結局彼らは15分くらい語って一区切りついた頃に、





やっと気づいてくれた







「ごめん宮内ちゃん、私帰るわ」




「うちも.....なんか用事あった気がする.......ホントごめんね宮内ちゃん」






あーあ、先輩女子2人が男子無視してマリンちゃんにだけ挨拶して帰っちゃうよ






「いや....なんか.....私もごめんなさい」






マリンちゃんが謝っちゃったよ






まぁ、普通こうなるなんて思わないしね!






合コン誘ってきた男たちが、女子放置して熱くバスケ語り出すなんて誰も思わないしね!





つかしねーよ普通!








「ごめんマリンちゃん......」




「ううん、良いの、私もごめんね.....その、バスケあんまりわからないから、話についていけなかったや.....良かったらポジションの説明とかして貰えますか?」







うぅわあぁぁぁぁぁぁ!




マリンちゃんマジ天使!気遣い上手いってレベルじゃないよ!





暗い顔してた男子3人も一気に表情明るくして順番に説明始めるし








「ちっ」








俺の隣で宮地さんはまた殺気放つし、








見てるこっちが疲れる、




そんな合コンだった





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