Garden


時空戦艦クロノスブルー


参加者


GM.千穂
PL.ひぃらり/東堂 紫音
PL.ソヨゴ/蔵未 孝一
PL.かわばた/ダニエル
PL.佐久間いずみ/イラリオン・ルィガロフ
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GM:では、メインフロアに残された紫音さんとダニエルさんに場面を映します。
GM:それぞれどこかに探索に出たり、
乗組員たちを探して会話できたりしますが、どうしましょうか。
紫音:とりあえず大型パネルで更新されたというエネミー情報を確認します。
ダニ君も一緒かな?
ダニエル:一緒に見ましょう
紫音:ぽちぽちっとな
GM:了解です。ではまっすぐ二人は大型パネルへ向かいました。
浮かび上がっている赤文字に触れると、
エネミーの情報が表示され、音声が読み上げられます。
GM:「変異天獣」 
出現区域:原初〜古代  
羽毛症の変異により生まれた異形の者。   
鋭い鍵づめにより連続攻撃を行う。
せん滅の際には汚染に注意すること。

「???」 
出現区域:原初 
魔獣生息域第四層にて未確認のエネミーを発見。
大きな口から轟音を発するほか、天族としての力も持ち合わせる。
GM:読み上げられた情報は以上ですね。
紫音:「???ってなんだろ、ラスボスかな」
紫音:エネミー情報をとりあえず記憶しておきます。
これは果たして役にたつのか・・・(特に後者
ダニエル:「もっと、なんかさあ。役に立つ情報書いとけよな」
紫音:「ほんとそれ、さっきみたいに弱点とかさ」
ダニエル:「人に討伐頼んどいてさ、ずうずうしいよな?」
紫音:「敵探査くらいちゃんとしてくれればいいのにね、自分達は戦わないんだからさ」
紫音:エネミー情報の他にめぼしい情報が新たに得られないのであれば、
紫音はコックピットへいきます。
ダニエル:じゃあダニエルはまたカウンターに座って時間つぶします
GM:そうですね、特に見当たりません。
では、紫音さんはコックピットへ向かいますね。
ダニエルさんはカウンターで休憩するようです。
紫音:預けた抱き枕を返してもらいにいかなければねることができない。
GM:コックピットの扉につくと、鍵がしまっていますね。
紫音:開けます。
紫音:もう二回もあけてるんで更に補正値つきませんか?
GM:いいですよ。じゃあ+20%でどうぞ。
紫音:やったぜ
紫音:クロノスブルーの鍵を掌握したい。
紫音:1d100<=80 カチャ・・・カチャ・・・
DiceBot : (1D100<=80) → 81 → 失敗
紫音:開けるのに失敗して鍵ぶっ壊しました。
紫音:折れたヘアピンをそっとしまって何事もなかったかのようにドアをノックします。
「シドさーん、抱き枕返してー」
GM:では、鍵開けには失敗します。 
・・・が、かちゃかちゃと鍵を開ける音が聞こえたのか、逆側からガチャッと開きましたね。
シドです。
シド:「おい、壊すなよ・・・ノックすれば開けてやるからさ」 
ひきつった笑みをうかべています。
紫音:「それ鍵かける意味あるの?と聞きたい」
シド:「いや、まあ無用な侵入を防ぐことにはなるだろ。・・・で、何の用だ?」
紫音:「休憩したいから預けた抱き枕もらおうと思って、アレないと眠れないから」
シド:「ああ。物思いウサギのあれか。 えっと、どこにしまったかな」 
シドは棚をごそごそやると、抱き枕をとりだします。
「あったあった。これな。ほらよ」 ほいと投げて渡します。
紫音:「わーいありがとー!他の人もみんな今コックピットにいるの?」
シドさんとドアの隙間から中をチラリズム。
シド:お、ではそこにはライナーの姿が見えましたね。
紫音:「あ、ライナーさんだ、魔獣討伐のこと言ったら褒めてくれるかな」
ライナー:「よっ。シオンちゃん。討伐お疲れ、小さいのに頑張ったなぁ〜!!」 
笑顔でこちらに手を振ってくれます。
紫音:「がんばったー!えへへほめてほめてー(*´ω`*)」
紫音:ふりふりと手を振り返そう。
ライナー:「すげーすげー、ほんとすげー。めっちゃえらい。
シオンちゃんいずモストえらい。よく頑張ったな!へっへっへ」 
にししと人の良さそうな笑みを浮かべています。
紫音:幸せの絶頂ってこういうことかもしれないという顔でえへえへしてます。
そして思い出したように、
「そういえばさっきの戦闘で髪につけてたヘアピンなくしちゃって、髪邪魔なんだけど
シドさんかライナーさんか他の誰かヘアピン持ってないかなぁ。
あったら一本欲しいんだけど」
ライナー:「ヘアピン?ん、そういうことなら余ってるやつあげれるよ。ほら」 
胸ポケットからヘアピンの入った小さなケースを取り出して、紫音さんに手渡してくれます。
紫音:一本だけもらっていきます。
シド:「おい、こいつにそんなもん渡s・・・」 
シドが止めようとすると、ライナーがそっと紫音さんに耳打ちします。
ライナー:「ここの鍵さぁ。俺も気になってたんだよね。
壊すでも開けるでもして、司令官困らせてあげて。
そうでもしないと鍵変わりそうにないから」
で、俺が報告書を作るから、と言うと、紫音さんにウインクしますね。
紫音:「さっきそこの鍵開けるの失敗してヘアピン折れたから
外から鍵閉めるのできなくなってるかも、やったね鍵が新しくなるよ(小声)」
紫音:今度はがんばってくれよ・・・と念をかけながらヘアピンを髪にさします。
ケースは返そう。
ライナー:ライナーはいたずらっ子を見守るような顔で笑うと、
「そそ。その調子よ、シオンちゃんw」とからからと声をはずませますね。
シド:「変なこと覚えさすなよ・・・こいつ底が知れねぇんだから・・・」 
シドはげんなりした顔でいいますね。
紫音:「それじゃ、抱き枕ありがとシドさん、ライナーさんまたね」
笑顔で手をひらひら振って、コックピットを後にします。
休憩室ですやすやしよう・・・ダニエル君お昼寝に誘ったらついてこないかな。
ライナー:「まあ、ホントの話これでセキュリティ設備一新できたら
司令官もうれしいでしょ?チャンスは逃しちゃだめよー」 ちっちと指を振りますね。
GM:では、紫音さんが二人に手を振ると、二人も笑顔で手を振り返してくれましたね。
紫音:ダニエル君まだ休憩中かなトコトコ
GM:ダニエルさんはまだカウンターで足をぷらぷらさせているところでしょうか。
紫音:「ダニエルー、一緒にお昼寝しなーい?」ってお誘いしよう。
ダニエル:「別にいいけど?」珍しく乗り気だよ
紫音:「じゃあお昼寝しよー、添い寝添い寝」
わーいってはしゃぎながら休憩室いこう。そしてスヤァ・・・
ダニエル:スヤア!!!
GM:では、珍しく誘いに乗ってくれたダニエルさんと、
紫音さんは仲良く眠りにつきました。
紫音:スヤァ・・・スヨスヨ・・・
GM:さて、喫煙室にいる蔵未さんとイラリオンさんはどうしましょう?
仮眠をとらずに、喫煙室で時間をつぶしますか?
GM:それともどこか探索をするでしょうか。
イラリオン:一服いれたあと、
ぽつりと蔵未さんに「規律を聞きに行かないと」と漏らします。
蔵未:それを聞いて一瞬悲しげな表情を作ってしまいますが、
すぐに気を取り直して「そーだな、ここのルールも聞いとかないとな」と応じます。
蔵未:「郷に入ればなんとやら、だ」
イラリオン:「マシンガン向けてくるんだぜ、破ったら船から捨てられそうだ」
冗談めかして肩をすくめて笑う。
蔵未:「なかなか血気盛んなお方だったからな。チビなのに」
同じく、喉を鳴らすようにして笑います。
GM:では、お二人はシドを探しますかね?
イラリオン:探します。
蔵未:探しますー!
GM:では、お二人が喫煙室を出ると、
ちょうどコックピットの鍵を閉めて(閉まらなくて)困っているシドが見つけられますね。
蔵未:「……さっそくだけど、…………何してんのアンタ……………………」
呆れ気味に彼の背に声をかけます
シド:「鍵がっ しまっ らっ ねぇっ んっ だっ よっ! 
ああクソ紫音のやつ、やっぱり壊しやがったな・・・」 
試行錯誤したあげく、がっくりと肩を落としましたね
蔵未:「随分リズミカルなキレ方だな」
イラリオン:「あけときゃい…… ……あの毛玉が悪かったな」
シド:「おう、監督たのむぜ全く。とんだわんぱく野郎だな・・・」 
はーっと溜息をついて腰に手をあてます。
イラリオン:「見とくよ。銃はなしで?」船内は、といったニュアンス。
シド:「ああ、そうだな。それで頼むよ。・・・さっきは悪かった」 
あんまり険悪な空気は作りたくないもんだなという顔をします。
蔵未:「あ、そうそう。お世話になるにあたってさ、
この船でのルールを聞いとこうと思って。ご指導頼むよ司令官殿」
イラリオン:「ルールは守ろうと考えなおしてね、司令官殿」
シド:「アァ?・・・そうだな、最初に説明しておくべきだったかもしれない。 
厳守してほしい事柄は、暴力行為や破壊行為、窃盗の禁止と、館内の完全分煙だ。
女性隊員の中には煙草の煙がえらい嫌いな奴もいてな。 
あとは・・・そうだな。この船で起こったことや作戦の内容、
時空監査におけるさまざまな情報を、ここの人間以外に話すことはやめてほしい。 
ほかにお前らに守ってほしいことと言えば、
情報の共有はこまめにすることと、しっかり休息をとること。それぐらいだ。 
もしやりたいが許可が下りるか心配だ、というような事柄があれば、まず俺に相談しろ。
話はそれからだな」
蔵未:「了解。心得た」
イラリオン:軍人を思わせる敬礼をして了承の意を示します。
シド:シドは二人の返事を受け取ると、静かに頷きますね。
「紫音、あいつもあとでこっぴどく叱らねえと。 
・・・でもあいつ、なんて言ったら聞くんだ?俺の言うことききそうに思うか?」
シドは素朴な疑問だといった様子でたずねますね。
蔵未:しっかし施設の破壊行為って、
紫音が既に鍵壊してんだよなあとこっそり。アトデシカットコ
「ああうん、……俺からもよく言っとくよ。
ちゃんと聞くかはわかんないけど、できる限り怖そうにね」
イラリオン:軽く鼻を鳴らして、
ああどうせ年長者がかばうんだろうよ、とでも言いたげな顔。言わないが。
蔵未:リオンくんの表情を見てちょっと笑う。
今回はちゃんと怒るよ、一応。一応だけど。一応。
シド:「一応言っとくけどよ。
鍵壊すのと人を撃つのじゃあ当然物事の重さは変わってくるからな?」 
ちら、とイラリオンを見て一言いいます。
「まあ、ちゃんとこうして聞きに来てくれたわけだ、お前らを信用するけどな。 
……できる限り怖そうに、か。 迫力ねーだろ、こんなナリじゃ」
は、と自嘲するような笑みを浮かべますが、冗談だとわかりますね。
蔵未:「いやあ? 綺麗な顔してるし怖いんじゃないかな、美人が怒るとけっこう怖いよ」
これは本心。面食いが言うんだから間違いない
イラリオン:何故今自分が出てくるんだ?とでも言いたげに
眉根を顰めますが大きく息を吸ったあと頷いて黙った。
身長はともかくこいつは怖い気がする。
シド:「そうかねぇ。なんかさりげなくほめられたか?俺。ありがとよ、蔵未」 
見た目を褒められたことに関して素直に礼を言います。
(あ・・蒸し返しちまったな・・・)とちょっと後悔。
気まずそうにちょっと目を逸らします。
シド:「さて、ほかに話すこともなけりゃあ、
お前たちには仮眠をとることを勧めるが、どうする? 
・・・それとも、そうだな。おもしれぇモンが見たけりゃ、見せれるものがあるぜ」 
シドは提案するようにそう言いますね。
イラリオン:「面白いもの?」食いついた。
蔵未:「……面白いもの? え、気になる」
珍しくちょっとわくわくしている。らしく、嬉しそうにそう答えます
シド:「おう。じゃ、ついてこい」 
ちゃっとカードキーを取り出すと、二人をメインフロアの片隅へ案内します。
イラリオン:ぽてぽてついていきます。
シド:通常の探索では見つけることが難しいであろう、
壁に溶け込む形で設置された装置に、シドがカードキーを通すと、
隠し扉が上にスライドして開き、裏部屋に案内されます。 
・・・どうやら動力部のようです。
シド:動力部は狭く、さまざまなパイプや機械がひしめきあっています。
その中央には、小さなドーム型の装置があることに気付きます。
シドは、これが「リジェネレーター」であると説明してくれます。
イラリオン:(蹴り破らなくても済んだな)
蔵未:(銃乱射しなくてよかった)
シド:リジェネレーターは、ぼうっと淡く美しい光を放ち、点滅しています。
それを見つめていると、探索者たちは、妙に懐かしい気持ちになるかもしれません。
蔵未:リジェネレーターと機械語を用いて会話はできますか?
GM:会話ですか。試みてもいいですよ。
蔵未:「あーあの、」
いつものように口に出して会話を試みかけて、
傍に人がいるのを思い出し慌てて取りやめ。
(あーあー、聞こえる? よかったら俺と話してくれない?)
GM:(・・・) (・・・) (・・・) 
点滅に呼応するように、呼吸のようなものが聞こえたかもしれません。
GM:【時の卵】
GM:そして蔵未さんの目の前にうつしだされるのは、
壊滅していく都市、変異していく人々、指しのばされる無数の手。
(・・・聞こえるの・・・?)(・・・なら・・・・)(お願い、一緒に来て・・・!)
GM:それはさきほど夢で見たの同じ光景ですね。 
幸い、イラリオンさんが目にすることはありません
蔵未:「一緒に……? 一緒にって、何処へ、」思わず口に出してしまいます。
イラリオン:「……?コーイチ?」
GM:(・・・・だ、わから・・・いの? ・・・ねがい・・・)
GM:(た・・・け・・・て・・・ )
蔵未:「い、いやなんか、さっき見たのと同じ、」
イラリオン:「……まだおそくない」
GM:それはだんだんと、あなたのひどく懐かしく、
大切な人の声に聞こえてくるかもしれません。
助けを求める声は、イラリオンさんの頭の中にも響いてきたことでしょう。
その時、二人の頭に、鈍い痛みがやってきます。
GM:淡く、美しく、懐かしい光とともに、うつしだされる光景。
GM:──目の前に浮かんだ光景は、あなたが「箱庭」へ飛ばされる直前の記憶。
あなたはそれを他人事のように感じます。
そこにいるのは自分なのに、自分のことだと認識できない。
探索者たちは「情報」として、「記憶を失い、箱庭へ飛ばされる直前の記憶」を得ます。
あくまで情報としてなので、記憶報酬には数えられません。
ただし、RP次第で、記憶報酬として得ることも可能です。
その場合、EDで得られる記憶とどちらかを選択してください。
蔵未:選択は、EDで得られる記憶が公表されてからでも構わないのでしょうか?
GM:構いませんよ。
GM:【時空戦艦クロノスブルー】
蔵未:じゃあRPしてみよかな。
シド:「・・・どうだ?面白ェだろ」 
シドの笑みには底知れぬ興味と愛情が感じられます。
全てリジェネレーターに注がれているものでしょう。
……彼のマッドサイエンティストとしての一面を垣間見るかもしれません。
イラリオン:「……イリヤ……」
だれかの名前を呼んだあと、
ホルダーにおさめられた銃に指を伸ばして、ゆるりと手にとった。
GM:ご自由にRPしてもらってかまいませんよ。
蔵未:彼が見たのは、どうやら、自分の属している軍隊の基地と思われる場所にいる自分と、
隣にいる銀髪の、酷く美しい顔をした男。
「まーた誤作動かよ。最近マジで多すぎない?」と、その銀髪の男。
「なんか未解析の波長が最近データ上に
どうたらこうたらああだこうだっつってたぞ」と、自分。
「ねえそれ5割も分かってないよね?」
「分かるかよ科学科の話す言語なんざ解読不能だ」
「一応日本語でしょーがよ、あれ?」
不意に隣の彼が立ち止まり、前方を指差した。「なに? あれ。なんか光ってね?」
蔵未:そこで光景は途切れてしまった。
どうやらその光のせいで自分はここへ来たらしい、と解釈しつつ、
隣に立っていた男の顔が目に焼き付いて離れない。
彼が自分にとって大事な人物であったことは、
他人としか思えない自分のいるその光景からでも、何となく、分かってしまった。
GM:では、RP結果として、その記憶を自分のものだと認知したとします。
GM:<箱庭に飛ばされる直前の記憶>を得ました。
GM:イラリオンさんは記憶として認知しますか?
それとも情報のまま留めておきますか?
イラリオン:頭のなかで描かれた映像の男と同じように銃口をくわえ、
引き金を……ひく寸前で、何故男と同じような行動をとっているのか?と思案します。
蔵未:リオンくんの様子に気付いて、慌てて銃を口から離させようとします。
「リオン! いきなりどうした、」
GM:では、イラリオンさんはうつろな、けれど穏やかな瞳で
自身の口へ引き金を引こうとする寸前で、行動を止めましたね。
蔵未さんも止めに入りました。
シド:「まあ、いろいろ変なもんが見えただろうからな。ショック受けるのも無理はない」 シドはまたカードキーを取り出すと、部屋をでるぞ、と二人へ促します。 
イラリオン:大人しく銃口を口から引きぬかれ、銃を手放してから眉間をもみほぐします。「……幻覚作用でもあるのか、こいつは……
ああいや、なんでもない、ああ……暴力沙汰は禁止だったよな、すまない」
シド:「そうだな、そんなようなもんだ。人の記憶に直接干渉する装置だからな。 
・・・お前たち、記憶をなくしてるんだろ?
なら、おもしれーもんが見れるんじゃないかと踏んだわけだ」 
時々覚えのないものも見えたりするから、まあ他人事ぐらいに思っとけよ、と付け足します。
蔵未:「……はあ、もうめっちゃ心配したわ……まあ何事もなくてよかった」
銃をリオンくんの手に返しつつ、
シドくんへの信頼度が自分の中でぐいぐい下がっていくのを肌で感じてる
蔵未:「そうか、ありがとう。割と面白いもんが見れたよ」
GM:記憶として得るためのRPは後でも可能なので、自由に宣言してください。
イラリオン:了解です!
GM:では、3人は部屋から出て、もとのメインフロアへ戻りますよ。
蔵未:了解です
イラリオン:「心配、……」
一呼吸おいて、礼の言葉こそないものの、蔵未さんの肩を数度叩いて眉を下げます。
シドには少し視線を遣ってから、すぐに視線を逸しました。
イラリオン:了解です
シド:「あと少しだ・・・あと少し」 
ぶつぶつ、とした声でシドがそうつぶやくのが聞こえたかもしれません。
何かを待っていて、それを待ち望んでいる、といった様子。
蔵未:「あのさ、司令官さん」
友好的な笑みは崩さぬまま、「俺らが来たときからかなあ? 何企んでんの」
シド:振り向いたシドの眼には蔵未さんは映っていません。
むろん、イラリオンさんのことも。
「奇跡の創造まで・・・あと、一歩だ」 
気味悪く感じたことでしょう、笑みはひきつり、
喉から「くくく」という声が漏れています。 
蔵未:信頼度がマイナスになりました 「今すぐ家に帰りたい」
イラリオン:「同感」
シド:「まあ、心配するな。お前たちのことは無事に元の世界へ帰す。それは絶対条件だ」 ぱ、と眼に光が戻りますね。なんだったのでしょうか、左目がうずいたんでしょうかね。
イラリオン:「お前どうせその眼帯の下目玉あるだろ」
蔵未:「その前に死んだら意味ないですしね」
シド:「お、見るか?」 ぺろっとめくりましたね。
なんか目から生っぽい羽毛と肉芽が生えててグロイです。
蔵未:「ってか魔獣とかいって意味分かんねえしおいてくなよお前も参加しろや」
蔵未:「なんで俺らばっか戦ってんのふざけてんじゃねえよ」
蔵未:「何あの犬マジキモいんだけどうそ犬可愛いから殺したくないなんなのうざいマジで」
イラリオン:「……引っこ抜いていいか?」
ぱっと腕を伸ばしかけて、はたと”規則”を思い出すと許可をとるように尋ねます。
シド:「・・・抜きたいなら、抜いてみな?」 
眼帯をしゅるりとはずして瞳を差し出しますね。
変異はしているものの、透き通るシアンブルーです。
蔵未:「おまえのそのなんかすげえことになってるマシンガンで撃てねえのあいつらだめなのなんでなのなんで俺らなのあと前情報少なすぎないお前らもう少しほんとは知ってるよね何属性が弱点とかほんとは知ってるよねあのふよふよしてた手とかさ物理攻撃が効かないじゃねえよ何が効かないだよじゃあなんか魔法使えるヤツ俺らに渡せや」
イラリオン:羽毛の先端を指でつまんだあと、
じっとシアンブルーの瞳を見つめて、もったいないな、とひとつ溜息をついてやめました。
イラリオン:「おい落ち着けコーイチ。珈琲飲むか?それとも紅茶か?」
蔵未:「こちとらガキが二人いるのになんで死にかけるような目に遭わせるの無事に帰すじゃねえよ既に無事じゃねえよ一発でも当たったら多分死ぬよなんなのあーむしゃくしゃするカフェイン切れかなこいつ信用できねえしまだ戦わせる気っぽいしいい加減にしろよくそ腹の立つ」
蔵未:「コーヒー飲みたい」
イラリオン:「信用は出来ないが今の頼りの綱はコレだぜ……濃いのを淹れるか?」
少しびっくりした様子。どうどうとなだめるように蔵未さんの背中を撫でて尋ねます。
蔵未:「うん、……大丈夫ごめん、ちょっと疲れてんのかな、……久々に甘いの飲むよ」
息切れで軽くぜーぜーしつつ、リオンくんが心配してくれてるのが嬉しい様子。
シド:「お前の言うとおりだよ、蔵未。 
確かに情報がないまま働かせすぎたかもしれねぇな。 
俺もおまえたちと同じ領域の、別の区域で殲滅はしてる、もっと多い数だ。
・・・その一部を今お前たちに任せてる状態だ。 
だが、どうしても助けがいるんだったら、これを持って行け。
周りの敵を一掃して、できるだけすぐに駆けつける」 そういうと、
シドは青い小さなボタンのついた、連絡機のようなものを差し出しますね。
ポケットに入るサイズです。
イラリオン:試しに押しっ…… そうになってやめます。
イラリオン:珈琲いれないと、珈琲。
蔵未:「ああ、ありがとう、……ごめんつい、」
受け取りつつ、気まずそうに目を逸らします。
「一度言い始めるとこう、止まんなく、……助けてもらって感謝はしてるんだ。
あんま気にしないでくれ」社会人としてこう、体面はね。
シド:「いたずらで押すなよ・・・頭にすげー電撃みたいなのが走る仕組みだから」 
っていうともっと押したくなるタイプだろお前、と付け加えます。
「いや、お前が謝ることじゃねーから。こっちこそ、すまないな」 
頭をかいています。結構反省したみたい。
イラリオン:実に押したさそうな目をしながら珈琲淹れてくる、とくるっと背を向けて。
(どうせ押すならもっと不意を打った方が面白えよな……)
シド:そっちにあるぞ、と指をさしつつ。
あれ?そういえばコイツイラリオンでさっき自殺しそうになってて
その引き金引いたの俺か?・・・なにしてんだ?? と
頭に一人疑問符いっぱいうかべてますね。
シド:「そういえばさ」 思い出したように言います。 
「蔵未、蔵未孝一。お前のことも知ってるんだよ、俺。
・・・冗談として聞いてほしいんだが、その世界線だと俺もおまえも音楽をやってる。
別のバンドだけどな」 まあ信じられないような話だし聞き流せよ、と付け足し。
蔵未:「はぁ?……いや、……でもさっき、
……あのさあ、その音楽やってる俺ってのは、銀髪の美人と一緒にいる?」
シド:「銀髪の美人なぁ・・・あの性格の悪い。
悪魔みたいな。いたぜ、つーか、そいつとお前はたいてい一緒にいる」 
蔵未:「あいつ性格悪ぃのか? まあ美人って大概性格悪いか……やっぱそうなんだ。
よく分かんねえけど、なんか俺はあいつから離れらんない気がしてさ。
……いや、ほんとなんとなく、だけど」
シド:「ああ。そうかもな。そうだと思うぜ。
本当に、それぐらい一緒にいるはずだからな、お前たちは」 同意を示します。  
蔵未:「ぶっちゃけドストライクで顔好みだったしそういう意味でも離れたくない」
シド:「そうか、そういうわけだったのか」 妙に納得した顔をしている。
シド:「ん、そろそろ仮眠とらねーと、寝れるの3時間ぐらいだぜ」 
腕時計を確認して言います。
蔵未:「あ、ほんと? じゃあ今リオンが入れてくれてるコーヒー飲んだら寝ようかな」
イラリオン:「ほらよ」カップふたつ、蔵未さんとシドに差し出しながら戻ってきます。
蔵未:「サンキュ、」笑顔で受け取りつつ、「あれ? リオンはいいの?」
シド:「俺もひと段落したし一服して仮眠とるかな」
「お?俺の分も淹れてくれたんか、お前。ありがとよ」 
猫舌なのかめっちゃふーふーしてますね。
イラリオン:「備品壊したら嫌だから無理に運んでないだけ」
そういってまた背を向けて取りに行くみたいです。
蔵未:「そっか。なるほどな」
まだ気ィ遣ってんのかな? とは思いつつ、有り難くいただく
紫音:喉渇いたので抱き枕抱いたまま起き出していこう。
むにゃむにゃ・・・休憩室を出ます。辺りに誰もいないのかな?メインフロアを注視。
GM:メインフロアへの注視ですね。
蔵未さん、イラリオンさん、シドの3人が、
中央でコーヒーを飲んでいるのが目に入りますね。
紫音:「ウッウー」
目を擦りながら自分も何か飲みたいと訴えようと思ってそっちへいこう。
紫音:とてとて
GM:では、紫音さんが抱き枕を持って、
目をこすりながらこっちへ向かってくるのが、3人の目に入りますね。
イラリオン:ではペットボトル飲料水をそっと投げて渡します。
蔵未:「あ、紫音」
起きてきたのか、と声をかけて、そういえばと例の用事を思い出します。
「そうだ紫音、ちょっとこっちおいで」
紫音:頭に当たりました。「イ、ダイッ」
イラリオン:「……受け取るかとおもった」
転がったペットボトルを拾って紫音にあらためて差し出しておきます。
紫音:「ウイ・・・」ペットボトルを受け取ってそっちいきます。床に正座しました。
紫音:「コレナニ・・・ミズ、オミズダ・・」受け取ったものがペットボトルだとようやく気付く。
蔵未:しゃがみ込んで視線を合わせると、
優しく、暖かな、柔らかな笑みを浮かべながら、紫音たんの両肩をそっと掴みます。
紫音:「ウ」
シド:なにするんだろう。という顔で見ています
蔵未:「聞いたよ、紫音。コックピットの鍵壊しちゃったんだって?」
紫音:「コワシタ・・・ヘアピンオレタ・・・」
蔵未:「分かるよ。紫音は手先が器用だし、開けてみたくなっちゃったんだろ? 
よく塔の鍵開けて遊んでるもんな」
蔵未:「司令官さんも乗組員の人も、紫音のこときっと怒んなかったよね。
なんでかわかる?」
紫音:「アソコ・・・セメテディンプルキーニカエルベキ・・・」
紫音:「ウン・・・ヤサシイカラ・・・?」
蔵未:「うんうん。施設のセキュリティーが旧時代過ぎるよな。それは思った。
……そ、優しいから。じゃあ優しくなかったらさ、今頃俺達どうなってたかな?」
紫音:「ウン・・・センカンカラポイ・・・?シドサントクラミサンオコッテル・・・?ゴメンナサイ・・・」
イラリオン:反射的に隅っこで正座しました。
紫音:「ツギハチャントノックスル・・・カギアケシナイ・・・」
シド:「あれは世界機構の連中がだn・・・」 
後ろで口を挟みそうになってやめました。報告書かこ。
蔵未:「さっき戦った魔獣っての、あれ外にはうようよいるんだよね。
今だって時空の渦とかいうのの直中で、放り込まれたら大変だよね。
もしここにいる人たちが、優しくなかったらね、
自分の、そうだな家みたいなとこの、鍵壊されたら、すごく怒ってたかもしれないね」
シド:(蔵未って慕われてんだな・・・) 
とりあえずこの怒り方は参考にすべきだなぁと眺めている。二人とも正座してるし。
紫音:「ソコラヘンニシドサンノオヘヤアッタ・・・ヌイグルミイッパイ・・・カードキーコックピットニオキワスレテタ・・・ゴメンナサイ・・・」
紫音:「・・・次からやんないようにします・・・」しょもーんと反省する。
蔵未:「ううん、俺が今怒ってるとか、シドさんが怒ってるかどうかじゃないんだよ。
みんな優しいから怒ってないし、俺は別に優しいヤツじゃないけど、
迷惑だとは思ってないから怒ってないよ。
でも俺達が今生きてて、ここで自由にさせてもらえてるのはみんなが優しいからだから、
あんまり甘えすぎちゃあだめだよ」
蔵未:「ん、いい子。紫音なら言えば絶対分かるって思ってたよ」頭なでなで
紫音:「はーい、ごめんなさい」頭なでなでを甘んじて受ける。
紫音:「シドさんもごめんなさい」
蔵未:そして正座してるリオンくんに気付く 「あれお前までなにゆえ???」
シド:「ん?ああ。まあ今回は報告書の件もある、気にするな」 
あとなに要求すべきかなーって考えてる。おのれ世界機構。
蔵未:カタコトの紫音たんに終始吹き出しそうになっていたので
無事最後まで叱れてほっとしている蔵未
紫音:お水こくこくしてよう、おいしい。
イラリオン:「自戒」指摘されてすぐに立ち上がった。
蔵未:「な、なるほどな??」分かったような分からないような
シド:「・・・んー」 さっきのこともあるし言い出しづらそうにしますが、
二人だけに見せておいて紫音に教えないのもあれかな、と話を切り出します。
「紫音、リジェネレーター、見たいか?」 
さっきその二人には見せたんだがな、付け足して。
紫音:「リジェニェレーターってなにそれ、長い名前だね。みんなそれ見てたの?」
蔵未:「ネ、ね。リジェネ。微妙にかわいくなっちゃってるから」
紫音:「リジェネでいいじゃん・・」
紫音:「なんか面白そうだからみるー」
シド:「ああ、この船の動力源みたいなもんだな。 
呼び方はまあ・・・好きにしたらいいよ」 ちょっとあきれます。 
シド:「ん。じゃあついてこい。蔵未とイラリオンはどうする?また一緒にくるか?」
蔵未:「うーん……さっきみたいなことがあったら心配だから、
行こうかな……また違うもん見えたりすんの?」
イラリオン:「違うものが見えるのならな」
シド:「見えるかもしれねえな、そいつの気分次第だ」 
シド:「まあ、じゃあいくか」 
先ほどと同じように、壁に溶け込んだ装置にカードキーを通し、裏部屋へ3人を案内します。
イラリオン:じゃあいこうかという気分になったのか
歩を進めるが、少し思案して銃を置いていくことにした。
蔵未:言っておこうと思っていたので、自分から置いたリオンくんを見て頷き。
シド:【時の卵】
GM:動力部は狭く、さまざまなパイプや機械がひしめきあっています。
その中央には、小さなドーム型の装置があることに気付きます。
…ドーム型の装置は、ぼうっと、淡く美しく、どこか懐かしい光を放ち続けています。
紫音:「ふわぁ、綺麗だね」
紫音:装置にてってこ近寄ろう。
イラリオン:紫音の傍についていよう。
GM:先ほど夢の中で手をつかんだ紫音さんは、その光に既視感を覚えるかもしれません。
GM:あの光の手と、同じ光だということがわかります。
蔵未:ではそのあとに続いて。
紫音:「・・・あの光・・・」
紫音:光に手を伸ばしてみます。
シド:「気をつけろよ」 それだけ言いますね。
紫音:「エッ」
GM:紫音さんの手が近づいたことに呼応するように、
ぼや、ぼや、と装置は点滅を繰り返します。
GM:そして、紫音さんの頭に鈍い痛みが走ります。
GM:痛みとともに、目の前に浮かびあがったのは、
あなたが<箱庭>に飛ばされる直前の映像。
GM:あなたはそれを他人事のように感じます。
そこにいるのは自分なのに、自分のことだと認識できない。
紫音さんは「情報」として、「記憶を失い、箱庭へ飛ばされる直前の記憶」を得ます。
あくまで情報としてなので、記憶報酬には数えられません。
ただし、RP次第で、記憶報酬として得ることも可能です。
その場合、EDで得られる記憶とどちらかを選択してください。
GM:イラリオンさんや蔵未さんも、
リジェネレーターに対して何かアクションがあればロールしていいですよ。
紫音:遥か上空に突き刺さる鉄の船とひび割れはじめた空。
眼下に広がる雲海。
白詰草が咲き誇る崖。
崖の縁に座りそれを眺めている…、自分と顔のよく似た誰か達。
短い紫の髪を揺らし、眩い赤の瞳をそっと閉じて。
「紫諳、…きみしかいないんだ」
顔の似た誰か達が、どちらともなくそう呟く。
繋いだ手と反対の手に握られた銃を互いのこめかみに当てた。
一発の銃声が響き、そして、一緒に、
紫音:そんな映像を情報として得ることでしょう。
蔵未:「さっき見た景色がどうも気になるんだよな……」
もっと詳しく見れるかな、とリジェネレーターに手を伸ばしてみます。
GM:了解です。では、紫音さんはその映像を情報として得ます。
紫音:かくりとなぜか足から力が抜けてその場に崩れ落ちるかな。
イラリオン:とっさに腕を掴んで崩れ落ちるのを引き留めておきます。
GM:では、蔵未さんが手を伸ばすと、その手を包むかのように、
やさしい光がぼうっとともります。そして、リジェネレータ上部に、映像が映し出されます。
これはみなさん視認することができます。
まばゆい閃光、崩壊していく都市、変異していく人々・・・ここまでは同じ光景です。
しかし、そのあと、白い部屋がうつしだされます。
中央には光の柱。 そのすぐそばには、銀髪の小柄な男性が倒れている。
GM:そこで映像は終わってしまいますね。
最後に滅びる前の都市の様子が夢のように映し出され、ゆらゆらと消えていきました。
紫音:「…………紫諳?………紫音じゃなくて」
髪の短い自分、と…髪の長かった方が…自分か、それとも…?誰だか、わからない。
顔の似ているアレは、わからないけど、
自分がもうひとりいるみたいで、とても、気分が悪い。
げほ、と吐き気を催しながらも「これは忘れちゃいけないもの」だと認識する。
自分と何か関わりがあったものだと。
イラリオン:ある程度ショック状態から抜けたのを確認して手を離そう。
GM:記憶報酬として得ることも可能ですが、そうしますか?
あくまで忘れてはいけないもの、としての認識にとどめておきますか?
紫音:「ありがと・・・」誰に支えられていたのかも分からずにお礼を言います。
ぶつぶつ口の中で何事か呟いて、ふらりと部屋の外に出ていこう。
メモ帳を探しにゆく。一応記憶報酬扱いでお願いします!
GM:了解しました。では紫音さんは、<箱庭に飛ばされる直前の記憶>を得ました。
イラリオン:「お前は倒れてたのか、崩壊する街の中」ついっと視線をシドに投げた。
蔵未:「お前あの都市を再生したいの?」
蔵未:同じく振り返り、シドさんを見つめながら。
シド:「・・・」 無言ですね。 
「ああ、リジェネレーターに意識を持っていかれた。
そのまま深部にまで潜って──  そこからは覚えてない。
ただ、救助された時には体中変異して羽毛だらけで、銃と一体化してたな」
シド:「・・・したいさ。それが望めることならな」 
蔵未:「奇跡がどうとか、言ってたよな、さっき」
つい数分前の出来事で得た違和感を思い出しながら。
「その奇跡って、お前のいたこの都市の再生じゃないのか? 
いい加減教えてくれよ、なんなら俺達を利用してくれて構わないけど、
目的が分かんなきゃ不安だし、疑い深くなる」
シド:「・・・・・・」 長い沈黙の後に、ふうと息をもらします。
「そうだ。 …そのためには、お前たちが必要なんだ」
イラリオン:「まだ遅くない、そう遠くで聞こえたよ」望みはあるんじゃないか、と。
蔵未:「……なあシド、ここに来ちまったからには、もう最後まで付き合うよ。
付き合うから、ここで、教えてくれ。
……お前の望みってなんなんだ? そこに俺達は、どう、必要なんだ」
シド:「・・・実をいうとな。お前たちの出現はあらかじめ予知してた。 
・・・俺もリジェネレーターの核と接触してから長い。そんなこともできるってわけだ。 
俺達クロノスブルーは、何度もイーラの崩壊を止めようとした。
・・・でも、だめだった。 
あの崩壊を止めるには、どの時間軸とも関係がない、完全な”イレギュラー”が必要だった。
そこに現れたのがお前たちなんだ。 ・・・俺にとっては、またとないチャンスでな。
気ばかりはやって、不安な気持ちにさせたことは謝る。 
リジェネレーターは、お前たちにあの夢を見せた。
・・・それが何よりの証拠だ。お前たちなら、あのイーラを救える」
シド:「そう・・・まだ、遅くない。今なら、間に合うかもしれないんだ」
イラリオン:「どの時間軸とも関係がない、ねえ……」
シド:「そ。だからお前が混じってたのは予想外。 
でもま、今のおまえの境遇としちゃ、イレギュラーとしての条件は満たしてる」
蔵未:「……言ってくれりゃあ、協力ぐらいするのに」笑いながら。
「『人助けも仕事のうちだ』、だっけ?……俺だってそーだよ、軍人なんだから。
俺達にしかできないことなら、俺達がやるしかねえんだろ?
着いていくよ、司令官」
イラリオン:さっぱりわからん、といった顔。
「ちゃっちゃと帰れるンなら協力ぐらいするっつうのに、
お前はなんつうか交渉ベタなんだな」
シド:「・・・まあ、予知があったとはいえ、本当にお前らがそうなのか、とか、
実際そこへ放りこんでどうにかなる程度の能力はあるのか・・・とか、 
いろいろ確信にいたるまで時間がかかってな。
そのために魔獣生息域へ潜らせた。 
たしかに、最初からすぐに
帰してやるからイーラを救ってくれ、といった方が早かったかもしれない。 
・・・だがな。 ”イレギュラー”の存在が、必ずしも再生をもたらすとは限らない。
その反対もあり得るんだ。 だから、お前たちを見定める時間が必要だった」
シド:「・・・ありがとう、蔵未。」 シドは心底感謝の気持ちをこめて礼を言います。
イラリオン:「まー……、破壊的なのは否定しねえが」
シド:「・・・お前たちがそれでいいなら、
今からでもすぐに崩壊時のイーラへ向かうことはできる。 
……どうする? ……本当に、やれるか?」
蔵未:「そうは言ってもさ。どうせ行かなきゃなんねーんだろ?」ぐぐーっ、と伸びをして。
「対策。戦術。そこをしっかりしてくれりゃあ、行く覚悟はある。今からだってな」
イラリオン:「それを尋ねてる時点で、実力的にはオッケー。
あとはやるかやらないかだけだな。俺はやるよ」
シド:「わかった。二人ともありがとう。 
・・・作戦については後で、みんなが起きてから説明する。
ひとまず今は魔獣生息域を抜けよう。ひさしぶりに、外の景色もみたいだろう」
シド:そういうと、シドはコックピットへ向かいます。行先を変えるのでしょう。
これから時空の渦を抜け、神獣歴2085年の世界へ一度出ます。
シド:【時空戦艦クロノスブルー】
イラリオン:「ずっと渦が巻いてるのもな」くぁ、とひとつあくびを漏らして同意。
彼がコックピットへ向かったのを確認すると、
少し寝る、と蔵未さんにいいのこして休憩室へ向かいます。
蔵未:「ん。じゃあ俺は、……俺もやっぱし寝ておくかな」
リオンくんを見送りつつ、少し考えてから同じように休憩室へ
紫音:紫音もトイレで一回吐いたあと休憩室へ戻って
先ほどみた情報の内容を探し出したメモ帳に書きなぐってから
「しあん 名前 忘れるな」と付け足ししてメモ書きを所持。
ベッドに横になっていよう。多分寝れないけど。
シド:みなさんが眠りにつこうとするころ、窓からは日の光が差し込みます。
悠然と広がる自然、龍が飛び交う山が見えてきます。
遠くには氷でできた巨大な壁、"ノースクロニカの大氷壁"。
空は幻想的な色で染まっており、ここが異世界だということがわかるでしょう。
シド:「ようこそ、アウラ・ステルラへ」
シドはコックピットから、一言、そうアナウンスを流しました。
では、今回のセッションは、ここらで締めておきましょうか。
紫音:おつかれです!!!
イラリオン:おつかれさまです!

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