「おい、宮内」
「へっ??」
友達と普通に教室で話をしていたら、私の机に大きな影がかかった
「み、宮地君、、、どうしたの?」
彼は宮地清志君。何気に高校3年間同じクラスだったけど、
身長は高いし、物騒な発言をよくするし、目つき鋭いしで、
私の中では『すっごく頭良くて、すっごく怖い人』
っていう認識をしているだけで、
席替えで隣になった時とか、文化祭でクラスの出し物の準備してる時くらいしか話したことは無かった
というより、怖すぎるからあまり関わらないようにしていた。
正直クラス変え表で名前を見つける度にため息をつくくらい苦手
だからそんな彼がいつも通り怖い目つきで、あまり話をしない私に話かけるのは何故だろう、、、
私何かしちゃったかな
「、、、ちょっと来い」
「うわぁっ!」
強い力で腕を引かれて立ち上がらされたと思ったら、そのまま彼は歩いてしまう
腕が強い力で掴まれているのでふりほどけない
というか振りほどいたら殺される気が、、、
そっと振り返って、さっきまで話をしていた友達を見ると、
何故か笑顔で手を振っている
そんなに私に死んで欲しいのか、、、
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