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▼ 虐待(後味悪い)



※刃物ですがグロはなし。

母が連れてきた新しい父は屑。母は仕事が忙しくてあまり帰って来ない。二人きり。
最初は俺が風呂に入ってると、乱入してくるだけだった。それがベッドにまで伸びて、強引に一線を越えさせられた。そこからはなし崩しだった。
母の悲しむ顔は見たくない、だから●すことにした。

台所から果物ナイフを持って、屑の寝室を開ける。イヤホンをしてパソコンに向かう屑は気づかない。憎い背中がひどく巨大に見えた。怯えか、躊躇か。身震い、
怖い。
全てが、だれか、勇気を、
結局、神はいるのか、いないのか。―屑が何の気なしに振り向いたのは、

「!」
驚いたのはお互いだった。そしてその膠着から先に抜け出したのは屑だった。
「っ」
屑の手元にあった灰皿が飛んできて、顔を覆った一瞬で手を抑えられ、俺の手からナイフが取られた。

「………」
俺の首もとにナイフがあてがわれる、それだけで声も息も出せなくなった。動いたら、●されるような、そんな気がしたからだ。空気がつめたい。
「これは、どういうこと?」
屑の口が動くのを見ていたら、急に体の震えが止まらなくなった。理解した。なぜか目の奥が熱くなって、自然と涙が滲んだ。
「ごめん、なさい…。」
かすれた声で言えたのはそれだけだった。
「ごめんなさいじゃない。これはどういう事か聞いてるんだよ。」
少しナイフが首に食い込む。本当、に?自分の軽率な行動に後悔してもしきれない。こんなことなら素直に犯されていた方がマシだった。
「ごめんなさい。ごめんなさい、違う、あの、許して下さい、もうしません。」
体を引くとナイフもついてくる。義父は俺が床に這いずっているのが好きだ、から、跪いて謝罪し続けた。自殺とかも考えたことあるが、驚く、俺こんなに死にたくないんだ。
「脱いで。」
無機質な声。ぶるぶる震える手でなんとか全て服を剥ぎ落とす。ナイフは首から離してもらえたが、まだ義父が持っている。
「どうしようか。」
そのまま仰向けに全裸で転がされた。首筋から下にナイフで切れない程度にすーっと撫でられて、それが縮みまくったちんこで止まった。
「反抗的な犬は今ここで、去勢しちゃおうか。」
「ひっ!」
ちんこを片手で掴まれ、もう片手でちんこの根元にナイフがあてがわれる。想像した激痛が虚構がリアルか分からない。
「どうする?」
「…っああああうううっ!
ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!パパごめんなさい!許して下さい!ごめんなさい!ごめんなさい!パパ!」
虚構なのに。少し突き立てられた刃が、何倍にも感じる。人間として喉の奥から奥から謝罪の言葉が溢れて、ちんこの奥から奥からおしっこが撒き散らされた。
「ごめんなさいパパ!いい子にします!ごめんなさい!ごめんなさい!何でもします!ちんちん取らないで!」
喉が痛くなるほど絶叫するのを、義父は満足そうに見ていた。。義父は無理やり俺をベッドに乗せた。俺はもう終始放心状態に近かった。抵抗はできずに交尾をされる前の家畜そのものだった。



「ほら、入れるよ。」
義父のちんこはもうギンギンで、バックの状態から、ローションを垂らされた俺の尻穴に突き入れられようとしている。
「何か言うことは?」
肩甲骨の辺りに冷たい感触があって、そっとそれが首筋へスライドする。見なくても分かる。ナイフだ。義父の言って欲しい事だって、聞かなくても分かる。
「ごめんなさい、ごめんなさい…、パパの、ちんちんで、俺の…けつまん、こ、…お仕置きしてっ!っあ!っあー、ぁ…!」
言ってる途中からじれたようにぶち込まれたそれ。太さは普通だが長いそれに貫かれて、いまだに慣れない、喉まで突き刺さったようなその感覚。
ぐちゅぐちゅ
「パパの、ちんちん、でっ!お仕置き?っ、パパの、ちんちん、大好きな、くせにっ!」
「はっはっ、あぁーっ!ごめんなさい、ごめ、」
ぱんぱんっ
いたずらに動かされる背中のナイフ。いやでも惨状を想像してしまって、種保存の本能かムラムラと、体の奥から疼きと興奮が襲ってきた。半ば強制的な興奮に精神が付いていかない。興奮と恐怖と圧迫感と嫌悪で、心がまた自分から離れていった。
「はひっ、いっ」
後ろから乱暴にちんちんを掴まれると、それだけで漏らすように射精した。むしろ漏らした。馬鹿みたいになって、パパとファックした。

おわり







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テーマ「人外ファンタジー」
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