Sketch | ナノ


雪木佐


「ちょっと俺コンビニ行ってくるわー」
「あ、木佐さん!俺も行きます」
「何欲しいんだ?ついでに買ってくっから」
「いえ、欲しい物はないんです」
「?」
「ただ、木佐さんとちょっとでも離れているのが嫌なだけなんで」
「は!?だって、すぐそこだぞ!すぐそこ!」
「いいんです。それに、木佐さん可愛いから誰かに誘拐されてもいけないし」
「んなわけねーだろ!」
「木佐さん、もう少し自覚してください。可愛いんですから。少なくても俺の中では一番」

ほら、行きましょう。

差し出された手に自分のそれを重ねる。すると離さない、と訴えるように強く握られたから

玄関出たとこまでだからな。

少しぶっきらぼうに言ったのに照れた顔も赤い耳も見られてしまえばなんの意味もなさなかった。



(ちょっとそこまで)
短い距離をただお前と歩いているだけなのに、どうしてこんなにも嬉しいんだろう。



▽雪名の王子様発言(なりきれてないのは知ってる)を書きたかった…。雪名ってほんと木佐さんバカだよね!って話←



2011/07/21 22:39


prev | next

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -