日本に来てから、好きな女の子ができた







美人というより可愛い系で性格も良く、



バスケ部のマネージャーをやっている同い年の子




そんな彼女に好意を抱いている男は俺以外にも沢山居るようだけど、



少し鈍感な彼女はそれに気づいていない





だから俺は俺の事を意識して欲しくて、彼女によく話しかける








「ひ、氷室君、近いです.....」





後ろから抱きしめながら耳元でおはようと言えば、ビクッと可愛い反応をして真っ赤になる彼女






「あぁごめん、マリンにこうしたかったんだ」




謝るけど離れない





彼女のお腹の辺りに手を回して、スッとかすめると、くすぐったいのか再びビクッとする彼女





「氷室君、ここは日本だから...あんまりこういうの、しないんだよ?」





真っ赤な顔をしたまま言う彼女がたまらなく可愛いと思う





「別に俺は、皆にこーやってる訳じゃないんだよ?マリンだからやってるんだ」



「?」




そこまで言っても伝わらないようなので、彼女の両肩を掴んでこちらに向かせる





「俺はマリンが好きだから、こうしたいんだ」





「あっ!」





口の横にそっとキスをすると、驚いて固まるマリン






「ねぇ、俺と付き合ってよ?」







そう言うと、更に顔を赤くして小さく頷くマリン





「じゃあもう、唇にして良いよね...?」




「んんっ」







マリンの柔らかい唇に自分のそれを当てる







目をぎゅっと閉じて俺のキスに応じるマリンに、胸がキュンとする






「かわいい.....」





最後に唇をペロッと軽く舐めてから離してそう言うと




恥ずかしそうに俺の胸元に顔を預けて来たから抱きしめてあげる






「愛してるよマリン」







これからもずっと








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