カーン、カーン、
調査兵団の一部隊によっての壁外調査が終わったらしい
鐘の音を聞きながら、街を通って帰ってくる彼らを、仕事をしながら待つ
私は調査兵団に所属しているが、平均より弱いために壁外へは行かせて貰えない
無駄な死人を増やすからだ
調査兵団が人数不足とはいえ、無駄に弱い兵士を壁外は出さない
ある程度戦えるようになるまで育て直す
これが、エルヴィン団長が作ったルールだ
そのおかげで私は調査兵団に入ってから1年生きている
それでも、早く壁外へ出て仲間の為に戦いたいから、
毎日、訓練が無い日も身体を鍛えたり、立体軌道装置を付けて森へ行ったりしてるけど、
中々テストに合格できない
そんな私と比べて、私の彼氏は凄いな...
だって、人類最強のリヴァイ兵長だもの....
何で私なんかを彼女にしたのか不思議過ぎて....
でも、優しい兵長に惹かれてしまったから、今は追いつこうとするのに必死で、不安なんて考えてる余裕はない
「出迎え行くぞー」
「はーい!」
壁内にいた調査兵団の兵士全員で、帰ってきた兵士達を出迎えに行く
私は早く兵長に会いたかった
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