9th graduation もしもこの手が動くのならば 傷を残すためではなく 誰かに伝えたい言葉 綴っていきたい 旅立つあなたにおくる言葉も ありふれたものでしかないけれど どうして選んだのかということも 覚えていてほしい 世界の果てにいても この言葉が届きますように 今日もどこかで祈っている たとえ目には見えなくても 信じていてほしい もしもその口が動くならば 非難するためではなく 誰かを守ろうとする言葉 叫んでほしい 例えば明日 世界が終わってしまうとしたら あなたは何を信じられますか 何が敵になろうとも 思い出はきっと守ってくれるから 世界の果てにいるからこそ 伝えられる言葉がある 今日もどこかでもがいている たとえ何も信じられなくても まだはじまったばかり 後書き |