to love

未完

あなたのとなりにいたいことが
私の願いだったのに
埋められない余白が
全てを歪めていく

気がついた時にはもう遅くて
今まで築き上げてきたものは
未来では消えそうで

強くなりたいという
その想いだけで
距離も痛みも
越えようとしていた
涙を見せない その強がりが
私の唯一の強みだったのかな


あなたの全てを知っていることが
私の誇りでもあったのに
固く結んだ口元が
全てを物語っていたのだ

「愛している」という言葉は
その場しのぎの意味としてしか
存在できないのか

あなたの笑顔を
思い出しては
恐怖も不安も
笑い飛ばそうとした
未来を信じることが
私の唯一の希望だったのにな


強くなりたいという
その想いだけで
距離も痛みも
越えようとしている
涙をこらえる この強がりが
私の一番の強みになれ


後書き