こういう状況でしょ? 先生の雑用で部活に遅れることになった撫子と忍足。 やっと解放されて部活に向かう。 「何なんだよあの先公、なめてんの?私に雑用させるだなんて良い度胸じゃないの!! 部活には遅れることになっちゃうしさー!!」 「まぁまぁ、落ち着きぃ。ちゅーか撫子が良い子ちゃんぶっとらんかったら頼まれんかったろうに…。」 「はぁ?先生の前では猫被るのはJK。」 「……せやな。でも跡部も仕方ないっちゅーて遅れて部活行くことは公認になっとんやけん気にとめること無いやろ。」 「バッカ!!お前バッカ!!私はマネージャーであってレギュラーじゃないんだよ。練習は免除になっても仕事は免除になんかなんねーんだよ!! あーもう、また滝に迷惑かけてたらどうしよ…あんなのもうヤダァァア!!」 どうやら撫子は滝に対してトラウマを抱いているようだ。 「あ、撫子。」 二人はテニスコートに到着した。 撫子は滝にだけは会わないようにと願ったのに一番に出会ってしまった。 「ゲ、滝…。」 「ん?何か言った?」 「いんや、何も。」 「あぁ、もう撫子がするはずだった仕事もうしちゃった!疲れちゃったなぁ…。」 「うわぁあぁ、申し訳ない滝様、黒魔術をかけるならあの先公にお願いします!!今回だけは不可抗力だったんです!!」 「うん、そうだね。そうするよ。 ほら着替えておいで。」 「そうして下さいまし!!忍足も行こう。」 二人は部室へと足を運ぶ。 部室の数m手前撫子は何かを感じ取った。 「っ!?ちょっとストップ!!止まって!!」 「なっなんや!?いきなり!!」 「なんか部室の中からBL臭がする。」 「何でやねん!!」 「いや、マジだって!!私のBLレーダーなめんなよ!! ほら、静かに近付いて行こ。」 抜き足差し足忍び足といって部室のドアに近づく。 「ほら聞いて!!」 (んっ樺地…もっとだ、…ふ) (ウス) 「っ!?」 「う腐腐腐腐。」 「止めにっ」 忍足がドアノブに手をかける。 「バッカ野郎!!今いい所なんだ!お前BL平気だったんじゃないのかよ!!」 「二次元は平気や!!やけど三次元で知り合いっちゅーんは勘弁してぇや!!」 「三次元のBLはだめか…じゃあ百合は?」 「あ、それは平気や。」 「………だよな…だったら跡部達をおにゃのこに脳内変換して聞いとけ!!」 「その手があった。」 二人は再び壁に耳をつける。 (し、しどさん…どう、です…か?) (んぁ?何、聞いてっんだ。何時も…ん、通りだっ…ぜ) 「うわーお、宍戸と鳳もかぁ…。」 「あかん、あかんで!!亮子ちゃんはっ純粋な子なんや…。」 勝手に妄想を繰り広げていたらしい忍足。 「…忍足、あんた百合になると私と同レベ?」 「…当たり前やん、俺かて健全な男やもん。」 「…そか。」 (お、い…んっ鳳も俺様の、所に、来い、よ) (え?でも、俺…) (宍っ戸は、ほっとけって、それより、ん早く来いっはァ) (…行け、長太ぅ郎。俺の事は気に、すんなっん) 「ふぉーい3Pキッター!!ウヘヘヘヘ。」 「あぁああかん、あかん。」 (ジロー俺もしてほしい、やって。) (えー…俺もしてほしいC) ((宍戸、やって)) (ち、しょーがねーなぁ) 「アハハハハハッアハ、あらあらあらまぁ!」 「亮子ちゃーん!岳美ぃ、ジロ香ちゃーん!」 (んあー、宍戸、んまいC。) (本っ当に…ん上手、いなぁ) (だろ、伊達にいっつ、も長太郎にやって、貰ってるわけじゃないんだぜ) 「うほほほほほ。」 (ところ、で侑っ士は?…ん) (あー、ん?撫子、と忍足は、雑用が…ん、あるから、ぁ遅れるそうだ。) (、ん。日吉、もこっち、来いよ) (…いや遠慮しときます) (なんで、ぇ、だよ。気持ち、ん…いいのに) (そうだぜ。長太郎、日吉にもしてやれ、よ。跡部には樺地が居るからいいだろ。) (分かりました、ほら日吉、こっちおいで) (………………。) ガタ、 「ぽぽぽぽーん!!」 「若ちゃーん! 若ちゃんの純潔は俺が守ったる!!」 忍足は立ち上がりドアを開けた。 「うらぁー!!……ってあれ?」 忍足が扉を開けるとそこには樺地にマッサージされる跡部と宍戸にマッサージされるジローと岳人。 そして鳳にマッサージされかけている日吉。 「あーん?遅かったじゃねーか。」 「あーあ、何でドア開けちゃうかなぁ…まだ夢見てたかったのに。」 撫子は残念そうに呟いた。 「…撫子さん?どういうことや?」 「いや、どうもこうも。みんながマッサージしてたりされてたりしていた現場じゃん。 これだから妄想と現実、二次元と三次元を一緒にする奴は…嫌なんだよ。 あんた今私よりイタい人だよ。」 「うわぁぁぁあぁあ!!俺、うわー。」 ――――――――――――――――― 20000hit企画の第六弾。 零華様リクエストのうpしました。 『青春デストロイ!?』で 夢主と忍足が大暴走!〜BLだっていいじゃないか〜in氷帝 BLネタの定番ってマッサージの声ですよねー。 でも練詠は喘ぎ声なんて書いたこと無いんで残念な物になりましたねー。でもこれが練詠クォリティーってことで← [mark] [mokuji] |