春休みの、部活の日。
バスケ部でマネージャーをしている私は、いつもより早く学校に着いた。
部室に行くと、緑間と高尾が何か話をしていた
「えっ?あの真ちゃんがおは朝を見忘れたの!?」
「いちいちうるさいのだよ高尾」
「えっ?だって...えぇー?」
「なになにー?真ちゃんおは朝見忘れたのー?」
「マリン、それ以上おは朝の話はするな」
友人の大きな声に反応したふりをして、
彼のそばに行くと、
いつも以上に厳しい顔をした緑間がこちらを睨んできた
「それと、その呼び方はやめろと何度言えば理解できるのだよ」
「あれ?私真ちゃんの事今まで何て呼んでたっけ高尾」
「えー?真ちゃんのことは真ちゃんって呼んでたよ〜?」
「チッ」
高尾と2人でニヤニヤしながらふざけていると、緑間は行ってしまった
「ねぇねぇマリンちゃんっ」
「なーに高尾っ?」
高尾にノリを合わせて語尾を上げると、嬉しそうな顔をした高尾が耳打ちしてきた
「今日はエイプリルフールだから、真ちゃんのこと騙そうぜ?」
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