「きみを死なせないための物語」について…未来の宇宙を舞台に、人間とは、愛とはを問う壮大で硬派な作品 〈吟鳥子、月刊ミステリーボニータ、きみを死なせないための物語(ストーリア)〉
〔きみを死なせないための物語(ストーリア)〕
10th.Mar.2018
読書メモから転載。
■きみを死なせないための物語(ストーリア)
吟 鳥子
月刊ミステリーボニータ
コミックス最新刊3巻、3/16発売
少女漫画
硬派
SF
群像劇
○ストーリー
人類が地球に住めなくなった未来、
地球の近くに浮かぶコロニー的なものが舞台
新環境に適応した少数の新人類と多数の旧人類と、
ダフネー症という奇病を患い、それが原因で差別され迫害される人々
(この患者たちもある意味別種の新人類)が登場する世界で、
人間とは、愛とは何なのかを問う壮大なストーリー
だと思う
管理されたユートピア
宇宙空間で、使用可能なリソースが限られているために、
人類にとって不要と判定された人間は生存を許されない社会
"管理されたユートピア"という舞台設定の一部として、
LGBTやポリティカル・コレクトネスなど
我々の現代社会が抱える様々な要素が扱われている
○コメント
少女漫画で硬派なストーリーのSF
(※ハードSFという意味ではなく、ストーリーが硬派)は珍しいと思うけど
むしろこういった硬派なストーリーは
現代だと少女漫画じゃないと難しいかもしれない
手塚治虫作品や30〜40年前の少女漫画では
こういった壮大なテーマの作品がちょくちょくあった気がする
○暫定評価
90点
私は普段青少年向け作品を主に読んでいることもあり、
この作品のストーリーは独自性が高いと感じる
要注目
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