そして夢見る夜は沈むように溶けて消ゆる///


赤いひび割れた世界。
ここはどこかしらね。

冗談よ。
ここは夢の中でしょう?
私だって、知っているのよ。

違うわ、私だから知ってることもあるのね。
だから、ここでは「****」っていえないの。


「、キミは?」
「あら。はじめまして、ヘンリー・タウンゼント。
私は、ルーナっていうのよ。」
「な…名前を、知っているのか?」
「えぇ、私も夢の一つだからね。きっと。」

私がからからと笑えば、ヘンリーは不思議そうな顔をした。
そんな顔をしないでよ。知ってるものは知ってるって、ただそれだけなんだから。

ただそれだけなの。

なんだっていいの。
どうだっていいんだもの。

本当よ、ほんとうに、ほんとう。




mae  tugi
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