ついった小話 | ナノ

いった小話
ついったで書いた140文字の小話
更新は不定期です

赤岳

「向日先輩、次あれやりましょ!」「おう、いいぜ!」学校も県も違う先輩をやっとデートに誘ってやってきたゲーセンで、先輩はずっと笑顔だった。「おい赤也、あれ取れるか?」「ラクショーっす、任せてください!」そうして取ってあげれば、先輩は今日1番の笑顔を見せてくれた。「先輩、…ありがと」

2011/12/06 (21:37)

跡岳

「おい、暴れんじゃねぇ」そんなこと言われたって、この状況で暴れない奴がいるなら会ってみたい!「聞いてんのか、アーン?」「うるせぇ跡部のバカ!アホ!」「はっなんとでも言え」くそくそ、場所を考えろよな!校内でお姫様抱っこなんかすんじゃねぇよ!「怪我してんだから大人しくしてろ」やだよ!

2011/12/05 (02:10)

幸丸

「ゆきむらくん」あの声で、名前を呼ばれる度に。どうしようもなく嬉しくなると同時に、どうしようもなくめちゃくちゃにしてしまいたくなる。こんなのはダメだってわかってるはずなのに、「ゆきむらくん」…あの声が、俺の思考を乱す。「ブン太、今日はうちに来るよね?」ああ、俺は俺を止められない。

2011/12/04 (12:32)

仁岳

「い…っきなりなにすんだ!」「なにって…お前さんが可愛らしかったけぇ、つい」いきなりほっぺにキスされて、びっくりして噛み付いてみればこれだ。道端でいきなりキスしといて、それだけで許されると思うなよ!でも嫌じゃないのは、やっぱり仁王が好きだから…?「つい、じゃねぇよ!」「プリッ」

2011/12/03 (14:59)

忍岳

「侑士、おやすみ」シングルベッドで隣に横たわる侑士に、毎日挨拶をする。もう侑士は眠っているから返事は返ってこない。中学生とはいえ、二人で横になると流石に狭いため、よく侑士に抱き抱えられていたことを思い出す。今はもう抱き抱えてはくれない腕を見て、もう一度呟く。返事は、返ってこない。

2011/12/02 (15:01)

prev / next


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -