【Rockman.EXEA】


放課後の恋人/ピンク色の兎年
)バニーガール│尻尾バイブ│尿道プラグ│使用
今年も先生×生徒なヒノアツの干支コスえっち◎
寅年版:寅年と冬休み研究室の虎耳メイド



新しい年を迎えて、初めてのヒノケンの家。
泊まるのを前提にアツキは連絡を入れて向かった訳だから、夜の情事も前提のようなもの。
そして去年の新年を迎えた日に何があったのか。
アツキとしては出来るだけ記憶から消したいけれども、鮮明にこびり付いている虎耳尻尾。
今年は、兎年。
となれば去年よりも、容易に想像が出来る訳で───

…ぴちゃ、れろっ…ぺろ…れるっ…

「ニンジン貰えて良かったな、子ウサギちゃんよ」
「〜〜〜…ッとに! アホなオッサンだなや!」

噛み付く勢いで吠えるアツキだがヒノケンは動じず。
それどころか、去年に増しておとそ気分でいるのかアツキの事を愉しげに見下ろしている。
にいっと何時ものように上げられる口角。
笑みたくもなるだろう、今のアツキは…予想した通り、ヒノケンが用意していたバニーガールの衣装を着させられて、ベッドに腰掛けるヒノケンの自身に舌を這わせているのだから。
こうなる気はしていたのに家へ訪れる連絡を入れたのはアツキだ、少しばかり予想と違っていたのは真っ先に思い付く黒のバニーではなくて、ラメ入りピンクのバニー衣装だった事。
何にせよ、その笑みは腹立たしいが…仕方がない。

「ウサギちゃんが嫌なら来なけりゃ良かっただろ」

降ってきたヒノケンの言葉は、アツキの事を見透かす言葉。去年の寅年に致した内容を覚えているのならば、兎年だとすると直球でバニーガールだと。
アツキだって分かっていた事を理解した上での投げ掛けに言葉を詰まらせる。だって、それでも───自分の先生で、自分の恋人に会いたかった。

「…オッサンが、こげなの独りで用意ばスたのにオラにスッぽかされたら可哀想なンと、ガッコで着させられンのは御免だから来てやっただけだべ」

かといって、アツキが素直に言える筈もなく。
目の前の屹立し始めた自身に熱い息を吐き掛けながら、それらしい理由を並べて誤魔化す。
最も、学園で虎耳尻尾メイド姿で行為に及んだ事の二の舞いになるのは避けたい、という点に関しては本心から言っているのかもしれないが。
そこまでを含め、とっくにバレているとしても。

「ふうん、なる程な。そういう事にしてやるぜ」

カフスを付けた手首から伸びる手はヒノケンの自身に添えられたまま、目線は逸らすアツキに対し、揶揄うような声色を強めた言葉を降らせるヒノケン。
何であれ、ここまで受け入れているのだから今更だろうに。だが、そこが燃えさせられる。

「ま、今はたっぷりニンジンを味わいな」
「…"コレ"をニンジンっちゅうの、やめねっか…」

はぁ、と呆れた息と共に戻したアツキの目線の先には、舌を這わせていたヒノケンの自身。
何度も見てはいるが、舌での刺激やアツキのピンクなバニーガール姿といったシチュエーションで勃ち上がり掛けているモノが眼前に在る迫力には圧を感じ。
それもまだ完勃ちではないのだから。
ニンジン等と例えられるようなモノかと思う。

…ちゅ…ちゅうっ、ちゅっ…れろ、れるるっ…

「…ッ、ふ…はっ…」

シュッ…シュ、シュッ…

呆れたり躊躇っていても何にもならない。
半ば観念といった様子でアツキはニンジンとやらに対する口での奉仕を再開し、亀頭や竿に口唇を寄せて口付け、舌を出して丁寧に舐め上げてゆき。
一層に芯を持った頃合いを図り、カフスを揺らしながら竿をゆるゆると扱くのも加えれば。
鈴口から溢れ始める先走りに膨張した亀頭。
扱く竿も熱く固く屹立して完全に勃ち上がり、舐めるアツキの唾液でテラテラ鈍く輝く。
思わず、うっとりと眺め掛けたアツキだけれど。
その思考を振り払うかのように、そしてもう求められているのは舌だけではないだろうと理解したように、亀頭からゆっくりと咥内へ含んでいった。

はむ…くぷ…っ、くぷぷぷっ…

「ン、ふッ…」
「へっへっ…イイ眺めだぜ子ウサギちゃん」

竿の中程までを咥内に収めただろうか。
圧迫感で表情と漏れる声には苦しさが滲んでしまうが、決して歯を立てたりせずに耐え。
健気な姿勢を見せるアツキにヒノケンの興も乗ったのか、自身が咥内に包まれる温くあたたかな心地好さを受け止めながら、アツキの頭をくしゃりと撫で。
ぴょこんと立つピンクのウサ耳が揺れる。

…じゅっ…じゅぷ、じゅぷっ、くぽ、じゅぷ…っ

「…ッ……へっ…」
「む…ぅ…ふ、ッ…ンんッ…」

そんなヒノケンに対するアツキの答え。
剛直と成った竿の根本に手を添えたまま、こうなったら躊躇った方が負けだとばかりに濃厚なフェラチオを開始し、咥内に自身を行き来させ。
一瞬、突然の悦に目を細め堪えたヒノケン。
しかしすぐさま、上等だと口角を釣り上げ笑み直し。
ピンク色ウサギなアツキのフェラチオを堪能する構えに移ると、静かに奉仕する姿を見詰めてココロの奥底に根付く支配欲や征服欲の火をくゆらす。

くぽっ、ぐぽっ じゅっ、じゅぶ、じゅぷっ

「…随分、美味そうにニンジンを咥えてくれるじゃねぇの。少し"小さい"ヤツも要るか?」
「ふ…ッ? ……!」

……カチッ…
ヴ───ッ、ヴ───ッ!

「〜〜〜…ッ! ン、うッ…ンん〜〜〜ッ!

何の事なのかアツキの理解は遅れたが。
自分の身に起きている事を消去法で考えた末に、バニーガール衣装の尻尾部分の内側に取り付けられていたアナル用バイブの事だと辿り着く。
ソレは勿論のこと、アツキの後孔に収められており。
だが比較的バイブ自体は細身で長さも控え目だった為、ナカに居座られる異物感は感じるけれども次第に慣れたのか麻痺したのか考えたくないのか、アツキの頭からは離れていた。
そのバイブが、曰く"小さいニンジン"。
ヒノケンがスイッチをオンにするとアツキの尻から篭った振動音が響きだし、無機質に一定の間隔を刻みナカで震えるバイブに、アツキはヒノケンの自身を咥えながら快感に襲われ。
フェラチオが止まってしまったけれども、今以上にバイブを強くされる様子は窺えない。

ヴ───ッ、ヴ───ッ…
…じゅ…っ…じゅぷ、くぽ、じゅぽ…

「む、ふッ… ぅ、ン…んっ…

つまりは、コレで続けてみせろという事。
ヒノケンの意図はそうだとアツキは受け取って。
勢いは少しばかり落ちたがフェラチオを再開。

「…へっへっ…小さいのも気に入ったみてぇだな」

アツキの口が自由であれば、間違いなく「そんな訳があるか!」といった旨の言葉が出たであろうと分かっているが、言わずにはいられないヒノケンの悪い癖。
聞いたアツキは、喋れぬ代わりに。
ムキになったのかヤケになったのか、そのどちらも入り混じった感情で尻尾バイブの振動の中フェラチオへの集中を深め、ヒノケンを果てさせようと。

……カチリ…
ヴ───…ヴヴヴヴヴヴッヴヴヴヴヴヴッ

「う、むぅッ…! …ンんんッ、ふぅ…ッ

じゅぷじゅぷと、ヒノケンの自身に快感を与えてやろうというアツキのフェラチオは、次第にバイブの振動があっても緩いだ勢いを取り戻し。
悪くはないのだが、もうひと翻弄。
ヒノケンはバイブのリモコンを手にし、振動の強さはそのままだけれど振動の種類を変え。
切り替わった短い連続の振動にアツキは咄嗟に対応する事が出来ず、自身を咥え込んで抑え込むように堪えるも、ビクビクと身体を震わせ。
ほんのりとピンクに色付けされた、うさぎの丸い尻尾が可愛らしく揺れているのはバイブの振動のせいなのか、アツキが悦に震えたせいなのか。
どちらであろうとヒノケンの欲を刺激して。
身体の熱が自身に滾り寄せているのを感じ取って、アツキの咥内へ迸らせる事を望んで。

「あと少し頑張りな、イケそうだからよ」
「ン…ぅ…」

ピクンと、反応を示したウサ耳カチューシャ。
実際の耳ではないのに、アツキの耳が反応を示したかの様に錯覚するが、とにかくヒノケンの言葉にアツキは咥内の自身を一度じゅうっと吸い上げ。
片手は竿の根本近くを扱き、もう片方の手は精が詰まる睾丸を柔らに揉んで射精をより促しながら、口での奉仕にスパートを掛けてゆく。

シュッ、シュ…ふに、くに…ふにっ…
じゅぷっ…ぐぽっ、くぽ じゅぽっ、じゅぶっ

「ふぅっ…! イイぜぇっ…出すからなぁ…!」
「ン、ふ…ッ!」

ぶびゅるるるるるっ! びゅーっ びゅるるるっ
…ドプドプッ びゅるっ…トプ…トプ…ッ

「〜〜〜…ッ ふ、ぅンッ… ンん…っ
「ク…ッ…えっれえ出てるじゃねぇか…へっ」

咥内による奉仕の刺激に、ぎこちなく拙いながらにカフスを揺らしながら射精を促そうというアツキの手により、ヒノケンは射精に及び。
アツキの咥内へ堰切れ注ぎ込まれる多量の白濁。
どうにか受け止めるべくアツキはギュウッと目を瞑り、咥内を満たそうとする精を小分けに飲み込んでゆき、やがて落ち着いた射精の後も喉を鳴らし。
何とか総てを飲み終えると、ゆるゆる咥内から長く咥えていた自身を引き抜き口を自由に。

…ずる…るるるっ……ちゅぽ…っ…

「…ぷは、アッ…はッ、はぁっ…ァア…っ
「ご苦労さん、ってどうした? ウサギちゃんよ」
「分かッとるべ…! サッサとバイブ止めねっか!」

…ヴヴヴヴヴヴッヴヴヴヴヴヴッ

「ッ、はァッ、あン…ッ く、ぅ…ッ…

フェラチオを続ける間も、咥内に射精されている間も、白濁を懸命に飲み込んでいた間も。
バニーガールの衣装に取り付けられた、ピンクの尻尾部分から内側に生えてアツキのナカに居座るアナル用のバイブは規則的に振動を続けており。
口でイかせる事に集中する事で悦を堪えていたのだけれど、それが果たされてしまった今。
なおもナカで暴れるバイブに意識が向いてしまい、アツキは身を捩らせ悶えて支えを求めるしかなく、倒れ縋るようにヒノケンの太腿に顔を寄せ脚に抱き付く。
振動を止めろという懇願も込め。

「止めるんなら、お前もイッてからの方がイイんじゃねぇの。ガチガチに勃ってんだろ?」

…スリ…ぐっ…ぐりっ、スリ…

「ン、ひ、アッ やめ、ねッ…か…!

網タイツに包まれた脚から付け根へと向かい、辿り着いたバニーガール衣装のハイレグ部分をヒノケンは足の甲で撫でつつ時に押す力を掛ける。
ソコには熱を滾らせるアツキの自身。
ハイレグ部分が自身のせいで盛り上がっている為、既に勃起しているのだと衣装の上からでも分かり、足の甲にも衣装越しに感触と熱さが伝わる程。
これだけ勃ち上がり、バイブに責められながら足コキ紛いの刺激を加えられたのだから、アツキも衣装の下で射精してもおかしくはない…のだが。

「サッサと出しちまった方が楽になるぜ?ん?」
「そッれも…出来ねの、知ってンべ…!」
「…ああ、そうだったな。もう一つ、ちょっとばかし他より"小さいニンジン"があったな」

どれもこれも"知っていながら"という悪さ。
今のアツキの自身…鈴口には、以前にも使用した事がある尿道プラグが挿入されており、最後の小さいニンジンとは射精を阻むソレの事。
ヒノケンも元々は使うつもりはなかったのだけれども、バニーガール衣装を見たアツキがピンクとか趣味が悪い等とつい本音を言ってしまったが為に。
着せる際、ほぼ無理矢理の形で追加されており。
そうして精を出せず滾り続ける一方の熱塊。
にたりとヒノケンは笑み、足の甲をわざと強くアツキの自身に押し付けスリスリ撫でだす。

ぐにぃ… スリ、スリッ…ぐっ…
ヴヴヴヴヴヴッヴヴヴヴヴヴッ

「い、アッ、やめねッ…ァ、あア〜〜〜ッ!

ビクッ ビクビク…ッ ビク、ン…ッ

「へっ…出せなくてもイケたじゃねぇか、お前の身体にゃメスイキを教えてやっただろ?」
「…はーっ、はー…こ、こンのエロ教師ば…」

ヒノケンの脚にしがみつき、自然と口が開き舌を出しながら、尻尾バイブの振動と足の甲による刺激でアツキは射精を伴わずに達するメスイキに至った。
尿道プラグの他にコックリングを用いたりと、確かにヒノケンはこれまでアツキの身体にメスイキの味を刻み付けてきたが、暫し控えられていて。
だがやはり、身体は忘れず覚えたまま。
思い出してしまった強過ぎる悦、未だ止まぬバイブの振動に責められ、一度メスイキに至った身体は制御が出来ずにアツキは連続してイキ続ける。

…カチ…カチリ…
ヴヴヴ───ッ! ヴヴヴヴヴヴッ!

「ンいっ 振動ッ、変えたり…ひァッ、ア…!

リモコンを弄り振動の種類を変えてアツキのナカを弄び、その度にアツキの身体は跳ね。
ヒノケンの瞳に映る焔の淫らな姿。
あれだけ射精をした自身に、再び熱が集まるを感じ。

……カチン…
ヴヴヴ…ヴ、ン…

「…ふ…ッ…ふぅ…っ…はぁッ、はぁ…ッ」

アツキからすれば、とてもとても長い時間。
やっとバイブのスイッチが切られて振動が止まり、今すぐには全身の快感を落ち着かせられないが、少なくともメスイキの連続はストップする事が出来。
けれどもコレは…終わりではない確信、次の段階へ移る気になったというだけなのだと、自然に溢れた涙と悦による思考でぼやけた視界に飛び込む、ヒノケンの自身が物語っていて。
ビンと勃つソレに、疼く身体。

「……センセー…」
「…おう、ベッドに上がれるか?」
「…っ、と…ちっと待つべ……よ、ッ…」

視線も僅かに掠れた声も、求める先はヒノケン。
促されたアツキは縋りついていた脚から腕を離し、緩慢な動作ながらベッド上に気怠い身体を転がし乗せて、天井を見上げれば寝室を照らす橙の光。
仰向けに寝る事が叶って体勢はかなり楽になったが、しかし精を放てない自身に集まり続けているジンジンとした熱の主張が余計に感じられ。
早く、早く、はやく───

…ビッ…ビリッ! ビリ…ビリ…ッ!

「…は…? な、何スてるだ急に!」
「どうせこのバニーガールの衣装は今回限りだからよ、網タイツもな。だから適当に破ってみたんだが…なかなかエロいじゃねぇの」
「…何をぬかスとるンか、このセンセーは…はぁ…」

突然の布を引き裂いたような音と脚への違和感に、アツキが天井から己の脚へと目を下げて見れば、ヒノケンが網タイツを数カ所ほと引き千切り破り、円状に露出している自分の肌。
そしてその光景に満足気なヒノケンといった具合で、アツキは何が良いのかと思うところだけれども、劣情を催す気持ちも幾らかは分かるかもしれない。
加えてヒノケンには、凌辱感もあるのだろう。

「…ン? この衣装は今回限りッちゅうンは…?」
「気に入ってんなら、また買ってやるか?」
「いや、オラはそげな意味で聞いたンでねぇ!」
「へっへっ…まあ考えてみろよ、尿道プラグもバイブも外してやらなきゃ先に進まねぇだろ、そんで脱がして外してまた着せてなんてのは面倒くせぇ」
「…脱いだままでもエエでねぇか…」
「それじゃ折角のバニーガールが台無しだろが」

何故そうも干支コスプレでのセックスに情熱を持つのか理解し難いが、大体のヒノケンが言わんとする事そのものはアツキも理解したけれども。
では、どうするのだと。

「だから"ココ"を破くぜ、動くなよ」
「え…ちょ、破くって…!」

ぐっ…ジャキンッ!
…ビリッ、ビッ! ビリリ…ッ! …ブルンッ…

「や、は…ァ…」

ヒノケンの手には用意していたらしいハサミ。
それをバニーガール衣装のハイレグ部分の最も細い股の箇所に、横へハサミを入れて躊躇無く断ち切り、繋がりを無くしてしまって。
現れたのは下着無しで直接履かされた網タイツ。
同じく遠慮せず破れ目を作り引き裂くと、尿道プラグを鈴口に嵌めたままガチガチに勃起してしまっているアツキの自身がお目見えし。
窮屈な衣装から解放されて外気に触れた事から、ふるりと全身が震えてアツキの口からは別種の心地好さを孕んだような声が自然と漏れ出た。

「へっ…可愛いウサギちゃんの衣装には似合わねぇのが出てきたな。んじゃプラグ抜くぜ」
「は…やく、出させるッ、だ…」
「ンな急かすなよ。…そら…よっと」

…ぬ…ぬぽぽ…っ …つぽんっ

「は、アッ…こ、こンで…やっと…ひ、ぁっ?!」

シュッ、シュッ クチュッ ニチュ

もしかすると、ここから更に抜くのを焦らされるのではないかともアツキは考えていたが。
素直にヒノケンは尿道プラグを引き抜き、これで幾らかの刺激を与えればぐつぐつに滾りきった精を放つ事が出来ると思う矢先にヒノケンの手で扱かれ。更には。

…はむ…っ くぷ、ぷっ…

「ン、やっ…口ぃ… そげに咥えられた、ら… オラすぐっ、出る、出つまうだ…ぁ

びゅくるるるっ! びゅるっ、びゅーっ
…トプン、トプ… ぴゅるる びゅぶっ…

「くぅっ うぅンッ… はぁっ、あァー…っ

唐突に亀頭を口に含まれ竿にも及び。
限界だった射精欲は、咥内に含まれ包まれる柔らかく温かな心地で決壊し白濁を迸らせ。
ヒノケンの咥内へ次々と放ち注ぎ込まれてゆく。
溜め込み続けた反動からの射精の快感はあまりに強過ぎ、背中を可能な限り仰け反らせて喘ぎ、首の付け襟が橙の照明の光に照らされ染まり。
ただただ、己ではもう制御など出来ぬ精の放出が終わるまで、シーツを掴んで上がる喘ぎ。

……ごく…ごきゅ、っ…
…ずる、ずるるるっ……ちゅぽ…んっ…

「ふぅっ、はあッ…はー…ッ…」
「…ふーっ、ウサギちゃんの特濃ミルクってな」
「…っとに…エエ加減、そのテの例えばやめねっか」

注がれた濃く量も多い白濁をヒノケンは飲み込み。
そろりと咥内から射精の止んだアツキの自身を引き抜き離すと、軽く口の周りを手の甲で擦り、自身を咥えた事も咥内に注がれた多量の精を飲み込む事も、さも当たり前の風にして。
普段通りの口の利き方をすれば、アツキはアツキで射精の余韻の中でも律儀に言い返して。
まったく───今年も、きっと変わらない関係。

「さぁて、次は尻尾だな。ケツ向けな」
「ンだから! 言い方あンべ!」

くっくっと笑っているヒノケンの、わざと。
ちょっとだけ忌々しげな顔をアツキは見せながらも、緩慢に仰向けていた身体をうつ伏せに転がして尻を上げ、ほんのりピンクの丸い尻尾をヒノケンに向ける。
衣装が破られたとはいえ、尻尾の位置に取り付け生えているバイブは今もアツキのナカに埋まっている為に、それが支えとなりキチンとした場所に落ち着いており。
だが尻尾から下に目をやれば、一度の射精を終えるも熱を残した様子の自身であったり、所々破られ円状に避けた網タイツであったりが映り欲情を掻き立たせ。
口角を釣り上げたヒノケンは尻尾を掴み、アツキのナカに居座り続けたバイブを引き抜く。

ぬぷぷぷ…ぬぽっ…
…むにぃっ… ぐに、ぐに…っ ヒクン…

「ふ…ッ…い、弄るでねぇべっ…」
「へっへっ…そんな太いヤツじゃあなかったが、振動で随分可愛がられたみてぇだな。ちゃんと物欲しそうにヒクついて仕上がってやがるぜ」

細身のバイブを抜き去るや、後孔の具合を見るべくヒノケンの手は尻尾からアツキの尻を鷲掴むに変わり、割り開いてやればヒクヒクと厭らしくも魅惑的に蠢く入り口が見え。
今すぐにでも突き挿れたい衝動。
まずは用済みとばかりに衣装に取り付けられているバイブを外して邪魔を無くし、とっくに屹立し直している自身を熟れた後孔へ押し宛てた。

ぷちゅっ… ヒク…キュウッ…

「ン、ぁ…っ
「お待ちかねのニンジン、くれてやる…ぜっ!」

ぐぷ…ぐぷんっ! ずぷぷぷっ! ずちゅんっ!

「っ、あ〜〜〜ッ…! 奥、までぇ…っ

バイブを挿入する時点で、ローションを用いながらある程度は解し済みであるし、振動によってナカはグズグズに蕩けているであろう算段。
鈴口と後孔のキスから先は早く、亀頭を押し入らせて竿の根本まで埋め込み腰を打ち付け。
抜き挿しが始められるものとアツキは思った、が。

びゅくっ びゅるるるっ びゅぶ〜…っ
…どぷっ どぷどぷっ

「〜〜〜ッ いき、なスぃっ…

ぐっぷりと奥まで自身を挿入されたまま不意打ちで射精に及ばれ、ナカで広がる熱に焼かれ焦がされ、アツキはウサ耳カチューシャをぷるぷる震わせ。
またひとつメスイキの数を増やしたところで。
ローションと精に塗れてヌルヌルになったナカを、射精してなお萎える気配の無いヒノケンの自身が抜き挿しを開始して淫らな音が寝室内に響く。

ぱちゅっ!ぱんっ ずちゅ、ずちゅっ!
じゅぼじゅぼっ じゅぷ、じゅぽっ

「ひぁ ァあっ オラのナカっ、センセーのが行き来ばスて…イイだッ…もっ、とぉ…
「年中お盛んなウサギちゃんらしく、キチンとおねだり出来るじゃねぇの。そんなに俺のニンジンがイイってんなら…そらよっ…!」

ぐぽっ、ぐぷっ! ぱちゅんっ ぱちゅっ
じゅぶっ じゅっぽ、じゅぽ …どちゅっ!

「あ、くぅッ… 頭ン中…真っ白サなる…ぅ

容赦無くナカを穿たれて悦楽に溺れた思考は、ずっと発情期とされるウサギのように交わりに耽り、ヒノケンは腰を打ち付け続けアツキはヨがり続け。
ぱんっぱんと、最早規則的ですらある律動。
互いの内に残る精が集約し、迸る時は近い。

じゅぽっ、ぐちゅっ ずちゅっ!ずちゅっ!

「センセー…ぇ オラ、イクぅ… イクだ…ぁ
「ああっ、俺もだ熱くて堪らねぇ…最後の一滴までブチ撒けるぜ、お前も全部出しな…!」

ぬぽっ、ぬぽ ぬぶっ、ずぷっ…ずぷんッ!
びゅるるる〜っ! びゅーっ どぷっ、どぷ

「ああ゙ッ、ンあ゙っ 熱ぃッ… ンはぁあ…ッ

びゅくっ びゅるる…っ びゅる…
…ぱたたっ…ぱた…ボタッ…

「う、あ…ふっ、ぅ…セン、セー…」
「は…っ…クウッ……へっ」

がっしりとアツキの腰を掴むヒノケンは再び奥で種付けし、ウサギの性欲を満足させて。
アツキの自身からも噴き出す白濁はシーツに散り。
情交の終わりを迎える、このひと時。
最も互いの熱を感じ取る事が出来るような気がするから。
実は、とても好きな時間だなんて事は。
やっぱり、どちらも今年も素直には言えないのだろう。

───…

「はあぁ…新年早々…なンちゅう目に…」

情交の後始末を終えて身体を洗い、冬用の暖かな掛け布団が敷かれたベッドへ潜り込めたアツキは、漸く身体を休める事が出来ると思うと同時に。
今年も干支のコスプレでセックス初めという展開になった事に対し、ジワジワと何をやっていたのか感が湧いたのか、呆れ果てたような声を漏らす。

「何を言おうが、俺の家に泊まりに行くっつったのは小僧の方なんだから、仕方ねぇな」
「あンな内容だとは思わねぇだ!」

風呂上がりのヒノケンも布団に入る。
アツキと同じ布団に包まって、少しのお喋り。

「まあ、来年の辰年なんてのは今のところ燃える干支コスプレは思い付かねぇしよ、その分だけ分かり易い今年のバニーガールを堪能したってこった」
「…ンだからオラには迷惑でスかねぇべ…堪能スたのはオッサンだけでねぇか、はぁ〜…」

全く反省する気が無い様子のヒノケン。
ただ、取り敢えず今の時点では来年の干支コスプレによるセックス初めは無さそうだと分かったのは、アツキからすると多少は朗報だろうか。
というか───まず。

「……オラは…ケンイチ……と、普通にえっちがシたいだけだっちゅうに…っとに、次から次へと余計な事ばやってくれるオッサンだべな!」

後半の口調は強いが、それは前半を誤魔化す為。
ちょっと恥ずかしい事を言っている自覚が有るが故。
ヒノケンにも僅かな間の後に理解が及び、可愛い恋人を見る柔らかな眼差しをアツキへ。

「でもなぁ、俺にはアレは普通の範疇なんでよ」
「…ンだべな…」
「お、何だ素直に受け入れるじゃねぇの」
「そうでも思わねっと、オッサンとなンか付き合えねぇだ。……ふぁ…もう、オラは眠い限界だべ…おや…スみ、な……オッサ、ン……」

普段通り話せていたと思ったが、アツキの身体は布団に入れた事で急速に睡眠を求めていたに違いなく、ひとつの欠伸から落ちるのを止められぬ瞼。
ぷっつりと糸が切れた様に眠りに就く。

「…スー、スー…っ…」

睡眠を謳歌するかの様な規則正しい寝息。
流石に邪魔をするべきではないだろう、ヒノケンも寝る体勢を整えアツキに続こうと───

…きゅ…っ…

「あん? ……へっ…」

アツキの手が、睡眠欲に負けて途中で力尽き弱々しいけれど、ヒノケンの手を握ろうと寄せてきていた事に気付いて思わず零れてしまう笑み。
指を絡ませて"ひとつの火"になって、しっかり握ってやれば…同じ夢でも見るのだろうか。
或いは、ウサ耳の生えたアツキの夢でも悪くない。
うさぎの夢は吉夢、幸運を約束してくれるから。

■END■

2023.01.16 了
clap!

- ナノ -