雲雀さんと笹川兄が仲良しな話


雲雀さんと笹川兄が仲良しな話。


・圧倒的パラレル!!!!
・キャラ崩壊注意







その日出会ったその光景をツナはまだ受け入れることができない。

「沢田ではないか!!」
「ちょっと君、動かないで。」

公園のベンチで座っているのは雲雀恭弥と笹川了平。しかし了平の上にはシロツメクサでできた冠が乗っている。そして雲雀はその様子をスマホで写真を撮っている。

「あ、あの…何してるんですか…?」
「何ってシロツメクサの冠作ってそれを彼に乗せただけだけど?」

いや、意味わかんねーし!!!
とのツッコミは言葉にならないまま飲み込む。

「今日は極限トレーニングをしようと思っていたのだが雲雀に呼び出されてだな!」
「君が昨日僕を呼んだんだろ。」
「そうだったか?」

腕を組んで考える了平の横でため息をついて呆れる雲雀。ツナは動くに動けないまま二人の前で突っ立っていた。
一体どうしたことか…。

「あ、あの…今日は今まで何してたんですか?」
「む!?…朝メシをうちで食った後は…二人でカラオケに行って…ボウリング……そこからは極限に覚えとらん!!」
「勉強。…僕の家で勉強してたら開始3分で君が寝た。」
「そうだったか!?」

全然想像できないことばかりだ…。
二人の言うことはツナのキャパオーバーをとっくの昔に超していた。
そもそも雲雀さんがカラオケって…ボウリングって…!!一体何を歌うんだ…?!

「…っ雲雀貴様!なぜ俺の寝顔を撮ったりしたのだ!!」
「何故って…面白いからだよ。…ふっ…。君右目だけ白目…ふっ…。」

雲雀が自分の携帯を見て笑っている。
雲雀さんが…笑ってる…!?
もしかして明日はこの世の終わりなのかもしれない。ツナは身を震わせた。

「それだったらお前のプリクラの時の顔こそ笑えるだろう!」
「君…それは二度と言うなと言ったはずだけど?」
「プリクラ!?」

もう限界だった。
驚愕の声をあげたツナを二人はポカンとした顔で見た。そしてまた二人して疑問符を浮かべる。

「別にプリクラくらい普通だろ?」
「いや…想像できないっていうか…。」
「極限見るか!?」
「は!?君まだ持ってたの!?」
「い、いいいいです!!」

見てしまったら最後、記憶が完全になくなるまで殴られそうだと超直感で悟ったツナは全力で首を横に振った。

「あ…あの…お兄さんたちって、週どれくらいの頻度で遊んでるんですか…?」

そして一番気になっていることを聞く。
すると二人して顔を見合わせてアイコンタクトをした。

「「ほぼ毎日?」」

こいつら自分が受験生なの分かってんのか!?

ツナが突っ込めることではないことかもしれないが心の中で叫ばざるを得なかった。


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