なんか盗られた気分(未咲と桐原先生と龍介) 「篠村。問題集を運ぶの手伝ってくれ」 「はあ? わたしはせんせーの召使いじゃないから!」 「俺やるよ(ひょい)」 「あ……」 「助かる。すまんな、茅ヶ崎」 談笑する二人。未咲は楽しそうな龍介の横顔を見つめる。 「(むー……なんか面白くない! なんか悔しい!)龍介! 半分ちょうだい! 運ぶ!」 「えー?」 「どうしたんだ急に」 :::2015/11/13 |
ツイッターのやつ #自分が右側の薄い本が発行されたときのうちの子の反応 龍介→そっ閉じ 桐原さん→困惑 ヴェルナー→爆笑 ハンス→燃やす :::2015/10/29 |
桐原先生の弱点(桐原さんとヴェルナー) ヴェルナーがカラオケに行ってみたいと言うので付き合ってあげる桐原さん 「お前が歌が上手いのは分かったから、私は帰っていいかね」 「はあ? なんでだよ。聞いてくれる人がいないと張り合いないだろ」 「そもそも大の男がなぜ二人して密室で歌う必要があるんだ。意味が分からん。気色悪い」 「意味なんて要らねーだろ、そう理屈っぽいからモテねえんだよお前は。つーかお前も歌えよ」 「いや私は――」 「ビートルズならお前も歌えるだろ」 ヴェルナーがマイクを桐原さんの方へ突き出す。 「!? ……ぅ……ぁ……」 「おい?」 「……人前で歌うなんてみっともない真似ができるか馬鹿者!」 「えーなんでそこでキレんの……?」 そして無理矢理歌わされる桐原さん 「―――」 「(え……声ちっちゃ……)お前、音感がどうのこうのじゃなくて、まるでリズム感がねェな……」 「うるさい……リズム感なんぞなくとも生きていける……」 「(お、珍しく拗ねた)」 結局3時間付き合わされた。 「楽しかったなー(ぺかー)」 「それは良かったな……(げっそり)」 :::2015/10/29 |
顔の好き嫌い(ヴェルナーとハンス) 「ヴェルナーさんて自分の顔好きそうですよね」 「おう! 好きだぞ。犬歯が尖ってて、牙みたいでかっこいいだろ?」 「(そこ……? )」 「そう言うお前だって自分の顔好きだろ?」 「いえ嫌いです」 「えっ」 「ヴェルナーさんみたいな顔が良かったです」 「えっ」 「僕の顔弱っちそうだし、ヴェルナーさんの方が強そうですもん」 「何その小さい男の子みたいな理由」 :::2015/10/29 |
犯人は一人しかいない(ハンスとシャーロット+ノイ) 「ほらノイ、シャーロットさんだよ〜」 「ニァア〜」 「可愛いわね……」 「綺麗な人に可愛いって言ってもらえて嬉しいね〜」 「ニァアア〜」 「(ハンス君も可愛いわ……)あの、撫でてもいいかしら?」 「もちろん! どうぞどうぞ」 シャーロット、ハンスの頭を撫でる。 「!?」 「あの……シャーロットさん、僕ももう大人なのでそういうのはちょっと……」 「猫っ毛ね……ふわふわ……(うっとり)」 「(駄目だ聞いてない)」 「嫌だったかしら? ごめんなさいね、ハンス君は頭を撫でられるのが好きだって聞いてたから」 「え? 誰にですか?」 「ヴェルナーよ」 「……(何てこと言いふらしてくれてんだあの野郎)」 :::2015/10/26 |
ヴェルナーは優しい(ハンスとヴェルナー) 「ヴェルナーさんは敵が女性だったら、躊躇わずに引き金を引けるんですか」 「うーんそうだなあ……躊躇はするだろうなァ」 「へえ……」 「たっぷり3秒は躊躇して、それから撃つだろうなァ」 「……優しいんですね」 「おうよ」 優しさの定義が狂ってる人しかいない :::2015/10/26 |
犬好きと動物嫌いの認識の違い(ドミトリーとセルジュ) 「僕には分かりませんね。なぜあなたがヴェルナー君を気に入ってるのか」 「うーん……まあ、俺は手がかかる奴は嫌いじゃないし……。ああいう奴がいい仕事すると、暴れ犬が難しい芸を覚えたみたいで嬉しくなるんだよな」 「……あなたと話していると、少しだけヴェルナー君がかわいそうに思えてきますよ」 「え? どうして?」 「分からないならいいです」 :::2015/10/21 |