青春デストロイ!? 第01話 岡山県のある中学の修了式後。 そこで、撫子と先生との言い争いがおきていた。 田舎の学校と都会の学校が交流を深めることで両校にメリットが生まれめっちゃいいことじゃん?というプロジェクトに指名された椿崎撫子。 「椿崎、プロジェクトの一環の交換学生として氷帝に行ってくれ。」 「嫌です。行きたくありません。」 「そんな事言わずに、な?」 「何で私なんですか!?」 「だって君がこの学校で一番理数系が得意なんだもん。」 「だもんじゃないですよ!!先生もう三十路過ぎでしょ。聞いてるこっちが恥ずかしいですよ!!それに私は理数系が良くても文系が壊滅的です!!」 「大丈夫だ、お前にいって欲しい学校は理数系に力を入れてるから。」 先生は笑顔で親指をグッとたててに撫子に向けた。 「禿がすぞ、髪を。」 「やめてくれ!!」 先生はとっさに髪を両手でかばった。 「何でそんなに嫌がるんだ。 お前に行かしたい学校は都会、だから一人暮らしも出来る。お前ぐらいの歳のヤツは一人暮らししたい盛りだろう? 授業料もただ。高校もそこで優秀な成績を取っていたらエスカレーター式で行ける。いい所じゃないか。 お前の親御さんは賛成していたぞ?」 「だって、この学校で友達と一緒に卒業したいんです!友達と離れたくないんです!」 「撫子〜まだぁ?」 ちょうど良いタイミングで現れた撫子の友達。 「おぅ!ちょうど良いところに来た。椿崎を説得してくれねぇか?」 「ちょっ先生止めて下さいよ。ねぇ!!私と一緒に卒業したいよね!?」 「あー…えっと私は撫子が氷帝に行くの賛成なんだよね。」 「ほーら椿崎それ見たことか!!」 「なんでぇ…。」 「先生、ちょっと撫子かります。説得してみます。」 「頼んだ!」 友達は撫子を連れて先生から離れた。 「なんでそんな事言ったん。いっぺん死んでみる?」 撫子は友達を睨む。 「ちょガン飛ばさんで、あんた目つき悪いんじゃけん。 撫子よく考えて、氷帝はどこにあるん?」 「…東京。」 「コミケはどこでやるん?」 「東京。」 「良い?一人暮らししたら親が居らん。パソコンもやり放題、アンソロだって隠さなくても良い、東京に居ればオフ会だってし易い。最高じゃろ!」 「そっか…!!私行くよ!」 撫子は叫んだ。 良い笑顔を振りまいてさっきの発言を撤回した。 「先生!私行きます!氷帝!」 「ほっ本当か!!だったら校長に伝えに行ってくるからな。詳しくは書類を渡すからそれを見てくれ。」 先生は教室から出て行った。 「よぉし、イベの前日には泊まらせてな。」 友達が一仕事終えた様な爽やかな笑顔で言い放った。 「おまっ、それが目的だったろ!!」 「計画通り!今更拒否権は認めないぞぉ!」 「計算してないぞぉお!!」 撫子は二年間世話になった学校を去ることになった。 [mark] [mokuji] |