飽き反芻

飽き反芻_痛みと愛と呪縛 | ナノ
痛みと愛と呪縛


下着を脱いだ私は、フェイタンを見れず、少し視線をずらして、手で隠せるだけ隠して、立っている。そして靴下を脱ぎ無知のフォルダを外して床に置いた。

「こち来るね」

フェイタンはそう言って私をフェイタンの目の前に立たせる。手で隠しているとはいえ、何も着ていないのだが、寒いどころか身体が熱く少しドキドキで汗ばんでいる様な気がする。

「手邪魔ね」

「ちょっと待ってっ」

私が必死に隠そうとしていた手をフェイタンは掴んで、私の身体から引き剥がす。思わず、抵抗してもう一度隠そうとすると絞めてくるチョーカーが憎らしい。仕方なく胸の下で手を組んで荒れる呼吸と胸の高鳴りを鎮めようと目線をそらす。

「あんまり見ないで」

「恥ずかしいか?」

何を分かりきった事を聞くんだっと思いながら、フェイタンを見るとニッと笑っていた。全く何を考えているんだか。こんな事をさせて何が楽しいのだろうかと思う。私はこんなにドキドキして恥ずかしくて、、、
早く触れて欲しいとか考えてしまうのに

「恥ずかしい、、わかっててしてるでしょ」

「本気で嫌がらないのが悪いね」

確かに本気で抵抗してる訳じゃ無いけど、でも、本気で抵抗したら怒るでしょっと思いながら、自分でも恥ずかしいけどドキドキして触れて欲しくて仕方ないと思っているのは事実でっとまた言い訳と期待が混ざり始める。

不意にフェイタンに足からお腹にかけて指の腹でゆっくりと撫でられて、身体に電気が走る様に背中にゾクゾクとした感覚を得る。

「少し汗ばんでるね」

「仕方ないもん、外出てたし」

私は興奮状態で身体が熱くなって汗ばんでしまった事は理解してるが、否定でもしないと、今のこの状況で平常心を保てない。フェイタンはそうかと言って私の脚を少し開かせて、私の秘部に触れてくる。

「ぁっ、、、」

触られたそこは余程、先を期待しているのか、フェイタンが触れた指から糸が出て私のそこと繋がっていて長く伸びた後、プツンッと切れた後、私のそこから出た糸は切れずに垂れ下がる。

恥ずかし過ぎて、すぐに脚を閉じる。

「相変わらず、淫乱な身体ね」

「それはっ、フェイタンが、、、」

もう、これ以上恥ずかしい事をされたら心臓は破裂してしまうのではないかと思うくらい、自分のトクトクとなる心臓の音が鮮明に聞こえ、顔が火照って少し涙が出そうになる。

「手出すね」

この前、その言葉の後爪を剥がれた事を思い出して此処から拷問されるのだろうかと思いながらフェイタンに恐る恐る手を差し出すとフェイタンは素早く私の手を拘束してしまう。
手にかけた縄を股下を通して首に括り付けられて、手はあそこを隠す様になる。
なんて格好させるのっと思っていると背中をトンっと押されて上半身がベッドに倒れた。
起き上がろうにも手が使えないせいでうまく起き上がれない。

「何してるの?」

「今日は優しくお仕置きしてあげるね、リノンには拷問よりこちの方が効くかもしれないよ」

あぁ、やっぱり勝手に着いてきて天空競技場に登録した事怒ってたんだ。何時もなら不機嫌だったり無表情だったりするけど昨日クロロと会ってから普通だったからてっきり怒ってないのかと思っていたが大きな間違いだった様だ。

「ごめん、早く会いたくて」

「可愛い事言てもダメね、何時も謝るだけで全然治らないよ」

ぐうの音も出ない。勝手に何々してっとよく怒られてる気がする。フェイタンを見ると床に落ちていた私にくれた鞭を握っていた。

待って、それプレゼントじゃなかったの?っと私が思っていると

「自分で試してみるか?」

―ピシッ!
「んっぁ」

念を帯びていない鞭は私お尻に目掛けて打ち付けられ皮膚を切り裂く事は無かったが、ジンジンと軽い痛みの様なものを感じる。フェイタンは打ちつけられた部分をそっと撫でてくる。


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