ヒロイン視点






大塚先輩達には申し訳ない事をしちゃったけど、




バスケの事を教えて貰ったから、これで最近話すようになったバスケ部の先輩達とももっと仲良くなれるかなって思った 





「マリンちゃん、今日はホントごめんね?」




「俺が誘ったのに、気、使わせちゃったっスね......」




「良いですよ!全然!皆さんがバスケ好きなのがすごく伝わってきたし、バスケの事も知れたので!」



「君は天使かっ!!よし、俺とメアドを交換しよう!」




そう言って森山先輩がケータイを出したので、私も慌てて鞄からケータイを取り出す






「お、俺も.....」







森山先輩と赤外線送受信した後、笠松先輩にも声をかけられる






「はい!じゃあ先に送りますね!」








涼太君のメアドは元々知っていたので、今回はこれでお開きとなった







「私、中学の時涼太君達とよくお話ししてたのに、バスケの事全然知らなかったんだね」




「マリンちゃん誘っても、一回も部活見に来てくれなかったっスよね....」




「3年生になってから、色々忙しくて....」



 



涼太君達を駅まで送りながら、懐かしいお話をする






「じゃあまた東京に来るときは連絡するッス!」



「俺は毎日メールして良い?」



「大丈夫ですよ!」



「やった!」



「ちょ、ずるいッス森山先輩!俺もメールするから!」



「うん!笠松先輩も、時々メールして良いですか?」



「あっ、あぁ」





笠松先輩に声をかければ、目を逸らしたまま返事をされる





確か涼太君が女の子苦手って言ってたな





「じゃあまたね、マリンちゃん!」



「今度会うときは、由孝先輩って呼んでね!」



「き、気をつけて帰ろよ!」




「はい!ありがとうございました!」







駅の改札を通って、ホームへ向かう背中を見送ってから、





私も家路についた



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