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Short Short Log

02真顔で言ってるお前が気持ち悪い

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「リリーのあれは照れ隠しだ」
クィディッチの練習を終え、泥だらけになったユニフォームを着替えもせずに真っ直ぐライムの方へと向かってきたジェームズは、開口一番真顔でそうのたまった。
ああ、とうとう頭までイカレたのか、と哀れむように見上げれば、それを感じ取ったのかジェームズは何処かむっとした様に眉を寄せた。
「ねぇ、聞いているかい?」
「うん。ジェームズの頭が残念だってことはよくわかった」
「違う!!」
「何処が?というかその自信は何処からくるのか不思議で仕方がないんだけど」
「…君って本当に辛辣だよね」
「ジェームズって本当に馬鹿だよね。頭はいいのに」
「君って本当に容赦無いよね。顔はいいのに」
「大きなお世話よジェームズ・ポッター。リリーに貴方の悪戯の全容教えてあげましょうか?」
「ごめんなさい君は本当に優しくて素敵な女性だよ僕は君を信じているよ心から!」
「今度言ったら眼鏡割るわ」

(ジェームズ/title by 揺らぎ)

とにかくウザったいジェームズが書きたくて書いた2年前のメモ

 

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