二度と戻れぬ場所でも、君となら




素肌への愛撫に恥じらい、くすぐったさに身を捩るナマエ。その姿は見事なまでに俺の情欲を煽る。


白い素肌も色付く丸い膨らみも、初々しい反応さえも。今こうして目の前に曝け出される姿は自分しか知らない――それだけで、ナマエのすべてが愛おしくて堪らなくなった。



「ナマエ…このまま何も考えず、俺だけを感じてろ」



痛みを訴えるその場所は、それ以上の侵入を阻むように挿し入れた中指をきつく締め上げる。だがそれでも蠢動する其処からじわりと湧き出てきた分泌液は、顔を覗かせ始めたナマエの悦びを確かに俺に伝える。


少しでもその痛みを和らげ、感じ始めた快感を引き摺り出すように。朝露に濡れた蕾のように固く閉ざされたその場所へ、迷わず顔を埋めた。



「あっ!や、あッ…だめぇッ!」



挿し込んだ中指をゆっくり出し入れしながら、隠れていた小さな突起を舌先で探り当てれば。舌の這う感触に驚いたのか、慌ててナマエが身体を起こそうとする。



「っ、ローさん…!だめッ!そこ、汚い…からっ、ンンッ!」



顔を真っ赤にして必死に抵抗するナマエ。だが今さらイヤもダメも聞いてやることなんて出来やしない。それに今ここで十分に濡らしておかないと、後から辛いのはナマエ自身だ。



「ナマエ、」



逃げを打つ腰を諌めるように名前を呼び、交じり合う視線をほんの少し強くする。そんな些細な仕草に、埋めた指を包み込む花唇がヒクリと震えた。

無意識に俺を煽ってくるその愛らしい反応に、つい苛めてやりたくなる。



「ロー…さんッ」

「汚くなんてねーよ、甘ェくらいだ」



名残惜しげに震える奥処から、引き抜いた中指へしっかり絡み付いているのは…ナマエが感じた証。わざと音を立てるように舐め上げた無味無臭に近いソレは、それでもどこか甘さを伴って俺の舌を楽しませた。



「やあっ!や、だ…ッ」

「もっと俺を求めろ、ナマエ」



密やかな主張を始めた敏感な突起とそこから続く割れ目。開きかけた花片をくすぐる吐息は、押し開いたナマエの太腿を跳ねさせる。本人が意図せずとも、身体は素直に反応を見せ始めているのだ。



「あっ!あぁ、んッ…やぁあっ」



次第に水音を立てるようになったその場所へ尖らせた舌を捩じ込み、溢れる蜜を掬ってすぐ上の尖りへ塗りつける。それを幾度か繰り返すうち、舌先で受け止めきれなくなった甘露は丸い割れ目を伝ってシーツに染みを作った。



「あっ、やぁ…なんか、へん…ッ」

「大丈夫だ、そのままその感覚に委ねろ」

「んぁっ…や、だッ…こわ…い、あっ」



ぷるぷると震え出した滑らかな両腿が、その谷間で舌を抜き差しする俺の頭を挟むように強張り始める。その初めての感覚が怖いのか…必死に伸ばしてきたナマエの指先は、助けを求めるように俺の髪の毛を掴んだ。


見え始めた喜悦を加速させる為、じゅるりと啜り上げた蜜口にもう一度指を宛がう。先ほどよりも随分と滑りの良くなったそれを、食い締めるかのように熱い滑りが包み込んだ。



「イけ、ナマエ」

「あっ、あぁあ…ッ!」



こりこりと痛いほどに膨らんだ芽立ちを、埋めた鼻先で押し潰した瞬間――咥え込む指を一際強く締めつけたナマエが、薄桃色に色付く身体を派手に跳ね上げて達した。





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