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メシュ(本名:ヒルガメシュ)
ロンゴニア王国(モデル:バビロニア)最後の王。王位継承第一位であった実兄が謎の自殺を行った為、女性の身ながら王子として8歳から教育を受けていく。自身の王位継承日に国が滅亡したが、部下であったエルとドゥイ(モデル:エルキドゥ)により一人滅亡の危機から脱する。その際、エルの魔法の効果により肉体とルフの一部が分裂し肉体年齢が老いない体となる。その後は復讐の為、己を鍛え、後に金属器を二つ所有する。(第3位ムスリム、第72位アンドロマリウス)
戦法は剣術を基本としているが、本体を取り戻してからは金属器とトラン文字を用いた呪術(=ルフの一部と契約を結ぶことで文字そのものに魔力を宿す術)を組み合わせて臨機応変に戦うスタイル。また、金属器アンドロマリウスの力でエルとドゥイを生み出し、連携をとって戦うこともしばしば。
母はアルマトランでのアルバの姉であり、彼女の愚行を止める為にと彼女同様自身の親族を肉体の依り代として長い時を生き長らえていた。しかし次第に我が子の意思やこれからの人生を犠牲にする事が良いことなのか疑問を持つようになり、ついにはメシュを前に我が子を依り代にする事を辞める。彼女はその後、元々依り代が病弱な身であった為にあまりにも早い寿命を迎えるが、アルマトランでの記憶のみメシュに受け継がれる形となっている。なのでメシュは事実上アルバの姪にあたる形となる。
ロンゴニア王国:およそ1000年以上前に存在し、神や魔獣などが現世に留まっていたとされる神代で非常に高度な文明を持っていたとされる王国。その文明は現在以上の高度なものであったと考えられているが、今日までに残っている史料が極端に少ない為その文明がどこから来たもので、誰によってもたらされたものかは不明なままの知名度に反して謎の多い亡国でもある。その実態はメシュの王位継承日にアル・サーメンにより内部から崩され唐突に終わりを迎える、というもの。(これはメシュの兄が自殺を謀る前からアル・サーメンによって綿密に組み込まれた計画で、メシュを含め国内に気付けるものはいなかった)元は祖先をトラン人と同じとした者たちが作り上げた王国であり、当時においてもアルマトランの記憶を有し、トラン語を用いた呪術を使用していた。
ムスリム:第3位、勇姿と高潔の精霊 。雷魔法の金属器であり、メシュの剣を寄り代としている。ジン本体は巨大なライオンを模した姿であり、復讐の為に力を求めるメシュを敢えて王とする大きな器を持つジン。アルマトランでは獣族の長であった。
アンドロマリウス:第72位、変革と偽造の精霊。メシュの鞘を寄り代としている。眷属を持てない代わりに持ち主の記憶を核とした実体のある幻術を使用できる金属器であり、その幻術で模した生物が眷属としての力を発揮できるようになっている。幻術そのものは非常に精巧な上、メシュは記憶の精度を限りなく高めることで幻術対象に当時の魔力さえも幻術で再現させることを可能としている。極大魔法では数百の人数を幻術として実体させる事が可能。メシュの場合、メシュ本人とメシュが作り出した部下達全員が等しく思い描いた現実には叶わなかった王としてのメシュを幻術として映している為、眷属器と同等の力を持つ一国の軍隊規模の人数を具現化することに成功している。ジン本体はみすぼらしい服装にやたら絢爛豪華な装飾を身に纏った人の形をした姿。かつて部下を含む全国民から慕われた王としてのメシュの姿を認めている。
均整と安寧

エル
メシュに仕える第一級宮廷呪術師。元は宮廷の召し使い見習いであったが、宮廷内で同世代同性の人間がいなかったメシュの話し相手になればと前国王が引き合わせたことをきっかけにメシュに仕えることを決意する。呪術も諸外国との戦に明け暮れるであろうメシュの力になるために学びだした。ドゥイとは主を共にする友であり、仄かに恋愛感情を抱いている相手。アル・サーメン襲撃後の際、最期に思いが通じ合うもそのまま命を落とす。
呪術を用いた遠距離攻撃と前衛のサポートを得意とする。その実力は、生前当時の世界でも随一を誇る魔術(呪術)技術を持っていたロンゴニア王国の宮廷呪術師の中でも更に群を抜いた実力を持っていた程。その技術と才能、そしてメシュによってもたらされた現在の魔術知識により、現在の高位な魔導師はおろか金属器使いにもひけをとらない。また、アンドロマリウスの極大魔法でロンゴニア王国の宮廷呪術師と連携して極大魔法レベルの魔術を放つことも可能。

ドゥイ
メシュに仕える宮廷近衛軍団長の剣術師。メシュとは物覚えがつく前から付き合いのある幼馴染みであり、メシュの兄が兄弟子兼剣術相手であった。兄を失いながらも希望を失わないメシュに騎士として初めて忠誠を誓ってから、メシュの右腕同然の存在になる。エルとは主を共にする友であり、仄かに恋愛感情を抱いている相手。アル・サーメン襲撃後の際、最期に思いが通じ合うもそのまま命を落とす。
今日の宮廷剣術の原型とされる剣術を用いた近接攻撃が得意とし、前衛ではメシュが自身の背中を任せる相手。メシュとエルとの連携はアイコンタクトのみで行われる。その実力は当時世界最強とうたわれたロンゴニア王国の近衛騎士団を10代で務める程で、現代の金属器使いとも容易に渡り合う。



2017/10/05 19:43

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