光と影(24)
このまま帰すことに妙な危うさを覚え、ディルクはそう言った。するとレオノーレはふんと鼻を鳴らして立ち上がる。
「いやよ。ディルクなんかに分けてあげない。自分の部屋に戻って飲むわ。またね、ユニカ。ディルクも」
そしてふらりと立ち上がったかと思うと、廊下に控えていた自分の騎士と侍女を呼び、それきり振り返りもせずに部屋を出て行った。
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