未完 あなたのとなりにいたいことが 私の願いだったのに 埋められない余白が 全てを歪めていく 気がついた時にはもう遅くて 今まで築き上げてきたものは 未来では消えそうで 強くなりたいという その想いだけで 距離も痛みも 越えようとしていた 涙を見せない その強がりが 私の唯一の強みだったのかな あなたの全てを知っていることが 私の誇りでもあったのに 固く結んだ口元が 全てを物語っていたのだ 「愛している」という言葉は その場しのぎの意味としてしか 存在できないのか あなたの笑顔を 思い出しては 恐怖も不安も 笑い飛ばそうとした 未来を信じることが 私の唯一の希望だったのにな 強くなりたいという その想いだけで 距離も痛みも 越えようとしている 涙をこらえる この強がりが 私の一番の強みになれ 後書き |