ネタ

緋色

名前:日比野 風香
年齢:17
紅陵学院二年生

両親の海外転勤により祖母のいる季封村に住むことになった。
祖母であり先代玉依姫である宇賀谷静紀に突然役目を継ぐよう告げられた。玉依姫ってなんぞやと困惑する風香さんを守護者が手助けする。
料理は得意だが作ることはごく僅か。曰く『面倒くさいから』。
自分より他人を優先しがち。
自分の命を軽んずることが多く、その度に守護者全員からお叱りを受ける。卓さんのが一番辛い(本人談)。
甘い物が好き。よく狗谷に餌付けをされている。しかし餌付けをされているという自覚は本人にはない。





鬼崎 拓磨
守護五家の一人。鬼の子孫。好物はタイヤキ。風香に対してツンデレな面を見せる一面があったりなかったり。狗谷とは犬猿の仲。

鴉取 真弘
守護五家の一人。ヤタガラスの子孫。風香の先輩だが身長が低い。態度は寛大で兄貴分的存在である。好物はヤキソバパン。

狐邑 祐一
守護五家の一人。妖狐の子孫。風香の先輩。特技はいつでもどこでもすぐに眠れること。拓磨わからかうのが好きになりつつある。好物は稲荷寿司。

大蛇 卓
守護五家の一人。大蛇の子孫。紅陵学院の卒業生であり元生徒会長。守護者の中では最年長で、まとめ役。かなりの知者で策士。説教が恐い。

犬戒 慎司
守護五家の一人。言霊を操る。風香の後輩。可愛い顔して毒を吐く。風香大好きで拓磨を敵視することもしばしば。

狗谷 遼
風香の先輩だが、出席日数が足りず留年。同じクラス。好物は肉まん。実は六人目の守護者で犬戒家の跡取りだった。嗅覚と直感力に優れている。歩く18禁。拓磨とは犬猿の仲。

言蔵 美鶴
宇賀谷家の分家筋である言蔵家の娘。料理の腕前はプロ級。慎司の双子の妹。和解してからは風香に心酔している。ヤンデレ予備軍。

アリア・ローゼンブルグ
ロゴスの聖女モナドとして崇められている。外見は十歳前後だが、言動が大人びている。風香を慕っており甘えたがる。風香にとって妹のような存在。













『あー!拓磨!それあたしのお菓子ー!!』

『拓磨!遼!ケンカしないの!』

『あたしが死ねば…世界は救われる……?』

『嫌だ……死にたくない……。拓磨と…
みんなと…生き、たい…っ』

『一緒に戦って、一緒に生き残って……一緒に幸せな毎日を送ろう』







玉依の運命を背負った少女は、
守護者と宿敵 ロゴスと出会う――



『玉依、姫?』


「運命がこいつに死ねと言うなら、俺が運命を叩き潰してやる!」


「封印から手を引くか、それとも死か」


「おまえを守るために、俺はおまえの守護者になるといったんだ」


「おまえごと鬼斬丸を壊す!」


「守護者が姫を守らずに、守護者といえようか」


「暗く深い絶望ほど、希望の光はよく見える」


「俺たちは、一緒に生きて!帰る!」


「今この場で世界が終わってもいい。

――お前が好きだ」




せっかく生きたいと思ってくれたのに。

ここで死んでしまっていいはずがないじゃないの!

あたしの命に代えたって――守ってみせる!





――ある日、夢を見た。

赤い髪の毛の男の子が謝っている夢を。

すまない、すまなかったと。

何度も、何度も…。


それが千年のことだということとか。

鬼斬丸という刀が存在することとか。

玉依姫の存在とか。

鬼斬丸アーティファクトを狙った集団がいることとか。

その時のあたしは、まだ何も知らないのだ――。