「ハロウィンといえば、これしかないでしょ!」

「仮装か。芸のない……」

「フフ…甘い、甘いぜセブルス君!」

「教師を呼び捨てにするな。…グリフィンドール、5点減点」

「ぐふっ、減点になんてめげないもん!ただの仮装じゃないかんね!」

「もったいぶらずに早く見せろ。我輩とて暇ではない―――ッ」

「ジャジャーン!どう?すごいでしょー!私の力作なんだよ!」

「な…な…な…っ」

「包帯全身に巻くの大変だったんだから……」

「ほ、ほどけておるぞ……」

「うふ♪これはね、わ・ざ・とですよ。この先はね……」

「この先は…?」

「愛しの教授様、アナタがほどいてくれる?ちなみにね、この包帯の下はなんにもつけてないんだ〜」

「ブホッ……な、レイ、お前という奴は…ッ!」

「それじゃあお約束なので一応言っておきますけど……Trick or Treat?」

「………Trick」


スネイプはそう囁くと、あなたの包帯に手をかけてきた。




(…グリフィンドールに5点追加)
(私、たった5点なの?)
(馬鹿者…お前に価値などつけられぬ)

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