高尾視点
朝練が終わってから、レギュラーだけ残って夏休みになってからすぐに行われる合宿について説明を受ける
「〜ということでレギュラーの合宿についての説明は以上だ。何か質問があるやつはいるか」
大坪さんの言葉に、俺は元気よく手を上げる
「はいはいっ!はーいっ!」
「うるせえな高尾、埋めるぞ!」
大坪さんではなく宮地さんがキレる中、俺は特に気にせず続ける
「お手伝いでマリンちゃんに来て欲しいでーす!」
無視した俺を叱るつもりだったであろう宮地さんが固まる
「...手伝いが居るのは助かるが、宮内は良いって言ってるのか?」
「あ、まだ聞いてないっす」
「おい高尾...」
「はいっ」
恐ろしいオーラを纏った宮地さんに笑顔で頭をわし掴まれる
「無理には誘うな、けど、最善は尽くせ?」
「り、了解っす」
あれは何が何でも呼べという命令だ....
マリンちゃんを呼べなかったら多分俺合宿から帰れなくなる...
マリンちゃん、頼む......
OKって言ってくれ
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