epilogue 涙を流す度に 優しさを思い出し 怒りを覚える毎に 守りたいものに気づく 悲しいものに出会うと 人はそこに愛を見つけた そのうちにそれがひとつの 真実だと分かる きっと私たちは 手を取り合って 円を描くためだけに この手を今日も 伸ばし続けている きっと私たちは 誰一人として はぐれることのないように この手を今日も 差し出し続けている 光り輝くものを 追いかける時も 何かのために 道を拓く日も 自分の足元を見つめると 人はそこに軌跡を見る そのうちにそれがひとつの 道を歩いていると分かる きっと私たちは 誰かの存在を肯定するために この足を今日も前へ進めている きっと私たちは 誰一人として迷わせないように この足を今日も先へ進めている 後書き |