ついのべ



世界は、分裂を繰り返していた。光と闇。善と悪。優と劣。集まったと思えば、その中でまた蹴落とし合う。やがて散り散りになり暗闇を彷徨う。誰かを否定しながらも自分を拒絶されるのは耐えられず。理由も意味も見つけられず存在しているという事実が微かに煌めく。そんな星空であってほしい夜でした。

2023/02/28 後書き

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