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この小さな星に
ひとり残された
こんな小さな僕の手に
一体何を望むというの


形のない感情の
行き場所をつくるために
誰も気づかないからと
心を傷つける人がいる
その手を
汚すことはできないと
綺麗な言葉で
隠したふりをする

遠い昔の許されぬ歴史を
「忘れられないから」
という理由で
そこにはまた
犠牲の歴史が創られる

こんなめまぐるしい時代に
ひとりで立つしかない
こんな頼りない僕の足に
一体何を願うの
止まらないさ逃げないさ
悲しいことさえも
時に流れされるだけだから


守りたかっただけのものは
全てだったはずのものは
どこに生まれたかも
顔も名前も知らない誰かの
ボタン1つ押す指で消され
意味のあったはずの言葉は
何度叫んでも
意味のない空虚なまま

壊れされていく景色を
何を条件に見せられ
なぜ何もできないまま
生かされているのか

こんな世界の悲鳴を
ひとりで聞き続ける
そんな愛おしいあなたに
一体何を祈ればいい
泣かないで抱えないで
あなたの悲しみは
消えないように
僕がうたうから


後書き