛えればいいだけね」

言ったフェイタンの顔は見なかった事にしよう。筋は良いと言われ喜んだのが吹っ飛ぶくらい怖くなった。鍛えれば良いだけってどうするつもりなのか。。
そんな事を考えるとフェイタンが問題は発の誓約ねっと言った。

「誓約って何?」

「発は固有能力ね、人によて違うよ。それに、同じ能力でも発動条件と発動者の系統によても威力は違うね。」

フェイタンは例えばっと私に説明をしてくれる。強化系が具現化系の能力に近い能力の発にした場合、具現化系の能力者が同じ能力を発動させた場合より60%減の強さにしかならないらしい。それと同じ様に同じ能力例えばただの強化した拳でも、そのままと溜めが必要だとか誓約をつける事で威力は増すらしい。

「でも、私のは強いとか強くないとかないよ?」

「ハァリノンの能力は強いとか強くないとか以前に特殊ね。普通は生き返るなんてほぼ不可能ね」

やっぱり変なんだ。こんな念とかがある奇想天外な世界でもやっぱり死んだ人間が生き返るの変なのね。でも、ほぼって事は今私が出来てしまっているって事を指しているが何かしらの対価を払っているから出来ていてそれは甘いものではない事が雰囲気からわかる。

「それって普通は自分で決めるの?」

「自分で念を覚えて自分で決めたやつは自分で決めるね。ただリノンみたいに無意識に手に入れた能力は誓約が無意識下で決まってしまう事もあるよ」

誓約がわからなければ不意に発動しない事もあるね。っとフェイタンは付け加えた。怖っ
生き返ると思って死んだら生き返らなかったとか洒落にならない。っと思い、フェイタンは今まで、生き返るかどうかもわからないのに3日に一回は私を殺してる。そのどこで死んでもおかしくないのに、私は死んでない。


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