Extra Cobalt Blue
- ナノ -

反射が愛しいものになるように

「……あの、シャロンさん?聞くまでも無いですが一応お聞きしても?」
「前回のお嬢様とリィン様やラウラ様にフィー様の件……あれは感応が高過ぎた結果に起きたことです。アップデートした試作が出来たそうなので、一応もう一度確かめる為にもお持ちしたという訳ですわ」
「……リィンにまた頼んだ方がいいんじゃ」
「ふふ、それも考えたのですが他の方のデータも取って確かめたいのと、またリィン様と入れ替わったら色んな意味でお嬢様が持ちませんから」


悪戯に笑うシャロンが持ってきたのは先日リィンとアリサ、そしてラウラとフィーの精神が入れ替わるという事件が起きた原因の代物、新型ARCUSだった。その様子を傍から見ていたが、主にアリサとリィンが苦労していたのを間近で見ていたからこそ嫌な予感しかしなくてそのARCUSを手に取るのを躊躇っていた。
確かに高次元のリンクが出来るようになれば戦術の幅は広がるし、戦闘においても活躍する事は間違いないとは分かっている。それを実現する為にも臨床データというものは必要だとは分かっているのだが。


「心配なさるなら何も男性と二人一組でやる必要はありませんわ。リンクと言う意味では現時点で最も連携が上手くいく方との方がより良いデータは取れますが……」
「……調整は、一応しているんですよね?」
「はい。ただ、前回同様何が起こるとは保証できないので」


笑顔でそう答えるシャロンにやはり躊躇ってしまうもので、フランが固まったままでいると、タイミングが良いのか悪いのかーー二階から丁度クロウが降りて来た。フランとシャロンが話しているのに気付いてクロウは近寄って声をかけた。


「よっ、何話してんだ?」
「あら、クロウ様。今フラン様に新型ARCUSの再調整を頼んでいまして」
「へぇ……、そういうことなら俺達が引き受けるっスよ!」
「ちょっと待って、今の間はなに」


リィンとアリサの件を思い出して成功してもラインフォルト社の開発には役立つし、失敗してもクロウにとってはちょっとラッキーなハプニングで終わると判断し、笑顔で快く返事した。
クロウが良からぬことを考えているとすぐに気付いたフランは止めようとするが、完全に楽しんでいるのかシャロンがクロウに「連携が最も合う方との方が実験データとしては良いんですよ」と要らない助言をして拍車をかける。
結局そう流されるままフランはクロウと共に新型ARCUSを受け取り、旧校舎へと向かった。


「これでリンク繋いで戦ってみればいいのか」
「戦術リンクの感応を高めることで戦闘での連携を一段高める……ちゃんとギリギリまで高める設定になってればいいけど……!」


フランは剣を取り出し、クロウは銃を取り出して魔獣を討伐していく。調整されたというのだけあって確かに何時もより戦術リンクの高まりを感じるし、連携が何時もより上手くいっているという感覚がある。これは確かに実現すれば戦闘に役立つこと間違いないだろう。


「行くわよ、クロウ!」
「おう!」


リンク連携でフランが剣技で一閃し、クロウがそれに続いて銃弾を放った瞬間。

「っ!?」

眩い光が視界を覆い、思わず武器を降ろし目を瞑った二人はゆっくりとその瞼を開く。先ず覚えた違和感に二人は疑問に思う。クロウはこんなに見えている視線が低かっただろうかーーそして、フランはこんなに高い位置から物を見られたことがあっただろうか、だった。
そして相手の顔と見合わせ、自分の足元を見た瞬間に察してしまったのだ。リィン達が経験したことと全く同じことが起きてしまったのだと。


「あーあ、なっちまったか」
「……もう頭が痛い」


フランの目に映るのは使った事の無いような砕けた口調で話す、何処か悪戯っぽい笑みを浮かべている自分自身の姿で、またクロウの目に映るのも眉に皺を寄せて頭を手で押さえている何処か大人しい貴族らしい威厳さえ漂うクロウ自身だった。
引き受ける事を渋ったフランとしては、こうなる可能性があったから嫌だったのに。それに尽きた。


「データを元に調整してたんじゃないのか?」
「確かに普通の連携の時は何時もよりも格段と性能が上がっている気はしたけど……一際リンクを高めた時だけ、駄目だったってことね……こんなことならやっぱりフィーとかエマに頼むんだった」
「ははっ、俺は構わないけどな。フランは何時もこんな感じで俺を見上げてたのか」


クロウは自分自身を見上げ、改めてその身長差を実感していた。何時も見下ろしている方だから分からなかったが、フランの身長だとこれだけ首をあげて自分を見ていたのかと知ることが出来て新鮮だった。しかし、感覚的にスカートというのはなかなかに慣れないもので、クロウは手を閉じたり開いたりを繰り返して感覚を確かめ、視線を降ろしてその胸に視線がいった瞬間にじろりと鋭く睨まれているのを感じて知らんふりをするように視線を逸らした。
自分の身体では決して感じたことのない重みというのは新鮮なものだし、つい気になってしまうのは男の性というものだろう。


「いい?変なことは絶対。ぜったい、しないで」
「やれやれ、信用無いな。けど折角フランの身体になったならやっぱりな?」
「だからそのついをやめて。というか、自分の口調が何だかアンゼリカさんみたいで違和感しかない……」
「俺の声でフランの口調っていうのもなかなかきついんだぜ?特に俺の声でアンゼリカさんって言ってるのが辛いな」
「……滅多に使わないけど、貴族としての高圧的な口調でなら近い物になると思うけど」
「出来んのか?俺は、……流石に無理だな。一人称位なら頑張ってやるよ。流石にフランの剣だと軽くて振ってる感じがしないし、俺の銃一個貰えるか?」


実家の執事達と話す時に使うような口調なら、クロウのそれと近くなるだろう。クロウに言われるままクロウの銃を一つフランの姿をしたクロウに渡すと、彼はそれを手にして武器を構える。
クロウの銃一つなら少し形が大きくて手にフィットし辛いとはいえ、銃を使う腕が反動で耐えられないということは無いだろう。むしろクロウの導力式の銃よりも反動の大きい代物を使っている位だから問題ない筈だ。それに、自分が銃一丁に慣れているからクロウの二丁銃は上手く扱えない。

旧校舎内でリィン達が見かけたという試練の扉を探したがそれは存在せず、取り敢えずシャロンに伝えに行く為にーーフランは抗議もするつもりだが、魔獣を即席の武器で退け、旧校舎を出て急いで第三寮へと向かっていたのだが。その途中の学生会館の前で声をかけられてしまった。


「あれ、クロウ君にフランちゃん?」
「フラン?またクロウに巻き込まれてるのか?」
「……おい、またって何だよ……」
「ちょ!言葉……!」


トワだけならすぐに説明できるのだが、アーサーの姿があって二人は目を合わせて冷や汗を流す。自分の兄に正反対ともいえるクロウと入れ替わってしまったなんて伝えたらどんな反応をされるか。分かり切っていた。無言で目くばせをして合図をして頷き、なるべく口調を合わせてとにかくアーサーには疑われないようにしなければ。


「今丁度旧校舎に行ってたんだ。そっちは、その……生徒会で?」
「うん、まとめなきゃいけない案件が沢山あるからね」
「そうか……忙しいかもしれないけど、頑張ってくれよ」
「……何か今日のクロウは礼儀正しいな。どうしたんだ?」


アーサーの鋭い指摘にクロウとフランはびくっと反応し、無言で首を横に振って否定をする。これ以上ボロが出る前にと二人にそれじゃあと挨拶をして立ち去ったクロウとフランの背を見送りながら、アーサーは首を傾げたがまぁいいかと流すとトワと共に学生会館に入って行った。

そして入れ替わった二人を出迎えたのは困った顔をしているシャロンだった。


「あらあら……調整はした筈なのですがまた起こってしまいましたか。こちらがフラン様で、こちらがクロウ様ですわね」
「えぇ、不本意ながら。だからクロウとやるのはやめた方がいいって言ったのに」
「まぁそう言うなって!その視界で歩くって言うのも新鮮だろ?」
「そうだけど、それとこれとじゃ違うの」
「ふふっ、クロウ様とは分かっているのですがいつになく凛々しく勇ましいフラン様と言うのもなかなかに新鮮ですわね。クロウ様としてはどうですか?フラン様と入れ替わってみて」
「スカートっていうのは慣れないし、体格も何時もと違い過ぎて違和感は覚えますけど、何といってもこんな美味しいチャンスを生かさない手は無い……」


じろりと睨むが、クロウは特に悪びれた様子も無く、スカートの端を摘まもうとするからフランは慌ててその手を押さえてクロウを叱り始める。正反対の二人が入れ替わってしまったというのも傍から見ていると面白いもので、二人が困っているし事の発端がラインフォルト社のせいだとは分かっているのだがついシャロンも楽しんでしまって笑みを浮かべる。
前回のような試練で戻るのならばいいが、如何せん今回の件は試練と言うよりも事故に近い。どうすれば戻るのか、現時点では何も分からない。


「今回の件も私どもの責任です。直ぐに皆様に伝えて解決策を考えましょうか?お嬢様達なら何か感覚的に分かることもあるかもしれませんし」
「是非そうして……」
「一応、明日まで待ってもらってもいいですかね?」
「へ!?」
「あらあら、ふふ……分かりました。今日は邪魔をしない方が宜しいですわね」
「シャロンさん!?」


クロウのーーというより見た目はフランの満面の笑みにシャロンは何かを察したのか「困ったことがあればサポート致します」とだけ声をかけて悪戯に微笑み、キッチンへと入って行ってしまったのだから見捨てられたような気分だった。

良からぬことしか考えていないだろうクロウにフランは文句を言おうと振り返ったが、クロウはそんなフランの手を引いて階段を上り、誰かに見つかる前にと自分の部屋に入った。
傍から見ればクロウの手を引いてフランがクロウの部屋に入って行ってるのだから、見られたら勘違いされるに違いないだろう。勘違いもなにも、そんな仲なのだが。


「なんでクロウの部屋に……」
「あいつらと鉢合わせる前に入っておきたくないか?風呂に。二人で入ってる所なんて見られたら面倒だろ。俺は別に構わないけどよ」
「へ……」


にっこりと微笑み、自分の部屋着や下着を取り出そうとするクロウに、フランは漸くクロウの言っている意味が分かって制止しようとする。


「ちょっと待った!お風呂に入るならそれこそシャロンさんとか……リィンとかに頼めばいいでしょう!?」
「身体はともかく、俺がシャロンさんと一緒に風呂場で、洗ってもらってるっていうのはいいのか?」
「そ、それは……」
「逆も然りで身体は俺の物とはいえ、フランがリィンに洗ってもらってるってのは最低な気分だな」


身体は自分の物だとは分かっている。けれども精神はやはり入れ替わっているからついその場面を想像してしまうだけで嫉妬してしまうように、クロウにとっても嫌だったのだ。
それを考えると恥ずかしいとはいえ(初めて見る訳でもないしお風呂に一緒に入ること以上に恥ずかしいこともしているのだが)妥協すべきだろう。
フランの反応が許可だと判断したクロウは、自分の服を手に取って扉を開き、「フランの部屋に行って着替え取って来るなー」と言って三階に上がって行った。

「……え、私の着替え?」

それを、どうしてクロウが取ろうとしているのか。それに気付いた瞬間焦ったようにフランは急いでクロウを追い掛けて三階に上がった。
フランの部屋に入って行ったクロウは既に棚を開けていて、下着を吟味していた。フランの姿でしているのだから何の違和感もないのだが、フラン自身は顔を真っ赤にしてと目に入った。


「あ、これ、新しい下着だな」
「!?ちょ、何でそんな所開けて……!見ないで!」
「しかも面積少ないし……どう見ても普段着用じゃなさそうだが」
「〜っ、それは置いておいて!ほら、これでいいから!」


口角を上げて悪戯に笑うクロウの手から奪ってフランは適当な下着と部屋着を渡し、二人はまだ全員部活動で第三寮に戻って来ていない今のタイミングを狙って風呂場へと向かった。
フランはブレザーとシャツを脱いだところでぴたりと動きを止める。中のシャツを脱ぐと上半身裸になるのは分かっているし、ベルトに手をかける勇気が出ない。兄とそう変わらないーーそう自己暗示をかけるがやはりクロウ相手となると話は別で、気恥ずかしさが勝ってしまう。
ふと後ろを振り返ると、今まさにスカートを脱ぎ、更にはシャツのボタンに手をかけようとしている自分の姿が目に入って目を開き、慌ててフランは何時もよりも大きなその手で目を塞ぐ。


「おーい、フラン、見えないんだが」
「見なくていいの!流石に、下着を脱ぐのは……っ」
「アリサ達みたいに俺に触って欲しくなかったら着替えさせるか?俺の姿で、フランの服を脱がすって事になるが」
「〜っ、楽しんでるでしょう!?」
「おう。……別に今更目隠しをして入るような仲じゃないだろ?」
「っ」


何時ものクロウのような色気を纏い、妖艶に笑う自分の姿に息を呑んでしまう。
結局クロウの口に乗せられるまま体格差を利用して目を塞いだまま下着を脱がせ、フランもまたクロウに手伝ってもらって服を脱いだがこの時点で羞恥心でどうにかなりそうだった。

お風呂に入っている時、フランは目に入ってしまうその逞しい筋肉のついた腕や足に動揺しながらもなるべくクロウの体を見ないようにと洗うのに対して、クロウはフランの体を容赦なく覗いては時々ひゅう、と口笛を鳴らしながら胸に手を当てては凄いなと呟くのだからフランの気は全く休まらなかった。
シャワーから出た後、完全にやつれた顔をした見た目クロウのフランと、どこか上機嫌な様子の見た目フランのクロウが居た。

夕食も別に取らせてもらうことでなるべく接触を回避し、フランの姿をしたクロウは自分の部屋にフランと一緒に居たのだが、コーヒーを淹れる為に降りてきたフランはキッチンの上の棚のコーヒーメーカーを取り出そうとして、何時もと違う手の届く高さに驚いた。

「クロウって、やっぱり背が高い……」

自分の姿だとぎりぎり手が棚に届くレベルだが、上の棚に入っているものまでしっかり見えて簡単に届くのだから、その体格差を実感する。
今日一日、自分を見下ろす視界に驚いたものだ。クロウに自分の体を好きに触られて散々からかわれたけれど、フランとしてもクロウの体というのは意識してしまうもので、つい腕を捲ってみたりしてしまう。あまり本人には言えないけれど、その大きな手は好きだった。好きな人の姿になるのは口で拒否をしているほど嫌ではなかった。クロウには、言えないけれども。

その時がちゃりと扉が音を立てて開き、振り返ると部屋着に着替えたマキアスが居た。


「クロウ先輩もコーヒーですか」
「!マキアス。マキアスも何時ものコーヒー……みたい、だな」
「えぇ、放課後はチェスの練習をしてましたから、復習と予習をする時間は今しかないですし。まぁ、クロウ先輩からしたら気持ち悪いかもしれないですが」
「そうでもないさ。マキアスが優秀なのはこうして努力しているからこそだって分かってる。そんな努力を気持ち悪いなんて言うわけないだろう?それは心から尊敬出来ると思うが」
「……」
「マキアス?」
「い、いえ……まさか、クロウ先輩がリィンやフランのようなことを言うとは思わなかったので……」


瞬いているマキアスの顔に、フランは自分らしく喋り過ぎたと冷や汗を掻き、誤魔化すように出来たコーヒーを二つのマグカップに注ぐ。一つは自分用にミルクを入れたもの、そしてもう一つはクロウ用のブラックだ。
未だに珍しいと首を傾げるマキアスとそそくさと別れてマグカップを手に取ったフランは二階のクロウの部屋へと戻っていく。


「サンキュ。"俺"がカフェオレ飲んでるってのも珍しいな」
「それを言うなら"私"がブラック飲んでるのも滅多に見ないから新鮮というか。ところで、本当に一緒に寝るの……?」
「勿論だろ?何なら別の意味で寝てもいいが」
「私の顔でそういう欲求に忠実なこと言うのやめて……お願いだから」
「そうは言うが、お前の姿になって着替えとかシャワーに入って何にも思わないわけないだろ?そんな男が居たら彼氏失格だな。むしろ……フランは、何も思わなかったのか?」


クロウをじろりと睨んだフランだったが、少し寂しそうなその声音に、じくりと胸が痛む。クロウの言葉を借りるのなら何も思わないわけがなかった。しかし気恥ずかしさで誤魔化して、嫌がったり怒るばかりで。


「……こんなに、緊張するなんて思わなかったから……誤魔化してた、だけで。だって何時も私が見上げてるクロウ自身になるなんて意識するに決まってるし……好きな人の身体なんだから。そう、意識しないようにしてたのに」
「……まったく、急にそんな敵わないな。……フラン。少し膝折ってくれ」


クロウに言われるまま膝を折って視線を合わせようとすると、背伸びをしたクロウは唇を重ねた。何時もは反対の立場なのに互いの身体で経験するのは不思議な感覚なもので、唇が離れてからフランは照れ隠しをするように頭を掻いた。その仕草は意識している訳ではなかったが何時もクロウがするのと同じだった。


「はは、キスするのも、これだけ背が低いと大変なんだな」
「クロウこそ何時も、こんなに身を屈めてたのね……」
「あとあれだな」
「?」
「密着してすると胸が付かないことも無いな」
「……」


無言でクロウのーー体としてはフランの頬を抓ると、痛い痛いと言いながら頬を擦っている姿があまりに新鮮で複雑な気分だ。やはり自分の姿で性格が正反対になっているというのも微妙な気持ちだ。

ーーもう間もなく就寝時間で、フランは別々に寝ても何の問題も無いだろうと提案したのだが、結局「一緒に寝るのは初めてじゃないだろう?」というクロウに乗せられるまま彼の部屋で一緒に寝る事になった。知らない人が二人の姿を見たら、クロウの部屋でフランがベッドの上に座ってぽんぽんと隣を叩いて一緒に寝ようと誘っているように見えるだろう。
仕方がないとフランは意を決してベッドに入ると、これ見よがしに抱き付いてくるのだからクロウは何だかんだこの状況を本当に楽しんでいる。


「普段これだけくっ付いてきていいんだぜってことだからな〜」
「あのねぇ……いい?今日戻らなかったら絶対にリィン達に言うんだから」
「えー……」
「ク、ロ、ウ?」
「まったく、しょうがねぇな。十分堪能させてもらったし、妥協してやるよ」


どうして妥協してやるって言われているのだろうかと溜息を吐いたが、クロウと寝るというのはフランとしても嬉しいことに違いなかった。
応えるように抱き締め返すと、クロウは一瞬驚いた顔をしたけれどふっと微笑んで顔を埋めて来た。
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