日向視点
「なにげにこの時間って混んでるのなー」
「っすね、あ、あそこ4人席空いてるぜ!です」
「おっ、じゃあそこ行くか」
相変わらず下手くそな敬語を使う火神に続いて4人席に座る
壁際の席だったので、ソファと椅子が向かい合う感じだった
火神が手前の椅子に座ったので、ソファの奥に座る
「先輩、火神君、お疲れ様です」
「「っへ?」」
急に声が聞こえたので火神と目を合わすが、火神の声じゃない
というか火神の声は俺とかぶってたから.......
「「っうわぁぁあ!」」
目の前には居ないと思っていた黒子が座って、飲み物を飲んでいた
「てめっ!黒子、どこから出やがった!」
「最初から居ましたけど?」
「またかよっ!」
影が薄いにもほどがある
つか黒子は学校で出席取るときとかどーしてんだ!
絶対欠席扱いされるだろ!
「お前らどうした...って黒子!?」
俺が頭の中で色々つっこんでるところで伊月がトレーを持って来た
「つかなんで1人で4人席座ってんだよ!」
「空いてなかったので.....」
「カウンターんとこ空いてるだろうが、ダアホ!」
「いえ、今日は知り合いと会うことになっていたので、1人で座るわけには行かなかったんです」
「知り合い?」
「はい、本を借りる約束をしているので....あっ!」
黒子が入口付近を見て声を上げたので、自然と俺達もそちらへ視線を動かす
「宮内さん、こっちです」
そこには可愛い女の子が立っていた
[ 25/59 ]
[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]