つづくことば その10

次の言葉の続きを考えましょう。

詩や小説のタイトルにするのも可


10個目に突入したぜ!
相変わらず、推敲をしない、デンジャラス構成だぜ!(すいません
アオハルのノリとテンションが詰め込まれてやがるぜ!!
それでは、ごーごー↓

*まだ暗い夜明けに
まだくらいよあけ
めんどり一羽、啼きました。
するとそらからきんきらと
隕石たくさんふってきて
僕らのせかいは三つに四つに五つにばらばらばらりん。
狂ったようにきゃあきゃあとめんどり二羽が啼いていて
お前が啼くからせかいが亡ぶと、
どこかのだれかが煌めく狂気で
どこかのだれかをまっかにそめた。
ああ。ここは。
世界の果て。
赤と絳と紅に塗れた、めんどりのなく地。


雌鶏が啼くのは不吉の兆候、というのは有名な話ですよね。
なぜ、雌の鶏ちゃんは啼いてははいけないのか。


*鳥が鳴いて
かなりや、かなりや。
お嬢さんは小鳥がお好き。
かなりや、かなりや。
その小鳥の名はセレーネです。
かなりや、かなりや。
美しき金色の小鳥。
かなりや、かなりや。
お嬢さんのたった一人のお友達。
かなりや、かなりや。
ある日、森の中のお嬢さん。
セレーネ片手に彷徨い歩き、
やがて失う帰り道。
哀れ、小さなお嬢さん。
大きな大きな森の中、
一人しくしく泣きまする。

かなりや、かなりや。
どうかわたしをお慰め。
けれど人語は解さぬ鳥が
返す言葉は何もなく。
かなりや、かなりや。
ひとりぽっちのお嬢さん。
暗い暗いほらの中、
ひとりぽっちで夜を明かす。
かなりや、かなりや。
どうかわたしとおしゃべりしゃべり。
ひとりぽっちのお嬢さん。
セレーネ片手にしくしくくすん。
零れる涙は真珠の輝き。
伝う悲しみはダイヤの煌めき。
かなりや、かなりや。
どうかわたしにお慰み。
お嬢さんの哀歌のみが響きわたる。
すると、かなりや、ふと顔もたげ、
ぴいるらぴるら
歌うたい。
かなりや、かなりや。
そなたはああ。
人語を解すさかしき鳥よ。
情緒に明るいさとき鳥。
ひとりぽっちのお嬢さん。
かなりやとともに
ぴいるらぴるらと
歌うたい。
そうしてそのまま
死んじゃった。


カナリアは毒ガス検知に使われていたそうですね。
今はさすがに使ってないのかな?


*いつか殺すための指
親指はあなたの首を締めるため。
人差し指はあなたの瞳を潰すため。
中指はあなたの頬を貫くため。
薬指はあなたに毒を呑ませるため。
そうして
小指はあなたとの縁を断ち切るため。


*悲しくないように
あなたと一緒に生きたげる。


*キスがいっこ
愛はたくさん。


*それからあなたが笑う

一目ぼれして今年で三年目。
初めて彼と同じクラスになったの。
中学生活最後の年で、去年もおととしもダメだったから、今年もきっと別のクラスだろうってあきらめてたのに。なのに、最後の最後で神様はわたしの片想いを応援してくれる気になってくれたらしい。
憧れの彼と同じクラスになりました。
しかも、神様、いままでサボってたぶんの罪滅ぼしか何かなのだろうか、クラス替え初日、わたしの隣にはその彼が座っています。
……どう考えても出血サービスすぎです。神様。
いままで二年間、声を掛けることもままならなかったのに、急にこんな、急接近。わたしのハートが耐えられれるわけがありません。ああ。折角隣に彼がいるのに、まったくもって隣が見れない……(こんなにも見たいと思っているのに!!)。
「崎川さんさあ、」
結局、一言もしゃべれないまま、ホームルームは終わり。
ああ、今日は喋れませんでした、なんてしょんぼりと肩を落としながら、帰る支度をしていると、不意に隣から声を掛けられました。瞬間、身体が硬直します。
少し掠れた、低めの声。
わたしが何度、妄想したかしれない彼の声。
「なっ、なんでしょう!?」
ぎぎぎ、と油をさしていない機械みたいなぎこちなさでわたしは彼の方へ向き直りました。怪訝そうな少年の顔。くらくらと眩暈がしました。だめです、神様。片想い歴二年の女に急にこんな幸福。幸せを感じるより早く心臓が止まって死んでしまいます。
「崎川さんさあ、」
また、名前を呼ばれました。
どきん、とハートが跳ねあがって、わたしは思うように返事ができません。今、声を出すときっと、きっと裏返ってしまうのです!
「俺のこと、嫌い?」
きょとん、と首を傾げられました。
「えっ!?」
不安そうなその顔にわたしは思わず驚きが漏れます。
どうして。
どうしてそうなるのですか。
あなたがわたしのことを嫌うことはあっても(ぜひとも考えたくないことなのだけれど)、わたしがあなたのことを嫌いになることなんて、天地がひっくり返ってもありやしないのに!
わたしは不意打ちの言葉に茫然となりました。
まさか。
そんな。
どうして、わたしがあなたのこと。
だけれど、それを口にするには勇気が足りなくって、不安そうな顔の彼になんとかそれは一体全体あなたの愉快な誤解ですと言いきりたいのに、言葉が出ない。
「ち、ちがいます、よ……?」
辛うじて絞り出したのは、そんなこころもとない言葉。
「そう、なの?」
彼はいまだ不安げなままで。
わたしはこんなにあなたのことが好きなのに。
わたしはこんなにあなたのことが好きなのに!
なんだかひどくやけくそな気持ちになって、「そうよ!」と今度は大きく頷きました。
「わたしが結城君のこと、嫌いなわけないです! 嫌いなんてありえないです!」
寧ろ、好きなんだもん!
……ここまではさすがに言えませんでしたけれど。
怒ってるんだかなんだかで顔を真っ赤にして訴えるわたしに、結城くんは思わず、といった風に吹き出しました。
「かっ、からかっていたのですか!?」
くすくすと笑いだした少年にわたしは(今度は羞恥で)顔を赤らめました。
「ううん。違う。からかってない、無いんだけど……」
なんだかおかしくって。
箸が転がってもおかしいお年頃。
くすくす笑い出した結城くんはツボに入ってしまったらしくって、そのままけらけらと笑い続けています。
「もう、なんですか!なんなんですか!なんにもおかしくないですよ!」
「うん。うん。そうだね、ごめん。……いや、嫌われてるのかと思ったから、安心した」
目じりの涙を拭きながら(笑いすぎです!)、結城くんはふっと吐息しました。
「安心って?」
「えっ!?ああ、いーや。なんでもないよ」
なぜだかほっとしたような結城くん。きょとんと首を傾げたわたしに結城くんはぎくりと顔をこわばらせました。
「なんでもない!……じゃあ、崎川さん、」
また明日!
まるでわたしから逃れるように。
結城くんはばたばたと教室を後にしようとします。
「あっ、うん!……あしたも、お話して、いいかな!?」
おずおずと訊いたわたしに、
「あったりまえじゃん!」
結城くんは、ひまわりみたいな笑顔を向けてくれました。


お疲れさまでした。


感想などありましたら…

*プロットなし、行き当たりばったりで話を進めてはいけないと思います→結城くんと崎川ちゃんのやつ。恋する女の子って、英文をそのまま和訳したみたいな、英文学を和訳したみたいな感じの日本語(ジョジョで使ってる感じの日本語)があうとおもいます。なんかこう、表現が全体的にオーバーな感じ、というか。問題はそれをわざと作り出すとなるとなかなかどうして難しいということなのですが(笑
いろんな文体を書けるようになりたいですね。頑張ります。
なんだか、少女漫画なNL書きたいなあって感じです。
上から二個目はナーサリーライムスみたいな感じで作りたかったやつです。マザーグースみたいなのですね。マザーグースは訳している人がうまいんでしょうね、ものすごく読んだ瞬間のごろ、というか読み心地が良い詩です。リズムとテンポがたまらなくいい。
詩はリズムとテンポを重点に作るのが好きなのですが、なかなか難しいです。こう、一定の心地よい「リズム」を作り出すのがなかなか。日本人の場合だと、やっぱり五・七の繰り返しなのかな、と思ったり。
そう考えると、やっぱり和歌はすごいなあ。とんとんとーんっていう勢いを殺さずに詠み手の想いを伝えることができるんだもん。和歌を詠むのがうまくなりたいです。そういう意味では俳句も好きなのですが、いろんな修辞技法のある和歌に惹かれてしまいます。掛詞やら縁語やら枕詞やらを盛り込んだ和歌を一瞬で思いつく平安貴族の方々は矢張り天才だったのだろうなあ……とか、思います。だって、すごすぎる。


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[2013.1120]




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