日向視点








「なにげにこの時間って混んでるのなー」





「っすね、あ、あそこ4人席空いてるぜ!です」





「おっ、じゃあそこ行くか」








相変わらず下手くそな敬語を使う火神に続いて4人席に座る






壁際の席だったので、ソファと椅子が向かい合う感じだった




火神が手前の椅子に座ったので、ソファの奥に座る







「先輩、火神君、お疲れ様です」





「「っへ?」」






急に声が聞こえたので火神と目を合わすが、火神の声じゃない



というか火神の声は俺とかぶってたから.......





「「っうわぁぁあ!」」







目の前には居ないと思っていた黒子が座って、飲み物を飲んでいた





「てめっ!黒子、どこから出やがった!」




「最初から居ましたけど?」





「またかよっ!」







影が薄いにもほどがある


つか黒子は学校で出席取るときとかどーしてんだ!


絶対欠席扱いされるだろ!







「お前らどうした...って黒子!?」






俺が頭の中で色々つっこんでるところで伊月がトレーを持って来た





「つかなんで1人で4人席座ってんだよ!」




「空いてなかったので.....」




「カウンターんとこ空いてるだろうが、ダアホ!」






「いえ、今日は知り合いと会うことになっていたので、1人で座るわけには行かなかったんです」






「知り合い?」





「はい、本を借りる約束をしているので....あっ!」





黒子が入口付近を見て声を上げたので、自然と俺達もそちらへ視線を動かす





「宮内さん、こっちです」











そこには可愛い女の子が立っていた








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