高尾視点
「高尾...お前馬鹿だとは思ってたが.....本当に馬鹿だったんだな」
「授業中よくふざけた発言をするとは思っていたが.....これはあんまりなのだよ」
「お前よく秀徳入れたな」
俺のこの前の確認テストの結果を見て、好き勝手に言いまくる宮地さんと真ちゃんと木村さん
「ち、違うんすよ!入る時は余裕だったんだけど、一回授業中寝たら付いていけなくなっただけで!」
「次の中間で赤点とったら....わかってるよな?」
ずっと黙っていた大坪さんが低い声で俺を攻撃する
まじもうやめて!
そう思ったとき、あることを思いついた
「じゃあ俺、マリンちゃんに勉強教えて貰うことにします!」
「なっ!てめぇなんか緑間で充分だろ!」
「どういう事ですか宮地先輩.....」
慌てる宮地さんと眼鏡のフレームに触れる真ちゃん
「なら真ちゃんもマリンちゃん家行ってさ、一緒に勉強会やろうぜ!」
「なっ!俺も行くからな!」
予想通りに食いついてきた宮地さんに思わず噴きそうになる
「宮地さんは学年違うじゃないですかー」
「っクソ!俺も教えてやるから!それで良いだろ!」
「それは俺も助かります」
「あー、頑張れよ宮地」
普通に真面目な真ちゃんと、呆れ顔の木村さん
「つーか、宮内に許可とってんのかよ」
「これから聞きに行くんでっす☆」
「高尾ぉ、てめぇこれで宮内に断られたら....わかるよな?」
大坪さんより怖い宮地さんに、
あんまからかうのはやめよう
そう思った
勉強会の方は、マリンちゃんが普通にOKしてくれたので、
試験前で部活が休みになった日曜に行うことにした
それにしても、OKだったと伝えたときの宮地さんの顔......
まぁ良いや
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