屁理屈
2018.05.25.Friday
屁理屈とは、筋の通らない言い分のこと。類語は詭弁。
詭弁とは、道理に合わないこじつけ(・ごまかし)の議論。「―をろうする」
三省堂、現代新国語辞典より引用。
論点をずらしたり、揚げ足を取ったり、わざと違う意味で受け取り応じたりすることだろうか? 無理やりに都合の良い解釈をして、それを口にする事か。
考えれば考えるほど語彙が豊富な大人のする事のように思えてくる。
屁理屈である、という指摘もまた屁理屈である可能性もあり、正しいことを言っていても詭弁扱いされることも否定できない。
自分が納得できない理屈に対して「屁理屈だ」と言い放つことができる、魔法のような言葉なのかもしれない。となると、人が話す理屈は大概「屁理屈」である可能性はないだろうか。この仮説もまた屁理屈か。
筋が通っているように見えるのは、無意識の同調圧力や、多数決を正しいものとする思考による錯覚だったりはしないか。その錯覚を自覚なく「正しい」と思い込んでいる人々が、自分には理解できない言葉に出会ったとき、「詭弁だ」と論じるのではないか。
筋が通っていないように見える理屈は、本当に筋が通っていないのではなく、まだ我々が納得するに至っていない「新しい理屈」である可能性はないか。
まあ、これも詭弁のうちなのだろうが。
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