「えぇっマリンが修行っ!?」
ディーノがマリンに会いに、メリッサファミリーに訪れると、
メリッサの8代目がなんだか嬉しそうにマリンの不在を報告してくれた…
「そんな・・・あいつは充分強いと思うんだけどなぁ・・・」
「ボス、マリンも若くて経験できるうちに、何でも経験積んだ方が良いだろう?」
「ロマーリオ・・・でも、その匣兵器だって、まだ実験途中なんだろ?マリンの身体になんかあったらどうすんだよ・・・」
「・・・・まぁそん時は、そん時だろうな」
「おいっ」
「はっはっはっ。跳ね馬はそんなにうちのマリンが心配かね?」
「っ・・・・・あぁ、心配だ。あいつの力は信用してるけどな・・・」
「じゃあ、マリン本人の事も信用してくれ。きっと何か学んで帰ってくるさ」
「・・・そうだな。悪かったな、こんな事で長居しちまって」
「良いさ。何よりマリンの話をするのは好きだからなぁ」
「ははっ。じゃあまた今度、マリンの話をしに来るよ」
自分の知らない所で、
沢山の人に大切に想われてる事を、
彼女はまだ知らない。
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