春休みの、部活の日。
バスケ部でマネージャーをしている私は、いつもより早く学校に着いた。








部室に行くと、緑間と高尾が何か話をしていた









「えっ?あの真ちゃんがおは朝を見忘れたの!?」



「いちいちうるさいのだよ高尾」



「えっ?だって...えぇー?」


「なになにー?真ちゃんおは朝見忘れたのー?」


「マリン、それ以上おは朝の話はするな」






友人の大きな声に反応したふりをして、






彼のそばに行くと、




いつも以上に厳しい顔をした緑間がこちらを睨んできた




「それと、その呼び方はやめろと何度言えば理解できるのだよ」



「あれ?私真ちゃんの事今まで何て呼んでたっけ高尾」


「えー?真ちゃんのことは真ちゃんって呼んでたよ〜?」 


「チッ」



高尾と2人でニヤニヤしながらふざけていると、緑間は行ってしまった





「ねぇねぇマリンちゃんっ」



「なーに高尾っ?」



高尾にノリを合わせて語尾を上げると、嬉しそうな顔をした高尾が耳打ちしてきた



「今日はエイプリルフールだから、真ちゃんのこと騙そうぜ?」












[ 5/87 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -