05 遊園地
そして待ちに待った日曜日！
耳に響くのは愉快な音楽、そして小さな子供たちの歓声！
目にうつるは色とりどりの風船に、観覧車にジェットコースターなどのアトラクション!!
あぁ！私は今、遊園地に来てます！
「春ちゃん、春ちゃん！早く行こう!!」
「はいっ！」
すぐ近くにいた春ちゃんの手を掴み、いざ遊園地に出陣！アトラクション全制覇するぞ！
「奏歩楽しそうだね」
「うん、すっごくね」
「…ったく」
後ろからのろのろとついてくる三人を確認しつつ、春ちゃんと笑顔の交換
…もう、春ちゃん可愛い!!負けた！
「春ちゃん何から乗りたい？」
まぁきっと春ちゃんだから、メリーゴーランドとか言ったりしてね！…でもいくら春ちゃんがメルヘンの塊だからってそれは流石にないかな…？
「メリーゴーランドですかね！」
…うん、あった。
ごめんね春ちゃん。私は君のことを見くびっていたようだね
「じゃあ、メリーゴーランド行こっか！」
「はいっ！」
あぁぁぁあ！メリーゴーランドで喜ぶその笑顔、キラキラ輝いてるよ！眩しい、そして可愛い!!
「そこー、二人の世界を作らないでください」
「うぇっ!?」
突然襲いかかってきた重み、犯人は見なくても分かる
「祐希、重いー」
「そうですか。それが俺の奏歩に対する愛です」
「うわー、私祐希に愛されてるんだね」
「今更？俺は奏歩大好きですよ、奏歩LOVEですよ」
「うん、パクリ臭いの止めようか」
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