「えぇっマリンが修行っ!?」







ディーノがマリンに会いに、メリッサファミリーに訪れると、
メリッサの8代目がなんだか嬉しそうにマリンの不在を報告してくれた…







「そんな・・・あいつは充分強いと思うんだけどなぁ・・・」






「ボス、マリンも若くて経験できるうちに、何でも経験積んだ方が良いだろう?」







「ロマーリオ・・・でも、その匣兵器だって、まだ実験途中なんだろ?マリンの身体になんかあったらどうすんだよ・・・」






「・・・・まぁそん時は、そん時だろうな」







「おいっ」





「はっはっはっ。跳ね馬はそんなにうちのマリンが心配かね?」






「っ・・・・・あぁ、心配だ。あいつの力は信用してるけどな・・・」






「じゃあ、マリン本人の事も信用してくれ。きっと何か学んで帰ってくるさ」






「・・・そうだな。悪かったな、こんな事で長居しちまって」





「良いさ。何よりマリンの話をするのは好きだからなぁ」






「ははっ。じゃあまた今度、マリンの話をしに来るよ」













自分の知らない所で、
沢山の人に大切に想われてる事を、
彼女はまだ知らない。

[ 21/21 ]

[*prev] [next#]
[mokuji]
[しおりを挟む]



×
「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -