彼らにとっての素敵なお姫様(丁重に扱うとはいっていない)
〔その他漫画・アニメ等〕
2nd.Feb.2018
「魔人探偵脳噛ネウロ」「DINER ダイナー 漫画版」
「辺獄のシュヴェスタ」を読んで、一つわかったことがある。
人の苦痛に強い関心を持つ描き手は、自分の嗜好を満足させる存在として
「めげない心を持った前向きな若く美しい女性」を
作中の重要な位置に登場させるらしい、ということ。
ヤコもオオバカナコもエラも、
みんな主人公や「ドラえもん」でいうのび太ポジションだ。
作者ではないけど、「S.O.S.」でも、
作中のストーカーは好意を持った女性に故意に試練を与えていた。
そうすることによって、より相手の素敵な面が見られるからといって。
それはちょっと解る。
ああいう嗜好の人というのは、
気に入った相手が苦境にあって折れてしまうところではなくて、
強さを発揮して折れないところを見たいものなのだと思う。多分。
試練を与えるのは、苦境を乗り越えるときにその人の美点がより一層輝くから…。
風を受けた蝋燭の灯りは、風が強すぎれば消えてしまうが、
そうでなければ煽られてより一層まばゆい光を放つ。
「ダイナー」の作者も、カナコに対して酷い扱いばかりするけど、
あれはあれでカナコを気に入って大切にしているんだろう。
健全だとは思わないけど。
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