とんがり帽子のアトリエ 感想(3) 魔法使いの青年キーフリー…少女が憧れを抱く「大人」 〈白浜鴎、モーニングtwo〉
〔とんがり帽子のアトリエ〕
12th.Jan.2018
とんがり帽子のアトリエ
感想(3)
○魔法使いの青年キーフリーについて…少女が憧れを抱く「大人」
ある日主人公の店にやって来た頼りなげな青年・キーフリー(推定20代半ば)が
主人公を魔法の世界に連れ出す展開が起きるところでは、
このキャラが「魔法使いの嫁」の魔法使いにあたるポジションで、
何の取り柄もない不遇な少女の元に
地位と権力と実力を持った白馬の王子様のような男性が現れて
別の世界に連れ出して、
連れていかれた先の世界で主人公が
競合相手である同じ後宮の女たちや意地悪な女官たちにいじめられつつ
王子様に守られて全肯定してもらえる、という
ありがちな物語(「まほよめ」はそういう物語だと思う)
になるのかと思ってとても冷めた視線で見てしまった
が、そんなことはなかったぜ
ありがちでつまらない恋愛ものではなかった
10代前半の女の子ばかりを生徒に取っているこの青年は、
現代の日本ならロリコンの疑いありとしてあらぬ嫌疑をかけられそうだけどw
魔法使いの青年は、10代の少女にとって
自分にない知識、経験、分別といったものを持っている存在として
憧れをもって見る「大人」のポジションなのだと思う
しかし「イケメガネ」と作中で評されてるところをみると
(個人的にはそう思えない。
なでしこの澤と素手ゴロで殴り合ったら
こてんぱんにのされそうなひょろさだ)
作者は主人公に思慕されうる対象としてもこのキャラを描いているのだろう
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