〜if〜元気主がアニメ版DIO様を見たら


「ブッフォ!」
「どうしたユウリ」
「ふっふふふ、ありえねー!それ何!?それ何なんスか?ズ、ズボン!?え?ズボン何スか?だって!だってそれぇーーえーふっ、アハハッだめだこれ笑っちゃう!だってそれ、え?ベルト?緑でハートでゴテゴテしてるッスけどベルトッスよね?ベルトがあるのに、あるのに何で、何で……ブフックッフフッ、それ、サイズ絶対間違ってるッスよ、足りてないッスもん!明らかに!長さが!足りてない!!ベルトしてるのに腰までズボンが入ってない!そんなんで承太郎と戦うつもりッスか!?絶対戦ってる最中にずり落ちてくるやつッスよね!余裕?余裕なんスか!?承太郎なんてずり落ちてくるズボンを片手で引き上げながらでも戦えるぜってことなんスか!?何かもう面白すぎて腹立ってきたッスわ!」
「突然笑われたと思えば怒られ始めた私の身にもなってみろ。大体、この服はお前の愛しのテレンスが作ったものだぞ!!」
「…う、うわースッゴーイ!!流石テレンスさん!ハイセンス!!いやー自分には分からない良さがあるッスね!いやでもよくよく見るとDIO様が着るに実に相応しい服ッスね!最高ッス!」
「お前の変わり身の早さは尊敬したくなるレベルだな」
「ユウリの分も用意してあげますよ」
「うわぁ!テレンスさん!いつの間に!?って、えっちょっ、ま、待って」
「さぁ、採寸しましょうね。子供は成長が早いですから」
「DIO様!DIO様助けて!!」
「私を笑った罰だユウリ。精々楽しんでこい」
「そ、そんなーーー!」









「って、夢を見たんス」
「それは悪夢ですか?それとも面白い夢として聞けば良いのですか?」
「りょ、両方?スかね?テレンスさんお願いなんでそんな服作らないで下さいッス。自分笑いすぎて死んじゃうッスから」
「大丈夫ですよ。私はキチンと作りますから」



そうして完成した本誌版DIO衣装を見てまた笑い転げるのはもう少し先の話。



ちゃんちゃん♪

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