高尾視点
さっきまで1人でずんずん歩いていた宮地先輩が、着いてくるのが大変そうだったマリンちゃんに気づき、
マリンちゃんの手を握って歩くペースを落とす
なんか2人の姿を見ていられなくて視線を逸らすと、
なんか見覚えのある店のロゴ
何だろうと思って店内へ視線を移すと売られているのは若い女性向けの下着
「あ、」
「ん?高尾君どうしたの?買いたい物あった?」
「いやいやいやいや何でもないっ!何でもないから早く行こうっ?」
必死にマリンちゃんの背中を押すと、宮地さんに邪魔すんなよ的な目で睨まれるが、今はそれどころではない
さっきの店は今マリンちゃんが持っている紙袋と同じロゴ.......
つまり先程の可愛い系の下着を売っている店に並んでいたどれかを、マリンちゃんが買ったという事になる
マリンちゃんなら絶対似合う
だってあんなに色白で服を着ていてもわかるくらいの胸の大きさ、そして何よりも可愛い顔をしているから....
って俺何考えてんだよ
「すいませんっ!宮地さん、マリンちゃん!ちょっとトイレ行ってくるんで先行ってて下さいっ!」
俺の焦った声に驚いた顔をしていた2人をそのまま置いて、
俺は近くにあったトイレに走った
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