pkmn長編小説追加用 | ナノ

04






ノボリがいなくなってもう数ヶ月。足取りも掴めない情報も何もない。跡形もなくポケモンだけ残して消えた
ジュンサーさんに探してもらうように何度もお願いしたけどまだなーんにもわからないんだって
きっと疲れたから逃げ出したんだ。って言う奴もいるけどノボリがそんな情けない奴じゃないことはぼくが1番よくわかってる
そんなくだらないこと言った奴はボコボコに負かしたけど全然楽しくなかった。前は楽しくて毎日毎日いっぱいバトルしたけど今はぜーんぜん
いつノボリが戻ってきてもいいように代打じゃなくてぼくがノボリの分までシングルもダブルもやってるけど結構疲れてきちゃった
今日も無線でぼくに会いたいって子がいるーって待ってたけど、出てきたのは無茶な戦い方をするトレーナー
でもすごいよく鍛えられたガブリアスだったから3タテされるかと思ったけど、流石ノボリのシャンデラ、持ち前の火力で難なく倒しちゃったね
それなのに



「なんだよそれ…」


今会いたくて会いたくて仕方ないノボリがなんで
なんでバトルしなきゃいけないんだ


『シャドーボール』
「!!シャンデラかわしして体勢を立て直して」


違うやっぱりあれはノボリじゃない。でもぼくやシャンデラを動揺させるには十分で、指示が遅れたせいで僅かにかすっただけでもシャンデラは弱々しい鳴き声をあげる


『やっぱり君がノボリさんの相棒か…』


疑惑から確信に変わったと目が輝くトレーナーにますます意味がわからず混乱する。何でノボリのことをそれにシャンデラのことも
ただぼくたちの弱点であるノボマリを利用しているだけかもそれなら悪趣味だし、きっとあれはゾロアークだ。それなら技さえ当てれば…!


「シャンデラ!オーバーヒート!!」


ぼくの指示にシャンデラは腕を揺らすが見当違いの方向へそれは放たれる。やっぱりシャンデラも嫌だよね
弱々しく鳴くシャンデラに何を思ったのかトレーナーはごめんね、と呟くとノボリの肩を叩く。それは小さく頷き返すとその姿は真っ白なゾロアークに変わった
やっぱりと思ったところで今度はシャンデラに触れまた謝ってる。そんなことしたら早死にするのに馬鹿なのかな


『クダリさんですよね?』
「そうだけど。それより君誰?」
『私は○。あ、それより信用の為にこちらを』


腰のポーチから取り出した写真を手渡された写真はどこかで祭りが行われているようだがこれが何かと突き返そうとしたが見覚えのある後ろ姿に思わず手に力がこもる


『ノボリさん連れ戻したくないですか?』




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