飽き反芻

飽き反芻_痛みと愛と呪縛 | ナノ
痛みと愛と呪縛


フェイタンは私にそのままがいいか、縛られる方がいいか聞いたが私は即答で拘束してと言った。言葉ではいくらでもフェイタンの言う通りに思うままにされた事全て受け入れようと思っているが、身体は自分の思うように動かなくなる事はもうすでに何度も経験して理解している。
フェイタンはそれを聞くといつもの様にきつく締め上げるのではなくのではなく、ギリギリ身体に触れられないくらいしかように台と手を縄で結んだ。

「脚立てて少し開くよ」

脚に手を掛けていたフェイタンがそう言う。私が開かなくてもフェイタンならいくらでも力強くで出来るはずなのにっと思う。躊躇していると、私をキッと睨んできた。今までは実際の私の心境は別として痛い事も苦しい事も快楽も全てフェイタンが無理矢理してきた様なものだ。抵抗しようとしてもあまりに早い早業と力技で抵抗する魔もなく、されるがままだったのに。

「まだか」

恥ずかしさに無言で返事もしなかったのにフェイタンは私を待っている。痺れを切らしていつもの様にする事は考えてない様だ。
恥ずかしさできっと顔は真っ赤になっているだろう。顔が熱い。
私は決心して視線をフェイタンの見える足元から天井に移して、ゆっくり開くと、フェイタンが一瞬で手と同じ様に少しゆとりができるように肩幅と同じくらいしか閉じれない様に縛った。

「次はもと早く言うこと聞くね」

台の上に置いた機械から繋がるケーブルを取り何やら器具に取り付けている。少し楽しそうだ。50から60はダメだただはずねとか30が限界なら20までは大丈夫そうね、でも、これするなら70、7、15くらいかとぶつぶつと一人で考え込んでいる。そして、機械をカチャカチャと弄ったらケーブルをと器具を持ったままニッと笑った。

「痛くはないはずね」

いや、痛く無い事には初めから期待してないむしろ痛くないって、むしろそっちの方が怖いんですけどっと思いながらフェイタンを観察する。フェイタンは私の脚を掴んで閉じれるところまで閉じていた脚を広げた。もう何度も下着なんて見られているはずなのにやっぱり恥ずかしくて慣れないものだ。フェイタンは下着の上から撫でて

「もう濡れてるね」

と言った。触られた下着はフェイタンの言うとおり肌にぴったりとくっ付いた部分がヌルヌルと濡れているのがわかる。本当にいつの間にかフェイタンに拷問を受けるかもしれないこの状況下で濡れるとかとんだ変態になってしまったと思う。フェイタンは濡れた下着を少し横にずらして私のアソコに軽く指を入れたらこれならすぐ入るねと言って指を抜いた。
そして、ケーブルのつながる器具を私のアソコに押し当てる。

「ぁっ」

卵を長くしたようなそれは少しの圧迫感がありツルンッと入った瞬間に思わず声が漏れた。フェイタンはそれを入れた後私の下着を元に戻して台に置いている機械の横に座って機械の電源を入れたのか機械のボタンが光ったのが見えた。カチャカチャと機械を動かす音が聞こえると私の中が少しピリッと痛いようなこそばゆいような感覚が一定の感覚で私の中の筋肉を刺激して自分の意識とは関係なく痙攣のようにピクピクと動く。少し変な感じがするけども特に痛いわけでもその凄い快楽に絶叫するようなものでもなくてホッと安心とちょっと残念な気持ちになる。
そんな私をフェイタンは気にする様子もなく、さらに私の服を上げてブラをとりケーブルのつながった器具で私の胸の頂点を挟んでいく。ねじのついたそれはねじった分だけ閉まるようで、私のそれが潰れるのではないかというくらい絞めてくる。

「んんーーっ」

ジンジンと熱を持った軽い痛みを感じて身体の中の痙攣を少し忘れる。

「これも忘れてたね」

そう言ってフェイタンはケーブルの出ている下着を捲ってこの前つけられたピアスにケーブルのついたクリップを挟んでまた下着を戻して機械の違うボタンを押した。先程と同じように身体の部分部分が勝手に痙攣してピクピクと動き出す。ただ、さっきと違うのが身体の中とは違い刺激に敏感な場所であること。止めようとしても自分の意識で動いているわけではないので、止められない。

「もう少し電圧を上げても大丈夫そうね」

「くっ、、、、、」

さっきよりもキュッと筋肉が収縮するのがわかる。少しでも身体の力を抜けば身体を持って行かれそうで全身を硬直させようと力を入れるが、それでも電流によって力が入るというのは自分で力を入れたよりも強く締まっているようで、電流が流れた後は軽く力が抜け、また電流が流れて身体は強制的に硬直するのを繰り返すと脳がマヒを起こしているのか、徐々に気持ちよくなってくる。



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