「みーやーじーせーんぱいっ!」
「あ?.....またお前かよ、今日は何だよ、俺今忙しーんだけど」
アイドル雑誌を持って不機嫌な顔をする先輩も
「今日高尾君と緑間君は緑間君のラッキーアイテム探しに行くので今日のミーティングには出れないそうです!」
「はぁ?またかよ、あいつら部活を舐めやがって....つーかいつも大坪に直接言えって言ってんだろうが」
少し強い口調で睨んでくる先輩も
「宮地先輩と話がしたかったんです!」
「はぁ...ったくお前は毎度毎度......」
めんどくさいって感じでため息をつく先輩も、
「せんぱーい、そろそろメアド教えてくださいよー?」
「.............」
私を無視して雑誌の続きを読み始める先輩も
バスケに真剣で、誰よりも努力家でかっこよくて、口が悪くて、アイドルオタクな先輩が大好きでした
でももう、会えなくなってしまいます
[ 59/87 ][*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]