性別迷子の話
2019.12.22.Sunday
心の性別がわからない私が、それでも楽しかったこと、嬉しかったことなどを書き出してみましょう。
大したことではありませんが、私なりに良いことだったので、代表的なものを。
その一。
タンスがパンパンになること。
前にも書きましたね。タンスの中身がパンパンになるんです。心の性別が迷子なので、日によって男性のような服装で歩きたくなったり、女性のような服装で過ごしたくなったりするのです。
そのため、タンスはいつでも男物と女物の服でぎゅうぎゅうです。そろそろ整理して、着ない服は処分しないといけないくらいですね。まあ、タンスの整理整頓についてはいいのです。
気分によって様々な服が楽しめる。
これは私にとって得でした。
昔は毛嫌いしていたスカートも今では履けるようになりましたし、おしゃれ(?)の幅が広がって、なかなか楽しいです。
周りに何を言われても気にしないつもりなので、自分にとっては良い変化です。
その二。
映画を観に行く時に、選べる。
映画館にはレディースデーという、女性だと割引きしてもらえるサービスがあるのですが、女性的な気分のときはレディースデーを選び、そうではない気分のときは割引きなしで別の曜日に映画を観に行く、という選択ができます。
これの何が良いことかというと、ただの自己満足なのですが、「自分は今、こういう性別なのだ」とわかりやすい点にあります。
レディースデーが実施されている曜日と女性的な気分の日が、タイミングよくかぶる必要がありますが、かぶったときは、もう、楽しいですよ。私、女の子してる! なんて楽しいんだろう!
ウキウキです。
女性的ではない気分の日なら、割引きを受けずにそのままチケットを購入します。今の私は(精神的に)女の子ではない。女子扱いは不要。
心なしか、キリッとしています。
レディースデーがあるからこそ、女性の気分ではない時をしっかりと自覚できる、という活用のしかたです。
なかなか役に立っています。
今のところ、それくらいですが、心の性別がわからないからできる行為であることは確かです。
服装や曜日など、外からの刺激でその日の心の性別を強化できる、というのは強みだと思うのです。
今回はポジティブなことを書こうと思った記事なので、懸念される内容については、あえて書きません。
その日その日で変わる性自認を、それなりに楽しんでいます。
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