うちの本丸日記

-- ??/??

うちの本丸は今日も平和です。
moreから当本丸の概要が見られます。
(2017/12/05 現在)
more 概要



-- 12/05 (火)

燭台切『きちんと向き合わなくてはいけないよ、伽羅ちゃんと。明日には修行に行ってしまうんだから、これが最後のチャンスなんじゃないのかな』
主『分かっています。分かっては、いるんですが……』
燭台切『あのね。僕は伽羅ちゃんとだから、こうして進言しているんだよ。他の距離がある刀たちとは、どちらかが歩み寄れば解決する。でも伽羅ちゃんとは、そうはいかないよね。だからこうして世話を焼いてるんだよ』



主「朝早くにすみません。修行前に少しだけお話がしたくて。大倶利伽羅さんとは、あまり話をしたことがないので……」
大倶利「……俺があんたを避けているからな」
主「いえ、あの、……最初に避けたのは私です。大倶利伽羅さんは優しいから、私が罪悪感を感じないようにとそう言ってくれますけど、……最初に関わりを拒んだのは私です。ごめんなさい、ずっと、謝りたかった」
大倶利「……嫌われているわけではないことは、分かっていた。あんたと打ち解けた光忠に懇切丁寧に説明されたからな。それ以前からも、あんたが俺を嫌っているのではなく、恐れているのだということは知っていた。……女子供は刃物を怖がるからだろうと思っていたがな」

主「私は、……大倶利伽羅さんのことが好きです」
大倶利「………………(?)」
主「だから、こそ、あなたに近づくことができないし、話をすることも、上手にできないでいるんです。本当はもっと、身構えずに接したいと思っているのに」
大倶利「……(!)……それは、貞宗や光忠に向けるものとは、」
主「……違います。私があなたに向ける感情は、あなたを、困らせてしまうものです」
大倶利「あんたが、俺に好意を持っていることは知っている。……それがそういうものだとは思わなかったが」
主「応えてほしいわけではないんです。そういう関係になりたいわけでもないんです。伝えるつもりもなかった。でも、中途半端なままで送り出したくはなかったから、話をしなくてはいけないと思ったから。……主として、修行の妨げになりたくないと思ったから。大倶利伽羅さんのことを、たくさんたくさん考えました。どうするのが良いのか。私は、主として、良好な関係を築けずにいたから。だからせめて、どうしてこんなことになってしまっているのか、それを伝えることができたらと」
大倶利「待て」
主「……はい」
大倶利「あんたの事情、あんたが俺たちを避ける事情は知っている。最近来たやつも、それこそ昨日来た毛利藤四郎も既に知っている。あんただってそれは知ってるだろう」
主「……でも、私の口から説明したわけではありません。仲間にそう言われたから察しろなんて、傲慢で不遜です」
大倶利「……あんた、相当、難儀なやつだな」
主「そうでしょうか? 皆さんが優しすぎるだけです。私が皆さんの立場だったら、不信感で納得できません」
大倶利「……ハァ。俺に説明はいい。あんただって出来たら口にしたくないことだろう。刀を想うならそういうところで気を遣うな。そもそもあんたは刀に気を遣い過ぎだ」
主「…………」
大倶利「不満そうな顔をやめろ。話したいことはそれか」
主「……そうです」
大倶利「ならばもう行く。話が終わったら朝餉の片付けを手伝えと言われているんでな。……返事は考えておく。幸い時間はたっぷりある」
主「……返事は、要りませんよ」
大倶利「それを決めるのは俺だ」

more 日記
燭台切「不器用が過ぎる」


-- 11/29 (水)

主「一期さん、毛利くんチャンスです」
一期「ですな」
主「育成部隊をここに」
一期「はい」


主「今回の大阪城地下はとても特殊です。階層は99階まで、50階から毛利藤四郎が出現する可能性があります。下の階に行くほど確率が上がるそうですので、99階の周回を目指します。期間は2週間。私が審神者業に充てられる時間は限られていますが、その限られた時間を全部注ぎ込みますので、皆さんもよろしくお願いします」
主「大阪城地下攻略やったるぞオラァ!!」
歌仙「主、言葉遣いが悪いよ」
 日記
主「やったるぞオラァ!!」


-- 11/29 (水)

主「メンテ終わった〜、新しい情報あるかな〜」
主「大阪城! 毛利くん! 今度こそお迎えしたいな〜。編成考えてすぐに出陣しよ〜」
主「……ん? もう一枚お知らせが…………!!!」
主「みっ……光忠さーーーーーん!!!」


大倶利「……光忠、呼ばれてるぞ」
燭台切「えー? ちょっと今手が離せないんだけど、誰が呼んでるの?」
大倶利「主だ」
燭台切「え、なんだろう。伽羅ちゃん先に行って聞いといてくれる?」
大倶利「なんで俺が」
燭台切「僕より暇そうだから。伽羅ちゃんが代わりにご飯の支度してくれてもいいんだけど」
大倶利「行ってくる」
燭台切「行ってらっしゃい」
燭台切「(いったい何の用事なのかな、主は。僕を呼ぶってことは食事のことか服装のことか伽羅ちゃんのことか……)」
燭台切「あ」


大倶利「主、入るぞ」
主「光忠さん! どうしよう! 極っ! ついに来た!!」
大倶利「……大倶利伽羅だ」
主「えっ」
大倶利「光忠じゃなくて悪かったな。用件を聞きに来た」
主「あっ、えっと……き、極の新しい情報が入って……」
大倶利「極の情報を光忠に?」
主「ちが、わないんですけど、その、なんと言えばいいか……」
大倶利「……誰が極めるんだ」
主「え、えーっと……同田貫さんと鳴狐くんと、……大倶利伽羅さんです……」
大倶利「俺が」
燭台切「主! 遅くなってごめん! 何だった!?」
大倶利「光忠」
主「光忠さん! 遅いです!! ついに大倶利伽羅さんが極める!!!」
燭台切「伽羅ちゃんが!!! 御赤飯!!!」
大倶利「おい落ち着け」
主「さらにかっこよくなっちゃうどうしよう……耐えられるかな……」
燭台切「大丈夫だよ、僕と特訓しようね」
主「する……」
大倶利「……もう行っていいか」

more 日記
恐れいていた事態が起こったぞ


-- 11/27 (月)

主「で、めっちゃ感動して〜! すごい綺麗だったし、もう正直友達が入場した瞬間に涙腺崩壊したよね」
加州「送ってくれた動画見たよ、主の泣き声入りのやつ」
大和守「あれが今の時代の花嫁衣裳なんだね」
主「うん、和装でする人もいるけど、やっぱ今はドレスの人が多いかな」
加州「主もあれ着るんだよね? 楽しみ〜」
主「……いや、私は着ないかな」
大和守「あ、和装?」
加州「白無垢も似合うよ!」
主「う〜ん……なんて言ったらいいかな。私、結婚願望ないんだよね」
「「え!?」」
加州「なんで!?」
大和守「あんなにこども好きなのに!?」
主「それとこれとは話が別っていうか、子育てはしたいけど結婚は別にどうでもいいかなって」
加州「ていうか結婚願望がないって、俺たちの時代でもそうそうないよね」
大和守「今はそんなに珍しいことでもないの?」
主「まあ、受け入れられなくはないって感じかな。離婚も案外簡単にできちゃう時代だから」
大和守「え、離婚って離縁だよね」
加州「できるの?」
主「できるできる、財産手続きとか裁判あるときはちょっと面倒だけど、双方同意があればほぼ100%できるよ」
加州「現代って……」
more 日記
主「離婚の一番の原因は結婚だから」


-- 08/15 (火)

薬研「…………ただいま」
主「え、なんか聞いてたのと違う……」
一期「個体差があるとはいえ、ご友人の薬研の極とだいぶ違うような……」
薬研「……まさかいち兄に迎えられるとは思ってなかったんでな。へぇ、大将も頑張ったんだな」
主「うん、まあ、少しずつ、ね」
一期「私の方も、薬研にああ言った手前、いらぬ遠慮はするべきではないと思ってね」
薬研「そうか。ま、改めて、よろしく頼むぜ大将」



薬研「正直言うとな、嫉妬した。俺のいない間に仲良くなるなんて、ずるいだろ」
一期「ずるくない」
薬研「しかも酌までしてもらって」
一期「お前もしてもらっただろう、一番に」
薬研「主役は俺だからな。当然だろう」

乱「主さ〜ん、ボクにもお酌して〜!」
主「よろこんで〜」
信濃「大将、懐入れて〜!」
主「はいは〜い」

一期「……あのふれんどりーさは見習うべきだと思うか?」
薬研「いや、あれはまた別次元だろ。いち兄には向かない」
一期「体躯の問題か……」
薬研「言っとくがな、あのノリは俺っちにも無理だ」


燭台切「改めてお帰り、薬研くん」
薬研「ああ。どうだった」
燭台切「変わりなし、と言いたいところだけど」
薬研「何かあったのか」
燭台切「……君が旅立った翌日にね、今夏初の心霊番組があったんだよ」
薬研「あ〜〜〜察した…………」
燭台切「まあね、主はね、いつも通り何の被害もないんだけどね」
薬研「通りで……」


主「薬研くん」
薬研「おう、酒は抜けたみたいだな。薬は飲んだんだろうな?」
主「ちゃんと飲んでるよ、大丈夫」
薬研「修行だがな、まあ普通に滞りなく済んだよ。強くなったとも感じる。だが俺は修行に行く以前から逸話に相応しい活躍をしていた自負があるんでね」
主「わお、すごい自信」
薬研「あんたの懐刀やるにはこれくらいじゃないとな」
主「……刀剣男士って審神者と似た性質を持つとか、足りないところを補うとか、いろいろ言うけど」
薬研「どうした、いきなり」
主「うちの子たちってさ、自信たっぷりとまでは言わないけど、一般的にこじらせてると言われる刀剣男士もそこまでではないよね。まんばちゃんを筆頭に」
薬研「なんだ、あの発言の後に言われると気恥ずかしいものがあるが、まあそうかもしれんな。初期刀殿はこじらせてる暇がなかっただけだろうが」
主「主がこじらせてたもんね〜」
薬研「自分で言ってくれるなよ」
主「不動くんも聞いてたよりこじらせてなかった」
薬研「大将が構い倒すからだろ。あんなに褒め殺されたらうかうか呑んだくれてもいられん」
主「だって赤ら顔かわいいんだもんよ」
薬研「刀にかわいいってのは褒め言葉なのかね」
主「あ〜でも光世さんに関してはすごく申し訳ない……」
薬研「……いや、あれが普通だと思うがな」
主「まあでもポジティブなのは良いことだよね。似てるのか補ってるのかは分からないけど」
薬研「似てもいるし補ってもいる、ってとこでいいんじゃねえか。表裏一体ってな」

 日記
薬研「改めて、よろしく頼むぜ大将」


-- 08/15 (火)

主「本日、薬研藤四郎が修行より帰還します。昼過ぎに戻る予定ですが、パーティーの準備は大丈夫でしょうか」
山姥切「ああ、問題ない」
主「ではこのままお任せします。また、本日は政府による時空門のメンテナンスがあります。薬研藤四郎の帰還には問題ありませんが、その間本丸の外には出られませんので注意してください。演練部隊は朝礼の後すぐに出発です」
今剣「はーい」
主「あ、本日の近侍は一期一振に任せます。では、本日もよろしくお願いいたします。朝礼終了!」
一期「………………!?」
乱「主さん、いち兄フリーズしちゃったよ?」


一期「すみません、心構えがなくて……」
主「ごめんなさい、不意打ちすぎましたかね」
一期「いえ、面目ない……」
主「せっかく薬研くんが帰ってくるんですから、一期さんと迎えたいと思いまして。薬研くんに修行を促してくれたの、一期さんですし、私もいい機会かなって」
一期「お気遣いありがとうございます。ですが、機会……ですか?」
主「一期さんと仲良くなる、機会です。メンテナンス日の近侍は激務ですから、きっとお酒もいつもより美味しいですよ」
一期「……やれ、一日働いた後に主の手酌で酒がいただけるとは、私は果報者ですな」

 日記
薬研くんが帰ってくる日、の朝


-- 08/12 (土)

主「始まったよ〜!」
にっかり「……好きだねえ、主も」
主「大好き! 零感だから余計に好き!」
石切丸「罰当たりだよ?」
主「許してくださいよ〜。自分では行きませんから、ああいう曰くつきの場所は」
にっかり「でも君ねえ、現世から帰ってくるとたまに……」
石切丸「青江さん」
にっかり「ああ、ごめんごめん。なんでもないよ」
主「………………えー……あー、そういう……? お茶目だよね?」
にっかり「なんでもないんだ、気にしないでよ」
石切丸「やあ、これは怖いね」
にっかり「本当だ」
主「ねえちょっと、私別に怖くないからこの後お風呂も行けるし一人でも寝れるけど! 冗談だよね? 本当だったら斬る前に言ってよ! 本丸でなら私も見れるかもしれないじゃん! ねえ!!!」
石切丸「……駄目だね」
にっかり「駄目だね、今年も」
主「ねえ〜!!!」

 日記
夏はやっぱり心霊番組だよね


-- 08/11 (金)

薬研「大将」
主「んー?」
薬研「ちょっと頼みがあるんだがな」
主「行ってらっしゃい」
薬研「えっ」
主「待ってたんだ、薬研くんが答えだすの。堀川くんも、前田くんも、みんなね。もちろん私も」
薬研「……そんなルールないはずだろ」
主「ないけど、みんな薬研くんに行ってほしかったんだよ」
薬研「……いいのか、申告制の先着順、だろ」
主「公平を期すためにそうしただけで、明確にはそんなルールもありません! 合意の上だよ。みんな、薬研くんに行く気があるなら、って」
薬研「……そうか」
主「そうです! さ、これ、修行道具一式ね。ちゃちゃっと準備してぱぱっと出かけなよ。盛大に送り出されるのいやでしょ」
薬研「だな。各方面に挨拶だけはしてくる」
主「はい、行ってらっしゃい。準備が済んだらそのまま行っていいからね」
薬研「……行ってきます、大将」

 日記
薬研「大将、ちょっと頼みがあるんだがな」


-- 08/10 (木)

主「ファッ」
物吉「あっ!」
小竜「『俺は小竜景光。主を探しさすらう流浪に旅人……。キミが、今度の主かな?』」
物吉「あ、主様……主様〜〜〜〜〜!」
主「物吉く〜ん! ありがとう、本当にありがとう!」
物吉「ぼ、僕……僕は何も……! 全然、お役に立てなくって……!」
主「そんなことないよー! 物吉くんはそこにいてくれるだけでいいんだよー! うわーん、ありがとう〜〜〜〜!」
物吉「僕の方こそ最後まで信じてくれてありがとうございましたあ〜〜〜〜!」

小竜「…………今度の主……かな?」

more 日記
物吉くんが頑張ってくれた!


-- 08/09 (水)

主「呪いが……1:30の呪いが……」
物吉「ごめんなさい、力及ばず……」
主「いいの、物吉くんは何も悪くないの! 私の運がなくなっただけ!」
物吉「でも僕……」
主「物吉くんは悪くないのおおおお!!!」
物吉「……今回の方は燭台切さんと縁のある方ですし、燭台切さんにお手伝いしていただいたほうが」
主「変えないよ! だめ! 物吉くんがもうやりたくないっていうなら変わってもらうけど、そうじゃないんなら変えない!」
物吉「僕は、主様がそう望んでくれるのなら、このままお手伝いしたいですけど……僕、自信ないです……」
主「大丈夫、私だって限度はわきまえてるよ。すんなり来てくれることが多かったから、驕ってただけ。みんなを蔑ろにするほど欲してるわけじゃないし、そりゃ、いつもお世話になってる光忠さんに喜んでほしいとは思ってるけどね。だから、いいんだ」
物吉「主様……でも、僕……」
主「物吉くんは力及ばなくなんかないよ。今回だって、レアの人たちたくさん出してくれたじゃん。私のラッキーボーイなんだから、自信もって、ね?」
物吉「……はい」
主「おやつ食べよ、おやつ。甘いもの食べて気分転換しよ」
物吉「はいっ」
 日記
物吉くんは頑張ってくれてる、悪いのは審神者の運だ


home
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -