![]() ( Long / Series / Short / dust / spare / SSS / log ) 実に軽い気持ちで、書いたそのまま更新します。名前変換なし。 0821 17:26 「御幸、これ今日の試合の」 「お、ありがとな。監督には」 「もうコピー渡した。ボールカウントは間違ってるとこあると思うけど、大きなミスはないはずだから」 「助かる」 「…スコアとってるとさ」 「ん?」 「御幸がそれ眺めるの好きな理由、なんとなく分かるよ」 「え?」 「紙の上に一試合全部入っててさ。流れを追うだけで、雰囲気が分かるから。この回で点取れてれば、とか、ここできっちり守れたのは良かったな、とか」 「………」 「この投手はすぐ追い込まれるけど、フォアボールは少ないな、とか、このバッターはどの回も残塁で終わってるな、とか」 「…そうだな、試合を観るだけじゃ気づきにくいことも、紙に起こせば分かりやすくなるから」 「野球って、点数を見るだけじゃないんだよね。重要なのはやっぱり中身だよ。私、御幸と会って野球の楽しさを教えてもらえた」 「なんだなんだ、可愛いこと言うな〜」 「感謝してるんだよ。御幸のおかげで充実した高校生活送れてるんだもん。ありがと」 「どういたしまして」 「次はうちの試合のスコアをとりたいな。もちろん、甲子園のダグアウトでさ」 「任せとけ」 「頼りにしてますよ、御幸主将」 だいやのえーす 0621 21:51 目が虚ろだった。疲れ果てているようで、心なしかやつれているように見えた。 それでも彼女は美しかった。 「東堂くんを私だけのものにしたい。そう思うのはいけないことかな」 ぽつり、と呟いて、小さな手で小さな顔を覆った。大きな瞳からは大粒の涙が零れているのだろうか。 「嫌われたくない。だから何も言えない。今この瞬間にも他の女の子に笑顔を見せているのかと思うと、嫉妬で気がおかしくなりそう」 肩も声も震えていて、オレは思わず抱きしめそうになった。彼女を慰めることは、オレの役目だろうか。少しの逡巡の後、背中をゆっくりとさすった。しゃくりあげるのが聞こえて、胸が痛む。 「知っているのに。東堂くんがああして振る舞うことで、私への嫌がらせが減ることも。東堂くんが私のことを考えてくれていることも。知っているのに、それでも嫌だと思ってしまう、自分が情けなくて不甲斐なくて、一瞬でも東堂くんを疑ってしまったことが、悔しくて恥ずかしくて、どうしようもない」 美しい人は美しい心を持っているのだ。美術品を愛でるように、オレは、美しい友人たちの恋を愛でていた。 よわぺだ 0616 01:06 三好さんが亡くなった、という話を養父から聞かされたのは、新年の足音が近くまで聞こえているというような年の瀬のことだった。編み物の手を止めて養父を見れば、いつもの冷静な姿があり、一瞬たちの悪い冗談であったかと考える。急ぎドイツに向かうと言う養父に、ことを理解する間もなく準備に奔走することとなった。養父を送り出した後で、ようやく一息ついて、状況の整理ができるようになった。 乗車していた鉄道の衝突事故。詳しいことはそれ以外教えられなかった。養父もまだ知らないのかもしれない。なにせ遥か遠いドイツの地で起こった事故なのだから。 だから私は、何も知り得ないままで三好さんの死について想像してみる。最後に見た風景。最後に聞いた音。最後に交わした会話。最後に考えたこと。最後に思い出したこと。どれ一つとして分かることはなくても、何度も何度も繰り返し考えてみる。演じていた役割。与えられた仕事。三好さんという人。三好さんではない人。最期、彼が誰だったのか。それはもう誰にも分からないことだ。 養父に師事していたあの時分から、とても優秀であった彼。そんな彼が、人生で一度だけ、最後に起こる不可逆的な出来事に、どう立ち向かったのか。彼の走馬灯が見せた過去は、果たして、誰のものであったのか。 分からないことだらけでも、一つだけ分かることがある。それは彼が役割を果たして亡くなったということ。養父の講義には不慮の事故に遭った時の対処法も含まれていた。そして優秀な彼はそれを実行した。いや、常に実行していたことだろう。だからこそ養父は困惑せず、ドイツに行くとだけ言ったのだ。それが彼に対する信頼か、自分に対する信頼かは、これまた分からないのだけれど。 ふと、思い出す。養父が彼の死を告げるまで、私は何をしていたか。編み物だ。もうすぐクリスマスだからと、機関員へささやかな贈り物をしようと考えていた。といっても身分を偽って仕事をしている彼らに、直接贈れるわけもないので、役割を果たして帰還した際に渡そうと思っていた。冬は日本も外国も身が凍えるように寒い。渡せるのがいつになるかは分からないが、寒さを少しでもやわらげたくて防寒具を編んでいた。 三好さんの分の手袋は一番に出来上がったので、包装して仕舞ってあった。毛糸の手袋など彼には少し子供っぽいかもしれないな、と出来上がりを見て苦笑したのは、そう遠くはない師走の初めだった。そうかこれ、もう渡すことはできないのか。養父に持って行って貰えば良かった。事故死した人への贈り物に混じらせて、直接でなくとも彼に届けばそれで…。いや、中を改められたら不自然だ。養父が首を縦に振ると思えない。ならばどうしようもない、この手袋は主人の元へはどうあっても行けない運命だったのだろう。黄色の包装紙を一撫でして、棚に戻した。 ふう、と長いため息を吐き出す。ここ数年、彼らに出会ってからというもの、憂いは溜まる一方だ。危ない橋を渡っているという話を聞くだけで心配でたまらない。怪我をしたと聞いたら、今すぐにでも飛んで行って手当したくなってしまう。私は彼らを、兄のように、あるいは弟のように、家族のように思っていた。彼らにとって私がどういう存在であったとしても、私は彼らに親愛の情を抱いていた。 いつかはこんな日が訪れると思っていた。それが誰かの意図したものであったか、偶然の事故であったかというだけで、結果は一つしかない。彼が死んでも彼のもたらした情報は生き続ける?私はそんな、男性のようには割り切れない。機関員の誰が亡くなっても、私は同じように悲しい。養父に言わせれば女は感情で動くからいけない生き物だそうだが、素直に悲しみも表せないなら冷静さなどこちらから願い下げだ。情報などではない。生き続けるのは、思い出だ。 できれば苦しまずに旅立てていれば、と考える。遥か異国の土壌で永遠の眠りにつく彼が、何にも害されることなく済めばと。せめて周囲が静かであればと。今となっては、私にできることは最早祈ることしかないのだ。それは、何もできないことと同義だけれど。 今日の夕食は、彼が好きだと言ったものにしよう。任務を終え、束の間の休息を得た彼に、度々頼まれた料理を作ろう。そうして彼との思い出を、丁寧に思い返して過ごそう。養父のいない数日間だけでも、感傷に浸ってもいいだろう。養父の前で感情に揺れれば、鼻先で笑われることなど分かりきっているのだから。 じょかげ 0523 01:04 「熱愛報道なんて、最悪、こんなんすっぱ抜かれて、今日が何の日だと思ってんの、馬鹿みたい」 馬鹿みたいなのは、御幸もだし、私もだ。最悪なのだって御幸だけじゃない。 「確かに最近お互い忙しくて会えてなかったけど、それでも連絡は毎日してたじゃん。不満があったなら一言言ってくれればよかったのに」 私が今日という日をどれだけ楽しみにしてたと思ってるの。なんて、言ってやらない。予約してただろうレストランだって行く気になれないし、花束はトランクの中で萎れる運命だろうし、指輪は売っちゃえば?それか熱愛中のカノジョにあげればいい。そう、そうだわ、綺麗な夜景の見えるレストランも、5キロのバラも、流行りの0.3カラットのダイヤも、スイートルームも、全部全部熱愛中のカノジョと楽しめばいい。 「御幸が黙ってる時って、自分に非があるって認めてる時だよね。…酷い人」 私、泣いてないだろうか。声は震えてないけど涙は自信ない。でもいいか、だって御幸、私の方見ないもの。黙って俯いて私の話を全部聞いて、そんで謝るのが御幸の常套手段だから。口挟まずに聞いてくれるのはいいけどさ、弁解の一つでもしたらどうなの?言い訳でもいいから言ってよ、遊びだとか誤解だとか、じゃないとただの浮気じゃん。じゃないと私、付き合って10年目なのに浮気された、ただの間抜けな女になっちゃうじゃん。 「大体さ、浮気のくせに堂々と街中でキスなんかかましてんじゃないよ。しかも何これ、顎持ち上げてさ、あんたからしてんじゃん。そりゃ申し開きも何もできませんよねって話。それにしてもパパラッチすごいね、夜なのにはっきり写ってる。これ完全に御幸だわ。この服知ってる、私がプレゼントしたやつ。彼女にもらった服で火遊びなんていいご身分だこと」 だいやのえーす 0520 08:41 「御幸くんみたいな殿上人はどうか知らないけどさ、私みたいな平民は告白されるなんて大イベント、そうそうないんだから。屋上に呼び出されてとか、帰りに寄り道した公園でとか、テンプレだけどそういう感じの雰囲気でされたいなーって思い描いてたわけ、平民なりに」 「はあ」 「それなのにさ、殿上人様ときたら、自習中の騒がしい教室で、今日のお昼一緒に食べない?みたいなノリで『俺と付き合おうか?』ですって。付き合おうかってなにさ、付き合ってくださいじゃないのそこは、なんでそっちが付き合ってあげるみたいになってるの、違うでしょ?いや、喜んでお受けした私も私だけど」 「お前よく喋るな」 「大体、付き合おうかの前に言うことあるでしょ?ねえ御幸くんって私のこと好きなの?好きだから付き合おうとしたの?それとも女避け?カモフラージュのためなの?ねえ、どう思う?」 「好きじゃなきゃ告んねーだろ」 「ほんと?御幸くんにもそれほんとに当てはまってる?御幸くんって野球以外で好きとかあるの?もしかして私に対する好きがあるとして、それってハンバーグやエビフライが好きっていうのと同じ好きなんじゃないの?」 「あー…大丈夫、御幸ちゃんとお前のこと好きだから」 「えっ、根拠は?」 「御幸本人が言ってんだからそれで充分だろ」 「何を言ってるって?」 「だからお前のこと、好きだって。お前のいない時とかよく言ってる。野球部みんな知ってっし、なんなら監督たちも把握済み」 「は?どゆこと?なんで片岡先生たちまで?」 「そんだけ御幸がペラペラ喋ってっからだよ」 「え、それ本当に私のこと?別の人じゃない?そこらのアイドルとかじゃないの?」 「ヒャハハ、お前と同姓同名のアイドルが青道に通ってんならそっちかもなー」 「えー…だって…好きとか言われてない、一言も」 「……それは御幸が悪いな」 「だよね!?私の感覚ずれてないよね!?」 「おう、さすが自称平民」 「…あのね、平民はさ、平民だから王子様に憧れるわけ。あ、これは御幸くんのことを王子様って言ってるわけじゃなくてね。一般論として、子供の頃の延長線上として、王子様に憧れるの」 「いつか白馬に乗った王子様が迎えに来てくれる、ってやつか。ベタだな」 「ベタってことは王道ってことだからね!例に漏れず私も憧れてたの。でも小学生くらいでさ、王子様とかいるわけないって悟るのよ。ちょうど同じ頃にサンタさんの正体も知ったんだけど」 「大人の階段のぼっちまったんだな」 「二段一気にのぼっちゃったの」 「んで?王子はいないと悟って、でも夢持ってっから冒頭に戻る、ってか?」 「そう、告白には憧れてたの!なのに!」 「過ぎちまったものは仕方ない。プロポーズに夢見とけ」 「えっ、御幸くんからの?」 「や、性格の不一致は別れやすいらしいし、御幸にとらわれない方がいい」 「まじか。んー、プロポーズ……とりあえずフラッシュモブはやめて欲しいかな。断りづらい」 「断る前提かよ」 「なんていうか、周りを巻き込むのよくない。あとあれ、絶対無関係の人も見るじゃん。そんで写真撮ったり動画撮ったりしてツイッターにあげるじゃん。ああいうのがほんと嫌」 「それは分かる」 「告白もプロポーズもさ、雰囲気よければいいよ。言葉もシンプルでいいなー。『大好きだから結婚しよう』、くらいシンプルな方が真実味あっていいと思う」 「『毎日お味噌汁を作ってください』」 「採用」 「『この先もずっと一緒にいたい』」 「そう、それ」 「『お前以外考えられない』」 「倉持くん素晴らしい!パーフェクト!もういつでもプロポーズできるね!」 「じゃ、御幸に言っとくわ。あいつがこれでプロポーズしてきたら、思いっきり爆笑してやれよ」 「えっ」 「ヒャハ、変な顔」 だいやのえーす 0410 13:35 日々人が、生きていた。生きていてくれた。生を諦めないでくれた。月が、宇宙が大好きな彼のことだから、もしかしたらその中で死んでしまうんじゃないかと思ったこともあったけれど、それでも生きていてくれた。大丈夫、君のパパは約束を破る人じゃない。 彼女は今病院にいる、と告げられた時の日々人の顔は、まさに顔面蒼白だった。この世の終わりを告げられたような顔で、なんで、と聞く。数時間前に見た彼女の顔と、同じ顔をしていた。 「ごめんなさい、心配かけて」 『…俺の方こそ、ごめん』 「…あのね、帰ってくるまで内緒にしようと思ってたんだけど」 『うん』 「日々人、あなた実は5ヶ月前からパパになったのよ』 『………え?』 「だから、ちゃんと帰ってきてくれないと困るわ」 『え、ちょっと、待って、…お腹に?』 「そうよ。もう少しすれば、目立ち始めるんじゃないかしら。最近は時々動くようになってきたの」 『…本当に、ごめん、俺の方が…心配かけた』 「気にしないで、なんて言わないわよ。悪いと思うなら、ちゃんと元気で帰ってきて。私もこの子もね、あなたがいれば、それでいいんだから」 うちゅうきょうだい 0105 16:59 「堀ちゃん先輩、もう舞台に立たないんスか?」 「なんだ、急に」 「急じゃないっスよ。ずっと気になってたっス」 「あー……まあ、鹿島がいるからな」 「……じゃあ、せめて影ナレとかやってくださいよ」 「お前の仕事なくなんじゃねーか」 「堀ちゃん先輩が卒業したらまたあたしに回ってくるからいいんスよ」 「よかねーよ。お前をスカウトしたのは俺なんだから」 「…あたし、堀ちゃん先輩を追って来たんスよ?中学ん時も、ちょーかっこよかったから、憧れてたし。そのあたしの気持ちはどうしてくれんスかー?」 「あー…」 「遊くんの演技は好きっスよ。キラキラしててちょーかっこいいっス。でもあたしは、堀ちゃん先輩の演技だって、華があってちょーかっこいいって思ってたんスけど?」 「………」 「堀ちゃんせんぱーい?」 「…あのな。とりあえず、褒めてくれてありがとな」 「どういたしましてっス」 「それで、俺は今のところ役者をやるつもりはない。鹿島のこともあるし、他の事情もある。裏方も楽しいしな」 「…っス」 「でも、ずっとやらないわけじゃねえから。今は、ってだけだ。だから少し待っててくれ。それか、また追いかけて来い」 「っス!」 「遊くーん、部活行くっスよー」 「おっと、お迎えが来ちゃった。じゃあまた明日ね、千代ちゃん」 「え?あ、うん!」 「今日は読み合せっスよ〜」 「…なんかいつもより機嫌いいね?」 「へへ、分かるっスか?今日中田くんお休みなんスよ、お家の都合で」 「へえ」 「だから中田くんのとこ、代わりに堀ちゃん先輩がやるんス!それが楽しみなんスよ〜」 「あー、そういうこと。本当に好きだね」 「っス!あたし、堀ちゃん先輩の演技に憧れて追っかけて来てんスから、筋金入りっスよ!」 「(演技に、ってところがなんとも…前途多難だなあ…)」 のざきくん 1102 10:28 今頃はどの辺りにいるのだろう。地球に近いのか、それとももう月の近くまでいるのか。彼のお兄さんや関係者に聞けば、詳しく教えてくれるだろう。けれどもそうしようとは思わなかった。私は青い星にいて、彼は暗くて壮大な宇宙にいる。夢に向かっている。それが分かれば十分だった。 無事に帰ってこられたら、籍を入れようと言われた。私はそれに頷いて、死亡フラグにはしないでねと笑った。彼も笑った。彼が無事に帰ってくる、6月。私は幸せな花嫁になれるだろう。愛する人と結ばれる上に、私にはもう宝物がいた。 「君のパパが帰ってきたら、きっと驚くね。…知らない間に君がいて、知らない間に大きくなってるんだから」 お腹の膨らんだ花嫁を、周りはきっと祝福してくれるだろう。きっと誰もが喜んでくれる。 「さてと、君のおじいちゃんとおばあちゃんに会いに行こうね」 まだ重くもなく、実感もないお腹を撫でる。君が育っていく毎に、パパに会える日が近づくと思うと、ママはとても幸せだよ。 会える、その日までは、彼の満面の笑みを想像していよう。あなたを置いてママになっちゃった、と言ったらどんな顔をするだろう。びっくりする?戸惑う?色々考えてみるけど、やっぱり笑顔しか浮かばない。 宇宙にいる私の恋人は、今もきっとキラキラした笑顔で夢と憧れを見つめているのだろう。 宇宙の恋人 うちゅうきょうだい 0828 02:02 「ああああああー!!!終わった!!!!!!」 「主おめでとう!!!」 「ありがとう清光くん!」 「もー、2週間も主と会えなくて俺ちょー寂しかった!」 「私もですよ!」 「もうあんなに長い時間離れないでね?」 「…あー、無理ですごめんなさい。来年は4週間…」 「」 「わー、清光くん復活してー!審神者だって行きたくて行くわけではあるんですけど!仕方がないんですけど!でも離れたいわけではないんです!」 「分かってる…主のお勉強のためだもんね…」 「そうなんです…私、審神者に永久就職ですけどね…」 「…俺、耐えるよ」 「清光くん…!」 「はいはい、茶番乙。お疲れ様会の準備できたから、早く居間に行ってよ」 とうらぶ 0808 18:00 誕生日は大切な人たちと過ごすものだ、と東堂くんは言う。だから家族とも、友人とも、恋人とも過ごしたいのだ、と。二人きりで過ごしたいとは、言わなかった。大切なものすべてを大切にする人だから、好きになった。 「お誕生日おめでとう、東堂くん」 張り切って自分の誕生日を盛り上げるものだから、夜にはすぐに疲れて眠ってしまう。東堂くんの寝顔を眺めているこの時間が、私にとってはとても幸せで大切な時間。 来年もこうして寝顔を眺められたらと思う。来年も、その次も、その次も。いつまでも東堂くんを好きでいたいし、好きでいてもらいたい。いつまでも、東堂くんの誕生日を祝える、大切な人の中にいられますように。 よわぺだ |